
興味あり
米国のビザ(V)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではビザ(V)について銘柄分析を行いました
ビザ(V)は、クレジットカードの国際ブランドを運営する企業です。
普段使用されている方も多いのではないでしょうか?
高成長銘柄なので株価の伸びが注目されがちですが、実は連続増配年数15年の記録を持っています。
- ビザの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ビザの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ビザの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ビザの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ情報技術セクターの、「オートマチック・データ・プロセッシング」、「IBM」、「マイクロソフト」、「クアルコム」も紹介しています。
結論:[連続増配15年]ビザ:Vの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<ビザの配当金情報>
- 利回り:約0.5%~0.8%の低めの水準で推移
- 増配率:近年は約+10%~+20%程度の高い水準で推移
- 配当性向:約20%前後の低い水準で推移
<ビザの株価情報>
- 株価:2022年後半から上昇し、最高値付近で推移
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<ビザの銘柄分析>
- 事業:決済サービスを提供する企業
- 業績:売上高、営業利益共に右肩上がりの傾向で順調に推移し、営業利益率は約+60~70%程度と驚異的な水準
<ビザの今後の見通し>
- 世界のクレジットカード市場の拡大に伴い、今後も継続した成長に期待
ビザは米国カリフォルニア州に本社を置く、決済サービスを提供する企業です。
成長銘柄なので株価の上昇に注目されがちですが、実は連続増配年数15年を継続し、+10%を超える高い増配率も継続しています。
ただし、株価の上昇により配当利回りは低めです。
世界のクレジットカード市場の拡大に伴い、今後も継続した成長が期待されますが、クレジットカードの使用は景気に左右されやすい点は注意が必要です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ビザ:Vの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
Vの配当利回りの推移
ビザ(V)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは約0.5%~0.8%の低めの水準で推移
Vの配当額の推移
ビザ(V)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 右肩上がりで順調に増加傾向
Vの増配率の推移
ビザ(V)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 近年は約+10%~+20%程度の高い水準で推移
Vの配当性向の推移
ビザ(V)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 約20%前後の低い水準で推移

興味あり
利回りは低いけど、増配率が高くていいね!
配当余力も十分!
株価はどうかな?

では株価関係の情報についてご紹介します
ビザ:Vの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
Vの株価
ビザ(V)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- 2022年後半から上昇し、最高値付近で推移
VとS&P500とのトータルリターンの比較
ビザ(V)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
ビザが上場後の2009年から2023年6月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る
Vと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ビザ(V)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る
Vと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
ビザ(V)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。

- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで上回る

S&P500、高配当ETF、連続増配ETFよりいいリターンなんだね!!
どんな事業をしている会社なの?

では事業内容、業績についてご紹介します。
ビザ:Vの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
Vの基本情報
ビザ(V)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | V(ビザ) |
本社所在地 | 米国カリフォルニア州フォスターシティ |
設立日 | 2007年 |
従業員数 | 約2.3万人 |
セクター | 情報技術 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 237.10 ドル※ |
配当利回り | 0.75 %※ |
連続増配年数 | 15年 |
採用指数 | S&P500、NYダウ |
ビザは情報技術セクターの大型銘柄です。
連続増配年数は15年で長期にわたります。
Vの主な事業内容
ビザ(V)の主力商品は以下の通りです。
- 決済サービス
ビザは決済サービスを提供する企業です。
クレジットカードを発行するJCB等とは異なり、決済技術のみを提供しています。
具体的には、発行元に支払いサービスというインフラを提供して、決済手数料で安定的に稼ぐビジネスモデルです。
これに対して発行元はリボ払い等、個人への与信で稼ぐビジネスモデルです。
ビザは与信をしているわけではないので、利用者の返済能力が落ちて延滞が増えても被害を受けることはありません。
Vの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ビザ(V)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高、営業利益共に右肩上がりの傾向で順調に推移
- 営業利益率は約+60~70%程度と驚異的な水準
VのEPS(1株当たり利益)
ビザ(V)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- 右肩上がりで順調に推移

