
興味あり
VIGは分配金をどれくらいもらえるの?
株価は?構成銘柄は?詳しく知りたい!

本記事ではこんな疑問にお答えする為、VIG(バンガード・米国増配株式ETF)について紹介します
VIG(バンガード・米国増配株式ETF)は、10年以上連続で増配する銘柄で構成された連続増配株ETFです。
配当(分配)金もどれくらいもらえるのか、魅力になる増配率もこれまでどうだったのか気になるところだと思います。
この記事では分配金を中心に、VIGの特徴やどんな方におすすめ出来るかについてもご紹介します。

興味あり
VIGは分配金をどれくらいもらえるの?
株価は?構成銘柄は?詳しく知りたい!

本記事ではこんな疑問にお答えする為、VIG(バンガード・米国増配株式ETF)について紹介します
VIG(バンガード・米国増配株式ETF)は、10年以上連続で増配する銘柄で構成された連続増配株ETFです。
配当(分配)金もどれくらいもらえるのか、魅力になる増配率もこれまでどうだったのか気になるところだと思います。
この記事では分配金を中心に、VIGの特徴やどんな方におすすめ出来るかについてもご紹介します。
- VIGの分配金情報(利回り、増配率)
- VIGってどんなETF?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較)、構成銘柄、構成セクター)
- VIGはこんな方におすすめ
高配当ETFである「VYM」、配当成長ETFである「DGRW」との比較も以下の記事で詳しくまとめていますので、合わせてご確認下さい👇
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配個別銘柄を以下の記事でまとめていますので、個別株にも興味がある方は良ければ参考にしてみて下さい。
結論:【増配率の高さが魅力】VIGとは(2023年最新情報まとめ)
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<VIGの分配金情報>
- 利回りは約1.5%~2.5%の間で安定して推移
- 増配率は年毎の変動は大きいが、過去10年で平均約9%の高い増配率
<VIGってどんなETF?>
- 約289銘柄に広く分散され、’06年からの長い歴史があるETF
- 株価はコロナショック前の価格を超えるが、’22年は横ばい傾向
- トータルリターンはS&P500とほぼ同等
<VIGはこんな方におすすめ>
- 目先の高配当よりも、将来的な高配当がほしい方
VIGは米国籍の連続増配株ETF(上場投資信託)です。
約289銘柄に広く分散され、安定感があります。
また10年以上連続増配の銘柄で構成されており、過去10年の平均増配率は約9%で高い増配率も魅力です。
トータルリターンではS&P500とほぼ同等の数値を示している為、キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当収入)も両方を狙えるETFだと言えます。
ただし現在の配当利回りは高くない為、目先の高配当はいらないけど、増配により将来的に高い配当がほしいという方が投資対象の候補になります。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
VIGの分配金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 分配利回りの推移
- 分配額の推移
- 年増配率の推移
についてご紹介します。
VIGの分配利回りの推移
VIGの2011年以降における年間分配利回りの推移です。
※年間分配利回り = 年間分配金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 約1.5%~2.5%の間で推移
VIGの分配額の推移
VIGの2011年以降における分配額の数値及び推移です。

- 全体的に右肩上がりで順調に増加傾向
VIGの増配率の推移
VIGの2012年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 減配は2013年のみで、その他は上記平均で約9%の高い増配率をキープ
- 年度毎で変動は大きい

興味あり
利回りは高くはないけど安定してるし、しっかり増配してるね!
どんなETFなの?

ではETF情報、株価等についてご紹介します
VIGってどんなETF?
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 構成銘柄
- 構成セクター
についてご紹介します。
VIGの基本情報
VIGの基本的な情報は下記です。
※バンガード社のH.P.より情報を引用
ティッカー(正式名称) | VIG(バンガード・米国増配株式ETF) |
運用会社 | Vanguard社 |
ベンチマーク | NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス |
構成銘柄数 | 314銘柄 |
ファンド純資産 | 704.8億ドル※1 |
配当時期 | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 162.89ドル※2 |
配当(分配金)利回り | 1.89%※2 |
経費率 | 0.06% |
設定日 | 2006年4月21日 |
上記の基本情報から以下のようなポイントがわかります。
- 314銘柄以上に広く分散されている
- 経費率が非常に安い
- 設定日は古く、歴史が長い(暴落を複数回経験済み)
VIGの株価
VIGの週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の株価を超えるが、2022年以降は横ばい傾向
VIGとS&P500とのトータルリターンの比較
VIGと、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
VIG設定後の2007年から2023年7月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500とほぼ同等
VIGの構成銘柄(組み入れ上位10銘柄)
VIGを構成する289銘柄の内、上位10銘柄を示します。(2023.6.30時点)
銘柄(ティッカー) | 組み入れ割合 | 配当利回り※ |
---|---|---|
マイクロソフト(MSFT) | 4.99% | 0.83 % |
アップル(AAPL) | 4.70% | 0.53 % |
ユナイテッドヘルス・グループ(UNH) | 3.07 % | 1.48 % |
エクソンモービル(XOM) | 2.98 % | 3.37 % |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) | 2.95 % | 2.74 % |
JPモルガン・チェース(JPM) | 2.92 % | 2.56 % |
ビザ(V) | 2.53 % | 0.75 % |
プロクター・アンド・ギャンブル(PG) | 2.46 % | 2.39 % |
ブロードコム(AVGO) | 2.41 % | 2.08 % |
マスターカード(MA) | 2.27 % | 0.57 % |
- 均等割ではなく、組み入れ割合は強弱がある
- しかし一銘柄毎の組み入れ割合は少ない(分散が効いている)
- 配当(分配)利回りがあまり高くない銘柄も組み入れている(分配利回りだけで銘柄を選択していない)
VIGのセクター比率
VIGを構成する289銘柄のセクター比率を示します。(2023.6.30時点)
セクター名称 | 組み入れ割合 |
---|---|
情報技術 | 22.6 % |
金融 | 17.8 % |
ヘルスケア | 15.7 % |
資本財 | 13.1 % |
生活必需品 | 11.9 % |
一般消費財 | 7.2 % |
素材 | 4.4 % |
エネルギー | 3.1 % |
公益事業 | 3.0 % |
通信サービス | 1.2 % |
不動産 | 0.0 % |

