興味あり
最近、米国株に投資してる人が増えてるよね?
なんでなんだろう?
こんな疑問にお答えする為、本記事では米国株投資をするメリットを8つ紹介します。
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
米国株投資を始めるなら、店頭証券窓口よりも手数料が安いネット証券がおすすめです。
以下の記事で主要なネット証券であるSBI証券、楽天証券、マネックス証券の特徴や手数料、メリットデメリットなどを通して、米国株を有利に行うポイントを紹介しています。
良ければ参考にしてみて下さい。
結論:【米国株投資のメリット】多くの人が米国株を買う6つの理由
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
米国株に投資する人が増えているのにはやはり理由(メリット)があります。
過去の株価上昇や現在の米国企業のブランド力という実績や、今後の人口増加という将来予測の観点からも、米国株は今後も世界の主軸になり得ると期待しています。
また連続増配年数25年以上の「配当貴族」と呼ばれる企業が日本では1社のみに対し、米国では120社以上もあります。
高い株主還元意識があることと同時に資金がなければ連続増配は続けられない為、米国株の高い収益性も証明する数字と言えます。
ただし、どんな投資にもデメリットはありますので、しっかり両面を理解して投資することが重要です。
またデメリットに対しても対策をとることは出来ますので、対策内容についても紹介します。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
多くの人が米国株を買う6つの理由
それでは早速、多くの人が米国株を買う理由=メリットをご紹介します。
一つずつご説明します。
米国株は長期で値上がりが続いている
下のグラフは米国の代表的な株価指数であるS&P500指数と、日経平均に連動する日経225とを比較したグラフです。
1983年の年初から2022年末までの約40年間での株価の比較です。
このチャートを見て分かる通り、米国のS&P500指数は長期にわたって高い上昇を示していて、そのパフォーマンスはなんと40年間で約+2,700%!
100万円だった資産が2,800万円になる計算です。
もちろんずっと右肩上がりだったわけではなく、この40年の間には以下のような荒波がありました。
- 1990年頃をピークとするバブル上昇とその後のバブル崩壊(日本市場)
- 2000年のITバブル崩壊(米国市場)
- 2008年のリーマンショック(米国、日本)
- 2020年のコロナショック(米国、日本)
こういった大きな下落等も乗り越えて、そのたびに力強く上昇することで米国市場は大きく成長してきています。
米国は今後も人口増加が続く見込みで、生産も消費も増え続ける
上のグラフは米国の人口増加の将来予測を示したものです。
2060年にかけても人口は増加する予測で、それに伴い消費、支出も増え、GDPも成長していく見込みです。
それに対して日本は今後少子高齢化が進み、人口は減少が予測されています。
下のグラフのように、米国も先進各国と同様に出生率は高くない水準ですが、今後も人口増加が予測されるのは移民の影響が大きいです。
少子化=人口減少に悩む他の先進国を尻目に、移民の力によって今後も最強国家を維持し続けると予測されます。
高いブランド力を持つ銘柄が多い
上図は世界最大のブランディング専門会社であるインターブランド社が提供する、ベストグローバルブランド2022のベスト20位までを示しています。
1位から20位までの内、Samsung、Toyota、Mercedes-Benz、BMW、Louis Vuitton、SAPを除く14社が米国の企業です。
日本企業でランクインしているのはToyotaの1社のみです。
商品内容に差がなければ、どちらの商品を選ぶかの判断にブランド力は大きく影響します。
それは個人の場合も企業の場合でも同様です。
大量に飲料を仕入れる先は、ペプシコーラではなく、コカ・コーラになることが多いはずです。
株式市場の規模が大きく、世界中から米国市場に資金が集まっている
上図は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の国、地域別構成比率を示しています。
ご覧の通り全体の62%が米国を占めています。
全世界の株式の動きに連動するインデックスファンドの半分以上を米国が占めるということは、米国の株式市場がそれだけの規模を持つということです。
前述のように米国の株価は長期で見ると上昇を続け、高いブランド力を持つ魅力的な企業も多いため、今後も米国の株式市場には世界から資金が集まっていくと予測することが出来ます。
連続増配している銘柄が多い
米国には長年に渡り連続で増配を続ける銘柄が多数あります。
連続増配年数が25年以上の企業を「配当貴族」、連続増配年数50年以上の企業を「配当王」と呼びます。
