興味あり
アメリカのABMインダストリーズは配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えする為、本記事ではABMインダストリーズ(ABM)について銘柄分析を行いました
ABMインダストリーズ(ABM)は米国ニューヨーク州に拠点を持つ、店舗やオフィス、公共施設などの施設管理プロバイダーです。
配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は57年という驚異的な数値を記録し、米国連続増配銘柄の上位に位置しています。
私は2019年から米国株投資を実践しています。
愛する米国連続増配株に関する情報をブログでまとめています。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ資本財セクターの「ロッキード・マーチン(LMT)」、「キャタピラー(CAT)」、「スリーエム(MMM)」、「ユニオン・パシフィック(UNP)」、「ドーバー(DOV)」、「エマソン・エレクトリック(EMR)」、「ノードソン(NDSN)」なども紹介しています。
結論:[連続増配57年]ABMインダストリーズ:ABMの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
ABMインダストリーズ(ABM)は米国ニューヨーク州に拠点を持つ、店舗やオフィス、公共施設などの施設管理プロバイダーです。
配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は57年という驚異的な数値を記録し、米国連続増配銘柄の上位に位置しています。
今後も世界の施設管理市場の拡大に伴い、緩やかながらも継続した成長が期待されますが、リモート等による需要減には注意が必要です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ABMインダストリーズ:ABMの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
ABMの配当利回りの推移
ABMインダストリーズ(ABM)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています
- 約1.5%~3.0%程度の水準で推移
ABMの配当額の推移
ABMインダストリーズ(ABM)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
- 緩やかながら、順調に増加傾向
ABMの増配率の推移
ABMインダストリーズ(ABM)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。
- 約2.5%~4.0%程度の水準で右肩下がりで推移
ABMの配当性向の推移
ABMインダストリーズ(ABM)の2011年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算
- 約20%~40%前後の水準で推移
増配率は低めだし、どんどん下がってきてるね。。。
株価はどうかな?
では株価関係の情報についてご紹介します
ABMインダストリーズ:ABMの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
ABMの株価
ABMインダストリーズ(ABM)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の最高値は更新しているが、2021年頃からは横ばいの傾向
ABMとS&P500とのトータルリターンの比較
ABMインダストリーズ(ABM)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年7月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。
- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500とほぼ同等
ABMと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ABMインダストリーズ(ABM)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年からの比較です。
- 高配当ETFのVYMに対しては下回り、SPYDに対してはほぼ同等
ABMと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
ABMインダストリーズ(ABM)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。
- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで下回る
VYM、VIGよりもトータルリターンは低いんだね。。
どんな会社なの?
では銘柄に関する情報についてご紹介します
ABMインダストリーズ:ABMの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
ABMの基本情報
ABMインダストリーズ(ABM)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | ABM(ABMインダストリーズ) |
本社所在地 | 米国ニューヨーク州 |
設立日 | 1909年 |
従業員数 | 約14万人 |
セクター | 資本財 |
配当時期(支払い月) | 年4回(2/5/8/11月) |
株価 | 45.33 ドル※ |
配当利回り | 1.94 %※ |
連続増配年数 | 57年 |
主要採用指数 |
ABMインダストリーズ(ABM)は米国ニューヨーク州に拠点を持つ、店舗やオフィス、公共施設などの施設管理プロバイダーです。
配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は57年という驚異的な数値を記録し、米国連続増配銘柄の上位に位置しています。
ABMの主な事業内容
ABMインダストリーズ(ABM)の主力商品は以下の通りです。
ABMインダストリーズは店舗やオフィス、公共施設などの施設管理プロバイダーです。
教育機関や医療施設、店舗や空港、物流施設、駐車場などのカーペットクリーニングや床掃除、家具の研磨、窓ガラスの清掃、その他クリーニングサービスなどを実施しています。
またその他に、火災報知機やセキュリティ設備の運用、照明・空調サービスの運用保守などといったサービスも展開しています。
これらのサービスは民間事業者だけではなく、政府関連施設でも利用されています。
また米国を中心に世界各地に250以上の拠点を持ち、約14万人のスタッフを雇用しています。
ABMの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ABMインダストリーズ(ABM)の業績の推移は以下の通りです。
- 減少する年度もあるが、全体的には売上高、営業利益共横ばい~やや増加傾向
- 営業利益率は約5%以下で低水準
ABMのEPS(1株当たり利益)
ABMインダストリーズ(ABM)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用
- 全体的に右肩上がりで増加傾向
興味あり
業績は悪くないね!
今後はどうなるのかな?
では今後の見通しについて紹介します
ABMインダストリーズ:ABMの今後の見通し
ABMインダストリーズ(ABM)は主に以下の理由から、今後も緩やかながらも成長が期待できると考えられます。
- 世界の施設管理市場は今後も拡大が予想される
ABMインダストリーズの主力事業である施設管理市場は今後も2022年~2030年で年率約4.7%程度で拡大が予想されています。
世界の人口の増加、経済の拡大に伴い、様々な公共、商業施設は今後も増加していきます。
その施設の管理を事業とするABMインダストリーズの需要も緩やかながら増加していくことが予測されます。
ただし以下のような点には注意が必要です。
- リモートワークによるオフィス、教育現場等の使用の減少
- コロナショックのような一時的な旅客機需要の減少
コロナショックの際は、実際に上記のようにオフィスや教育現場の使用、旅客機需要が減少し、ABMインダストリーズの業績に大きく影響しました。
こういった点には注意をして、銘柄選定をする必要があります。
まとめ
本記事では、
- ABMインダストリーズの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ABMインダストリーズの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ABMインダストリーズの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ABMインダストリーズの今後の見通し
について解説しました。
ABMインダストリーズ(ABM)はアメリカに拠点を持つ、店舗やオフィス、公共施設などの施設管理プロバイダーです。
配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は57年という驚異的な数値を記録し、米国連続増配銘柄の上位に位置しています。
今後も世界の施設管理市場の拡大に伴い、緩やかながらも継続した成長が期待されますが、リモート等による需要減には注意が必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ資本財セクターの「ロッキード・マーチン(LMT)」、「キャタピラー(CAT)」、「スリーエム(MMM)」、「ユニオン・パシフィック(UNP)」、「ドーバー(DOV)」、「エマソン・エレクトリック(EMR)」、「ノードソン(NDSN)」なども紹介しています。
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