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安心して持っていられそうなETFね。
どんな人に向いているのかな?

ではおすすめ出来る方の傾向をご紹介します
VIGはこんな方におすすめ

これまで紹介した情報から、VIGがおすすめ出来るのはこんな方だと考えられます。
- キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当収入)も両方バランス良くほしい
- 個別株を分析、管理するのは面倒
- 目先の高配当よりも、将来的な高配当がほしい
一つずつ紹介します。
キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当収入)も両方バランス良くほしい人
世の中には様々な株式投資手法がありますが、投資手法はあくまでも手段。
投資家の方それぞれで投資する目的は様々かと思いますが、その目的と手法が合っていればいいと思います。
VIGのトータルリターンはVYMと比べると高く、これまでにこの記事でご紹介した通り、S&P500(SPY)とほぼ同等になります。
あなたの投資目的に対して、キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当収入)も両方バランス良く得る手段が合っているという方は、VIGが選択肢の一つになり得ます。
また、参考ですが配当金投資のメリット・デメリットについては以下の記事で紹介しています。
個別株を分析、管理するのは面倒だと感じる人

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値上がり益も配当金もバランス良くほしい!
となっても、その手段は様々あります。
色んな個別株を探して、銘柄分析/管理を楽しめる方もいれば、それを面倒だと感じる方もいます。
ETFは個別株に比べると、やることは少ないです。
相場に応じて勝手に銘柄の組み替えもしてくれるので、個別銘柄の分析や決算のチェック等も不要だからです。
それを楽で便利だと考える方は、VIGが選択肢の一つになり得ます。
目先の高配当よりも、将来的な高配当がほしい

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私の投資目的に合ってる!!VIGを買おうかな~

ちょっと待ってください!!最後にもう一つ確認するべきことがあります
ここまでご覧頂いて、「VIGを買ってみようかな~」と思った方は、まだ重要なポイントの確認が必要です。
それは「VIGは目先の分配金利回りがVYMと比べると劣る」ということです。
株価、分配金の変動により日々変わりますが、分配金利回りは大体
- VYM:3%前後
- VIG:2%前後
程度が相場で、VIGはやや少なくなります。
ただし、VIGのこれまでの増配率は若干ですがVYMよりも高くなっています。
さらに、VIGは連続増配10年以上の銘柄で構成されている為、増配率の高さ/安定感は今後も期待が出来ると考えられます。
その為、目先の高配当よりも、将来的な高配当がほしい人に、VIGをおすすめできると考えられます。
あくまでも連続増配を続け、長期で保有し続けることで将来的に高い配当を得られるように育てる必要があります。
例えば今すぐ配当金はいらないけど、長期で運用してリタイアしてから配当金を受け取りたい等の場合におすすめできるかと思います。
まとめ

本記事では、
- VIGの分配金情報(利回り、増配率)
- VIGってどんなETF?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較)、構成銘柄、構成セクター)
- VIGはこんな方におすすめ
について解説しました。
<VIGの分配金情報>
- 利回りは約1.5%~2.5%の間で安定して推移
- 増配率は年毎の変動は大きいが、過去10年で平均約9%の高い増配率
<VIGってどんなETF?>
- 約289銘柄に広く分散され、’06年からの長い歴史があるETF
- 株価はコロナショック前の価格を超えるが、’22年は横ばい傾向
- トータルリターンはS&P500とほぼ同等
<VIGはこんな方におすすめ>
- 目先の高配当よりも、将来的な高配当がほしい方
VIGは米国籍の高配当株ETF(上場投資信託)です。
約289銘柄に広く分散され、安定感があります。
また10年以上連続増配の銘柄で構成されており、過去10年の平均増配率は約9%で高い増配率も魅力です。
トータルリターンではS&P500とほぼ同等の数値を示している為、キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当収入)も両方を狙えるETFだと言えます。
ただし現在の配当利回りは高くない為、目先の高配当はいらないけど、増配により将来的に高い配当がほしいという方が投資対象の候補になります。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
高配当ETFである「VYM」、配当成長ETFである「DGRW」との比較も以下の記事で詳しくまとめていますので、合わせてご確認下さい👇
配当王、配当貴族といった米国の連続増配個別銘柄を以下の記事でまとめていますので、個別株にも興味があるかたは良ければ参考にしてみて下さい。
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