業績は順調だね!!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
ビザ:Vの今後の見通し
ビザは主に以下の理由から、今後も継続した成長が期待できると考えられます。
- 世界のクレジットカード市場は今後も拡大が予測される
- そのクレジットカード市場でVISAは2021年時点世界一のシェアを持っている
世界のクレジットカード市場はキャッシュレス決済の普及に伴い年々成長を続けていて、2022年から2026年までの間でも年平均約7.66%の成長が予測されています。

また、世界のクレジットカード市場でVISAは強さを見せ2021年時点では世界シェア1位を確保しています。
ちなみに「中国銀聯」が成長していて一時は世界シェアでも一位を奪われていましたが、中国でのシェアがほとんどです。
ただし、クレジットカード使用は景気に左右されやすいという点は注意が必要です。

まとめ

本記事では
- ビザの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ビザの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ビザの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ビザの今後の見通し
について解説しました。
<ビザの配当金情報>
- 利回り:約0.5%~0.8%の低めの水準で推移
- 増配率:近年は約+10%~+20%程度の高い水準で推移
- 配当性向:約20%前後の低い水準で推移
<ビザの株価情報>
- 株価:2022年後半から上昇し、最高値付近で推移
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<ビザの銘柄分析>
- 事業:決済サービスを提供する企業
- 業績:売上高、営業利益共に右肩上がりの傾向で順調に推移し、営業利益率は約+60~70%程度と驚異的な水準
<ビザの今後の見通し>
- 世界のクレジットカード市場の拡大に伴い、今後も継続した成長に期待
ビザは米国カリフォルニア州に本社を置く、決済サービスを提供する企業です。
成長銘柄なので株価の上昇に注目されがちですが、実は連続増配年数15年を継続し、+10%を超える高い増配率も継続しています。
ただし、株価の上昇により配当利回りは低めです。
世界のクレジットカード市場の拡大に伴い、今後も継続した成長が期待されますが、クレジットカードの使用は景気に左右されやすい点は注意が必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ情報技術セクターの、「オートマチック・データ・プロセッシング」、「IBM」、「マイクロソフト」、「クアルコム」も紹介しています。
米国株の銘柄分析に役立つアプリ:moomooアプリ

銘柄情報がよくわかった!
でももっと色んな米国株の情報が知りたい!!
さらに深く、様々な米国株の銘柄分析をするなら、「moomooアプリ」がおすすめです。
<moomooとは?>
- 世界200か国、2000万以上のユーザーが使用する、米国生まれの最先端金融情報アプリ
<moomooのおすすめ機能7つ>
- リアルタイムの株価/各指標を確認出来る
- 各種ランキング(高配当ランキング等)でも銘柄の検索が出来る
- 銘柄分析が出来る
- 市場のヒートマップが確認出来る
- 株価の急激な動きを確認出来る
- 銘柄スクリーナーで銘柄を探すことが出来る
- アラートを設定して、狙いの株価を見逃さない
<おすすめの活用方法>
- 銘柄の比較:moomooアプリを使えば簡単に株価や財務データを比較することが出来る
<moomooのダウンロード方法>
- アプリをダウンロード後にメールアドレスか電話番号のどちらかを登録するだけで、すぐに利用可能!(名前や住所などの登録は不要)
多くの機能が、わかりやすい画面で手軽に簡単に使えます。
特に私のおすすめの活用方法は「銘柄の比較」です。
複数の銘柄を比較したくなることはよくあると思いますが、

わざわざ自分で株価チャートの比較、財務データを比較するのはめんどくさい。。。
という方は多いんじゃないでしょうか?
moomooアプリを使えば以下のように簡単に株価や財務データを比較することが出来ます。

無料で簡単な登録で使えるアプリなので、興味がある方はこちらから気軽に試してみてください!

私も銘柄分析の参考に使っています
以下の記事で詳細内容を紹介しています。
米国株投資、米国連続増配/高配当株投資に役立つ本
米国株投資に関して学習するには、書籍の活用も効果的です。
米国株投資、米国連続増配/高配当株投資を紹介した本がいくつか出版されているので、代表的な本を紹介します。
コメント