日本企業で25年以上連続増配を続けている企業は「花王」の1社のみです。
それに対して米国の配当貴族は120社以上あります。
これだけ米国が連続増配を続けるのには、株主第一主義の考えがあり、株主の意見は非常に強い影響を与えることが背景にあります。
もちろん、土台として高いブランド力に裏付けされた収益性の高さがあります。
米国 | 日本 | |
連続増配25年以上 「配当貴族」 | 120社以上 | 1社 |
連続増配50年以上 「配当王」 | 40社以上 | 0社 |
米国の「配当王」、「配当貴族」の銘柄については以下の記事でまとめていますので、良ければ参考にしてみて下さい。
米国株は1株から購入できる
米国株投資の大きなメリットの一つはGoogle、Apple、Microsoftなど有名な銘柄を1株から購入できることです。
それに対して日本は100株単位での投資が基本で、株価が1,000円だとしても100株単位で投資するには10万円の自己資金が必要になります。
たとえばトヨタ自動車の株価は1,863円(2023年3月2日時点)ですから、約19万円の自己資金が必要です。
米国株であれば1株数千円~数万円程度でどの株でも購入できます。
最近は日本株でも1株単位で購入できる証券会社は増えつつありますが、あくまでも原則は100株単位での取引です。
まだ資金が少ない投資初心者こそ、少額から始められる米国株投資がおすすめできます。
興味あり
米国株投資にはこんなにメリットがたくさんなんだね!!
興味あり
でもメリットだけなのかな?
もちろんデメリットも紹介します
米国株投資のデメリット
デメリットもしっかり把握した上で納得して投資することが必要ですので、デメリットについてもご紹介します。
一つずつご説明します。
どの時期でも右肩上がりというわけではない
先ほどご紹介した通り、米国株は40年間で約+2,700%と、長期で上昇を続けています。
ただし、例えば2000年頃から2012年頃までの間のように、一部の期間においては横ばいの期間はあります。
また常に右肩上がりというわけではなく、
- 2000年のITバブル崩壊
- 2008年のリーマンショック
- 2020年のコロナショック
といったような暴落のタイミングももちろんあります。
しかしその暴落の度に米国株は力強く回復し、長期で見れば右肩上がりで上昇を続けています。
以上のように一定の期間だけの投資では当然下がってしまう可能性はありますので、あくまでも長期で持ち続けることが重要になります。
また暴落のタイミングは世界中のどこに投資したとしても起こることで、視点を変えると暴落は安く株を購入できるチャンスとも言えます。
為替の影響がある
株価と同様に為替は常に変動しているので、米国株の資産は1米ドルが何円かという為替相場によって増減します。
例えば1株255ドルのマイクロソフト(MSFT)の株を買う場合、(以下は手数料等の諸経費を除く)
- 1ドル135円なら1株 34,425円で購入可能
- 1ドル105円(1ドル135円に対し円高)なら1株 26,775円で購入可能
- 1ドル155円(1ドル135円に対し円安)なら1株 39,525円かかる
というように、米国株を買うなら円高の方が得をします。
ただし逆に円安になると米国株の評価額は上昇し、売るなら円安のタイミングの方が得をします。
しかし為替相場がどう動くかを読むことは株価以上に難しいです。
さらに株式には複利が働きますが、為替には複利はありません。
- 為替:1ドル135円 → 10年後に100円になっても-35%
- 株式:100円を年利5%で運用すると10年後には福祉が効いて163円になり、+63%
というように、長期で持つことを前提にすると年数が経つほど株式のリターンが大きく、為替の影響が小さくなります。
さらに前述の通り米国株式は長期的には右肩上がりで成長していくこと予測されている為、為替相場よりも株価の動きに注目して投資した方が効率的です。
また、見方を変えると米国株投資は円ではなく米ドルで金融資産を持つということで、日本株投資は円で金融資産を持つということです。
- ドルが上がってドル高になると円は下がって円安になる
- 円が上がって円高になるとドルは下がってドル安になる
世界の基軸通貨はやはり米ドルなので、その米ドルを持たずに全て円資産で持つこともリスクになります。
配当金は二重課税される
米国株の配当金は、上記のように米国現地での課税後、さらに日本での課税もされ、二重で課税されてしまいます。
日本株の配当金では日本での課税(同様に20.315%)のみなので、米国での課税分余計に税金を取られてしまうことになります。
※ちなみに20.315%の内訳は以下です。
国税15%
地方税5%
復興特別所得税0.315% ※2037年まで
ただし、確定申告で「外国税額控除」を申請することで、その二重で課税している米国現地での課税分の一部を取り戻すことが可能です。
外国税額控除のやり方については以下の記事で詳しくまとめていますので、良ければご確認下さい。
興味あり
米国株投資をやりたくなった!
