興味あり
米国のビザ(V)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えする為、本記事ではビザ(V)について銘柄分析を行いました
ビザ(V)は、クレジットカードの国際ブランドを運営する企業です。
普段使用されている方も多いのではないでしょうか?
高成長銘柄なので株価の伸びが注目されがちですが、実は連続増配年数16年の記録を持っています。
私は2019年から米国連続増配株をメインに投資しています
- 2019年金融資産約200万円程度→2023年 2000万円達成
- 1億円貯めてセミリタイヤが目標
- 30代、妻、息子(4歳/1歳)と4人暮らし
結論:[連続増配16年]ビザ:Vの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
ビザは米国カリフォルニア州に本社を置く、決済サービスを提供する企業です。
成長銘柄なので株価の上昇に注目されがちですが、実は連続増配年数16年を継続し、+10%を超える高い増配率も継続しています。
ただし、株価の上昇により配当利回りは低めです。
世界のクレジットカード市場の拡大に伴い、今後も継続した成長が期待されますが、クレジットカードの使用は景気に左右されやすい点は注意が必要です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ビザ:Vの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
Vの配当利回りの推移
ビザ(V)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています
- 配当利回りは約0.5%~0.8%の低めの水準で推移
Vの配当額の推移
ビザ(V)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
- 配当額は右肩上がりで順調に増加傾向
Vの増配率の推移
ビザ(V)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。
- 増配率は近年、約+10%~+20%程度の高い水準で推移
Vの配当性向の推移
ビザ(V)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算
- 配当性向は約20%前後の低い水準で推移
興味あり
利回りは低いけど、増配率が高くていいね!
配当余力も十分!
株価はどうかな?
では株価関係の情報についてご紹介します
ビザ:Vの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
Vの株価
ビザ(V)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- 2022年後半から上昇し、最高値付近で推移
VとS&P500とのトータルリターンの比較
ビザ(V)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
ビザが上場後の2009年から2024年1月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。
- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る
Vと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ビザ(V)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。
- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る
Vと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
ビザ(V)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。
- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで上回る
S&P500、高配当ETF、連続増配ETFよりかなりいいリターンなんだね!!
どんな事業をしている会社なの?
では事業内容、業績についてご紹介します。
ビザ:Vの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
Vの基本情報
ビザ(V)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | V(ビザ) |
本社所在地 | 米国カリフォルニア州フォスターシティ |
設立日 | 2007年 |
従業員数 | 約2.8万人 |
セクター | 情報技術 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 277.18ドル※ |
配当利回り | 0.75%※ |
連続増配年数 | 16年 |
採用指数 | S&P500、NYダウ |
ビザは情報技術セクターの大型銘柄です。
連続増配年数は16年で長期にわたります。
Vの主な事業内容
ビザ(V)の主力商品は以下の通りです。
ビザは決済サービスを提供する企業です。
クレジットカードを発行するJCB等とは異なり、決済技術のみを提供しています。
具体的には、発行元に支払いサービスというインフラを提供して、決済手数料で安定的に稼ぐビジネスモデルです。
これに対して発行元はリボ払い等、個人への与信で稼ぐビジネスモデルです。
ビザは与信をしているわけではないので、利用者の返済能力が落ちて延滞が増えても被害を受けることはありません。
Vの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ビザ(V)の業績の推移は以下の通りです。
- 売上高、営業利益共に右肩上がりの傾向で順調に推移
- 営業利益率は約+60~70%程度と驚異的な水準
VのEPS(1株当たり利益)
ビザ(V)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用
- EPSは右肩上がりで順調に推移
Vのキャッシュフロー(営業CF、フリーCF、営業CFマージン)
ビザ(V)のキャッシュフローの推移は以下の通りです。
※営業CFマージン = 営業CF ÷ 売上高
- 営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー共に上昇傾向
- 営業CFマージンは約50~60%で非常に高水準
業績は順調だね!!
今後はどうなるのかな?
では今後の見通しについて紹介します
ビザ:Vの今後の見通し
ビザは主に以下の理由から、今後も継続した成長が期待できると考えられます。
- 世界のクレジットカード市場は今後も拡大が予測される
- そのクレジットカード市場でVISAは2021年時点世界一のシェアを持っている
世界のクレジットカード市場はキャッシュレス決済の普及に伴い年々成長を続けていて、2022年から2026年までの間でも年平均約7.66%の成長が予測されています。
また、世界のクレジットカード市場でVISAは強さを見せ2022年時点では世界シェア1位を確保しています。
ちなみに「中国銀聯」が成長していて一時は世界シェアでも一位を奪われていましたが、中国でのシェアがほとんどです。
ただし、クレジットカード使用は景気に左右されやすいという点は注意が必要です。
まとめ
本記事では
- ビザの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ビザの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ビザの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ビザの今後の見通し
について解説しました。
ビザは米国カリフォルニア州に本社を置く、決済サービスを提供する企業です。
成長銘柄なので株価の上昇に注目されがちですが、実は連続増配年数16年を継続し、+10%を超える高い増配率も継続しています。
ただし、株価の上昇により配当利回りは低めです。
世界のクレジットカード市場の拡大に伴い、今後も継続した成長が期待されますが、クレジットカードの使用は景気に左右されやすい点は注意が必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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また、配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめていますので良ければ参考にしてみてください。
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