
米国のマクドナルド(MCD)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではマクドナルド(MCD)について銘柄分析を行いました
マクドナルドは米国に拠点を持つファーストフードチェーンストアです。
知らない方はいないんじゃないかと言えるほど有名ですね。
実は米国のマクドナルドは連続増配46年というとんでもない配当実績を持っています。
- マクドナルドの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- マクドナルドってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- マクドナルドの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ一般消費財セクターの「ホーム・デポ」、「ロウズ・カンパニーズ」、「ジェニュイン・パーツ」も紹介しています。
結論:[連続増配46年]マクドナルド:MCDの配当,株価,今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<マクドナルドの配当金情報>
- 利回りは約2.0%~3.5%の水準でやや下落傾向(株価の上昇が主要因)
- 増配率はばらつきが大きいが、平均約8%の高い水準
- 配当性向は約60%前後の水準
<マクドナルドってどんな会社?>
- 直営店経営をしつつも、フランチャイズ収入を主にした不動産業が主軸
- 株価はコロナショック以前の高値を更新済
- トータルリターンはS&P500、高配当ETFを上回る
<マクドナルドの今後の見通し>
- 今後も米国のファーストフード市場の成長に後押しされながら、安定した高いフランチャイズ収入を柱として継続した成長が期待される
マクドナルドは米国イリノイ州に本社を置くファーストフードチェーンストアです。
日本でも誰もが知っているファーストフードチェーンですが、その本業は「不動産業」というのはあまり知られていないのではないでしょうか?
また、増配率はばらつきはあるものの過去10年で平均すると約8%と高く、46年もの長期にわたり連続増配を続けています。
今後も成長が予測される米国のファーストフード市場の成長に後押しされながら、安定した高いフランチャイズ収入を柱として継続した成長が期待出来ると考えられます。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
マクドナルド:MCDの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
MCDの配当利回りの推移
マクドナルド(MCD)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは2.0%~3.5%の水準で推移し、やや下落傾向(後述の株価上昇が主要因)
MCDの配当額の推移
マクドナルド(MCD)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 全体的に右肩上がりで順調に増加傾向
MCDの増配率の推移
マクドナルド(MCD)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 年毎の変動は大きいが、平均約8%の高い水準を確保
MCDの配当性向の推移
マクドナルド(MCD)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 約60%前後の水準で推移

ばらつきはあるけど増配率が高くていいね!
どんな会社なの?

では企業情報、株価についてご紹介します
マクドナルド:MCDってどんな会社?
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
MCDの基本情報
マクドナルド(MCD)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | MCD(マクドナルド) |
本社所在地 | 米国イリノイ州オークブルック |
設立日 | 1940年 |
従業員数 | 約21万人 |
セクター | 一般消費財 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 263.11 ドル※ |
配当利回り | 2.32 %※ |
連続増配年数 | 46年 |
採用指数 | NYダウ、S&P500 |
マクドナルドは一般消費財の大型銘柄です。
連続増配年数は46年にわたります。
MCDの株価
マクドナルド(MCD)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショックからはすぐに回復し、コロナ以前の高値を更新済
MCDとS&P500とのトータルリターンの比較
マクドナルド(MCD)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年2月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 市場平均のS&P500に連動したSPYに対してトータルリターンで上回る
MCDと高配当ETFとのトータルリターンの比較
マクドナルド(MCD)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDを上回るトータルリターンを残す

S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!
どんな事業をしている会社なの?

では事業内容、業績についてご紹介します。
MCDの主な事業内容
マクドナルド(MCD)の主力サービスは以下の通りです。
世界最大のファーストフードチェーンとして知られるマクドナルドの本業が「不動産業」であることはあまり知られていないのではないでしょうか?
マクドナルド本社は店舗、土地を取得し、それをフランチャイジー(出店経営者)に貸し出すことで、安定した賃料を受け取ることが出来ます。
もう少し具体的に言うと、フランチャイズは以下に分類されます。
- BFL契約
ロイヤリティー以外に店舗に係る賃貸料を受け取る
- コンベンショナル契約
フランチャイズ店舗の経営者からロイヤリティーを受け取る
上記どちらもマクドナルドにとって魅力的な安定収益源となります。
このフランチャイズの利益が直営店の販売よりも大きく、マクドナルドの収益の柱になっています。
MCDの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
マクドナルド(MCD)の業績の推移は以下の通りです。

- 売り上げ高、営業利益は上記では横ばい傾向
- 営業利益率は40%前後という非常に高い水準で推移
MCDのEPS(1株当たり利益)
マクドナルド(MCD)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- ばらつきはあるが、全体的に右肩上がりで増加傾向

興味あり
すごい営業利益率だね!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
マクドナルド:MCDの今後の見通し
マクドナルド(MCD)は主に以下の理由から、今後も継続して成長が期待できると考えられます。
- 米国のファーストフード市場は今後も拡大する予測
- フランチャイズによる安定した高い利益の確保
マクドナルドが取り扱うファーストフード市場は、米国において今後も拡大することが予測されています。

また「MCDの主な事業内容」の項でご説明した通りマクドナルドの主な収益源はフランチャイズで、今後も安定した収益を生み出すことが予測されます。
まとめ

本記事では、
- マクドナルドの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- マクドナルドってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- マクドナルドの今後の見通し
について解説しました。
<マクドナルドの配当金情報>
- 利回りは約2.0%~3.5%の水準でやや下落傾向(株価の上昇が主要因)
- 増配率はばらつきが大きいが、平均約8%の高い水準
- 配当性向は約60%前後の水準
<マクドナルドってどんな会社?>
- 直営店経営をしつつも、フランチャイズ収入を主にした不動産業が主軸
- 株価はコロナショック以前の高値を更新済
- トータルリターンはS&P500、高配当ETFを上回る
<マクドナルドの今後の見通し>
- 今後も米国のファーストフード市場の成長に後押しされながら、安定した高いフランチャイズ収入を柱として継続した成長が期待される
マクドナルドは米国イリノイ州に本社を置くファーストフードチェーンストアです。
日本でも誰もが知っているファーストフードチェーンですが、その本業は「不動産業」というのはあまり知られていないのではないでしょうか?
また、増配率はばらつきはあるものの過去10年で平均すると約8%と高く、46年もの長期にわたり連続増配を続けています。
今後も成長が予測される米国のファーストフード市場の成長に後押しされながら、安定した高いフランチャイズ収入を柱として継続した成長が期待出来ると考えられます。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
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