でもどうやって始めたらいいの??
興味あり
証券会社ってどこを選んだらいいの??
では米国株投資を始める為のネット証券を紹介します
米国株投資を始める為のネット証券を紹介
主要なネット証券3社の主要な特徴は以下の通りです。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
取引 手数料 | 約定代金の0.495% (最低0円、上限22ドル) | 約定代金の0.495% (最低0円、上限22ドル) | 約定代金の0.495% (最低0円、上限22ドル) |
為替 手数料 | 買付:0銭 売却:0銭 | 買付:0銭 売却:0銭 | 買付:0銭 売却:25銭 |
米国取扱銘柄数 | 約5,600銘柄 | 約4,900銘柄 | 約5,000銘柄 |
特定口座/ NISA口座 | 〇 対応 | 〇 対応 | 〇 対応 |
取引ツールの使いやすさ | シンプルでわかりやすい取引画面 | シンプルでわかりやすい取引画面 | 玄人好みで豊富な機能の取引画面 |
口座開設 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
証券会社にはそれぞれ特徴があるので、どの証券会社を選ぶかはみなさんそれぞれの投資目的、何を優先するかによって変わります。
以下の記事で、各社の特徴や手数料、メリットデメリットなどを通して、米国株を有利に行うポイントを紹介していますので、良ければ参考にしてみて下さい。
まとめ
本記事では
- 多くの人が米国株を買う6つの理由
- 米国株投資のデメリット
- 米国株投資を始める為のネット証券を紹介
について解説しました。
米国株に投資する人が増えているのにはやはり理由(メリット)があります。
過去の株価上昇や現在の米国企業のブランド力という実績や、今後の人口増加という将来予測の観点からも、米国株は今後も世界の主軸になり得ると期待しています。
また連続増配年数25年以上の「配当貴族」と呼ばれる企業が日本では1社のみに対し、米国では120社以上もあります。
高い株主還元意識があることと同時に資金がなければ連続増配は続けられない為、米国株の高い収益性も証明する数字と言えます。
ただし、どんな投資にもデメリットはありますので、しっかり両面を理解して投資することが重要です。
またデメリットに対しても対策をとることは出来ますので、対策内容についても紹介しました。
皆さんの投資に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
米国株投資を始めるなら、店頭証券窓口よりも、手数料が安いネット証券がおすすめです。
以下の記事で主要なネット証券であるSBI証券、楽天証券、マネックス証券の特徴や手数料、メリットデメリットなどを通して、米国株を有利に行うポイントを紹介しています。
良ければ参考にしてみて下さい。
私は長期投資を前提として、米国投資では長期で安定して連続増配を続ける連続増配銘柄を好んで投資しています。
米国の「配当王」、「配当貴族」の銘柄については以下の記事でまとめていますので、良ければ参考にしてみて下さい。
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