
興味あり
米国のシンタス(CTAS)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではシンタス(CTAS)について銘柄分析を行いました
シンタス(CTAS)はアメリカに拠点を持つ、米国で最大シェアのユニフォーム(制服)の製造、レンタル、販売等を行う企業です。
配当金による株主還元にも積極的で、連続増配は39年で、配当貴族に名を連ねます。
- シンタスの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- シンタスの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- シンタスの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- シンタスの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ資本財セクターの「スリーエム(MMM)」、「キャタピラー」、「ロッキード・マーチン(LMT)」なども紹介しています。
結論:[連続増配39年]シンタス:CTASの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<シンタスの配当金情報>
- 利回り:約1.0%~2.0%の低めの水準間で推移
- 増配率:2011年からの平均で約20%の高い水準を確保
- 配当性向:約30%~40%程度の低い水準で推移
<シンタスの株価情報>
- 株価:コロナショック前の株価は更新し、右肩上がりで上昇傾向
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<シンタスの銘柄分析>
- 事業:米国で最大シェアのユニフォーム(制服)の製造、レンタル、販売等を行う企業
- 業績:売上高、営業利益、営業利益率共に右肩上がりで順調に増加
<シンタスの今後の見通し>
- 作業服市場の市場規模拡大に伴い、今後も成長に期待するが、ロボット、無人店舗の増加等には注意が必要
シンタスは米国オハイオ州に本社を置く、米国で最大シェアのユニフォーム(制服)の製造、レンタル、販売等を行う企業です。
39年も連続で増配し配当貴族に名を連ねていて、さらに高い増配率、S&P500、高配当ETFを上回る高いトータルリターンが魅力です。
今後も作業服市場の市場規模拡大に伴い成長が期待されますが、ロボット/無人販売店の増加による制服需要の減少には注意が必要です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
シンタス:CTASの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
CTASの配当利回りの推移
シンタス(CTAS)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは約1.0%~2.0%の低めの水準間で推移
CTASの配当額の推移
シンタス(CTAS)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 2020年までは年1回の配当支払い
- 年度毎では毎年右肩上がりで増加傾向
CTASの増配率の推移
シンタス(CTAS)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 年毎の変動は大きいが、上記平均約20%の高い水準を確保
CTASの配当性向の推移
シンタス(CTAS)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 約30%~40%程度の低い水準で推移

興味あり
増配率が高くて魅力的だね!
株価はどうかな?

では株価関係の情報についてご紹介します
シンタス:CTASの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
CTASの株価
シンタス(CTAS)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の株価は更新し、右肩上がりで上昇傾向
CTASとS&P500とのトータルリターンの比較
シンタス(CTAS)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年8月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る
CTASと高配当ETFとのトータルリターンの比較
シンタス(CTAS)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る
CTASと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
シンタス(CTAS)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。

- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで上回る

S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!!
どんな会社なの?

では銘柄に関する情報についてご紹介します
シンタス:CTASの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
CTASの基本情報
シンタス(CTAS)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | CTAS(シンタス) |
本社所在地 | 米国オハイオ州シンシナティ |
設立日 | 1968年 |
従業員数 | 約4.3万人 |
セクター | 資本財 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 495.13 ドル※ |
配当利回り | 1.08 %※ |
連続増配年数 | 39年 |
採用指数 | S&P500 |
シンタス(CTAS)はアメリカに拠点を持つ、資本財セクターの大型銘柄です。
連続増配年数は39年で配当貴族に名を連ねます。
CTASの主な事業内容
シンタス(CTAS)の主力商品は以下の通りです。
シンタス(CTAS)の主力サービスはユニフォーム(制服)のレンタルです。
シンタスの担当者が事業所等に来て、着用した衣服を受け取り、次の週に各労働者の清潔なユニフォームを渡すというような流れです。
制服の管理を従業員に任せると多少汚くても気にしないタイプがいたりもしますが、シンタスに任せれば衛生面で確実かつ体格違い等の在庫管理も不要になります。
CTASの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
シンタス(CTAS)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高、営業利益、営業利益率共に右肩上がりで順調に増加
CTASのEPS(1株当たり利益)
シンタス(CTAS)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- 順調に右肩上がりで増加傾向

S&P500や高配当ETFよりトータルリターンがいいんだね!!
業績も順調でいいね!!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
シンタス:CTASの今後の見通し
シンタス(CTAS)は主に以下の理由から、今後も成長が期待できると考えられます。
- 米国の人口は今後も増加傾向
- 米国の作業服市場は今後も増加する予測
米国の人口は今後も増加する傾向が予測されていて、それに伴い就業人口も増加が予測されています。
また、作業服市場の市場規模も下記グラフのように2022年~2030年の間で年率約+4.9%で増加していく予測です。
ただし、今後は作業者がロボットに代わったり、無人販売店が増加したりすることによる影響には注意が必要です。

まとめ

本記事では、
- シンタスの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- シンタスの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- シンタスの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- シンタスの今後の見通し
について解説しました。
<シンタスの配当金情報>
- 利回り:約1.0%~2.0%の低めの水準間で推移
- 増配率:2011年からの平均で約20%の高い水準を確保
- 配当性向:約30%~40%程度の低い水準で推移
<シンタスの株価情報>
- 株価:コロナショック前の株価は更新し、右肩上がりで上昇傾向
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<シンタスの銘柄分析>
- 事業:米国で最大シェアのユニフォーム(制服)の製造、レンタル、販売等を行う企業
- 業績:売上高、営業利益、営業利益率共に右肩上がりで順調に増加
<シンタスの今後の見通し>
- 作業服市場の市場規模拡大に伴い、今後も成長に期待するが、ロボット、無人店舗の増加等には注意が必要
シンタスは米国オハイオ州に本社を置く、米国で最大シェアのユニフォーム(制服)の製造、レンタル、販売等を行う企業です。
39年も連続で増配し配当貴族に名を連ねていて、さらに高い増配率、S&P500、高配当ETFを上回る高いトータルリターンが魅力です。
今後も作業服市場の市場規模拡大に伴い成長が期待されますが、ロボット/無人販売店の増加による制服需要の減少には注意が必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ資本財セクターの「スリーエム(MMM)」、「キャタピラー」、「ロッキード・マーチン(LMT)」なども紹介しています。
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