
興味あり
米国のキャタピラー(CAT)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではキャタピラー(CAT)について銘柄分析を行いました
キャタピラー(CAT)はアメリカに拠点を持つ、建設機械シェアで世界一の大型企業です。
配当金による株主還元にも積極的で、連続増配は30年に渡ります。
- キャタピラーの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- キャタピラーの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- キャタピラーの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- キャタピラーの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ資本財セクターの「スリーエム(MMM)」、「ロッキード・マーチン(LMT)」、「ユニオン・パシフィック(UNP)」も紹介しています。
結論:[連続増配30年]キャタピラー:CATの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<キャタピラーの配当金情報>
- 利回り:約2%~4.5%程度の水準で推移
- 増配率:約+0.6%~16%の範囲でばらつき大だが、直近で平均約9%の高い水準
- 配当性向:年毎のばらつき大
<キャタピラーの株価情報>
- 株価:コロナショック前の最高値は更新しているが、’21年半ば頃から株価は停滞傾向
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<キャタピラーの銘柄分析>
- 事業:建設機械シェアで世界一の大型企業
- 業績:基本的には右肩上がりの傾向だが、’20年にコロナショックの影響で売上げ、利益共に減少
<キャタピラーの今後の見通し>
- 今後も世界的なインフラ投資の増加が牽引する重建機市場の拡大に伴い、継続した成長に期待
キャタピラーは米国イリノイ州に本社を置く、建設機械シェアで世界一の大型企業です。
高い増配率、S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る高いトータルリターンが魅力です。
今後も世界的なインフラ投資の増加が牽引する重建機市場の拡大に伴い、継続した成長が期待されます。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
キャタピラー:CATの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
CATの配当利回りの推移
キャタピラー(CAT)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは約2%~4.5%程度の水準で推移
CATの配当額の推移
キャタピラー(CAT)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 基本は右肩上がり
- 時々増加が鈍化するタイミングあり(’16年~’18年頃等)
増加が鈍化するタイミングは、四半期ごとの増配は止め、ぎりぎりまで配当を増やさない処置を行っています。
しかし一年間で見ると連続増配年数が継続するようにしっかり増配は実施しています。
CATの増配率の推移
キャタピラー(CAT)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 約+0.6%~16%の範囲で、ばらつき大
- 年毎の変動は大きいが、上記平均約9%の高い水準を確保
CATの配当性向の推移
キャタピラー(CAT)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 年毎のばらつき大

興味あり
増配率はばらつきはあるけど高くて魅力的だね!
株価はどうかな?

では株価関係の情報についてご紹介します
キャタピラー:CATの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
CATの株価
キャタピラー(CAT)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の最高値は更新しているが、’21年半ば頃から株価は停滞傾向
CATとS&P500とのトータルリターンの比較
キャタピラー(CAT)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年4月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を大きく上回る
CATと高配当ETFとのトータルリターンの比較
キャタピラー(CAT)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで大きく上回る
CATと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
キャタピラー(CAT)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。

- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで上回る

S&P500、高配当ETF、連続増配ETFよりいいリターンなんだね!!
どんな会社なの?

では銘柄に関する情報についてご紹介します
キャタピラー:CATの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
CATの基本情報
キャタピラー(CAT)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | CAT(キャタピラー) |
本社所在地 | 米国イリノイ州ピオリア |
設立日 | 1925年 |
従業員数 | 約10.7万人 |
セクター | 資本財 |
配当時期(支払い月) | 年4回(2/5/8/11月) |
株価 | 209.875 ドル※ |
配当利回り | 2.27 %※ |
連続増配年数 | 30年 |
採用指数 | NYダウ・S&P500 |
キャタピラー(CAT)はアメリカに拠点を持つ、建設機械シェアで世界一の大型企業です。
1991年から、アメリカを代表する企業で構成されるNYダウの構成銘柄に名を連ねています。
また配当利回りの数値は高くありませんが、連続増配年数は30年と長期に渡る実績を持っています。
CATの主な事業内容
キャタピラー(CAT)の主力商品は以下の通りです。
- 建設機械
油圧ショベル、ブルドーザー、ダンプカー等
- エンジンの開発、生産、販売
ディーゼル及び天然ガスエンジン、産業用ガスタービンエンジン
キャタピラー(CAT)は、アメリカに拠点を置く多国籍企業です。
日本でも働く建設機械のイメージが強いですが、各種エンジンの開発、生産、販売も手掛けています。(一部金融事業も実施)
また創業初期から現在に至るまで世界シェアが不動の1位のため、建設機械の巨人と称されています。
CATの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
キャタピラー(CAT)の業績の推移は以下の通りです。

- 基本的には右肩上がりの傾向だが、’20年に売り上げ、利益共に減少
- ’20年の利益減少の要因は、コロナショックによる各企業の設備投資引き締めの影響
CATのEPS(1株当たり利益)
キャタピラー(CAT)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- 年毎のばらつき大

業績はコロナショックから回復してきているね!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
キャタピラー:CATの今後の見通し
キャタピラー(CAT)は主に以下の理由から、今後も成長が期待できると考えられます。
- パンデミックによる企業の設備投資の引き締めは既に緩和している
- 米国のバイデン政権が実施する総額1兆ドルのインフラ投資は重建機市場を後押しする
- 世界では今後もインフラ投資の増加が牽引する重建機市場の拡大が続く予測(下記グラフ参照)
特にバイデン大統領の掲げる成長戦略の一つである、総額1兆ドル規模を拠出するインフラ投資計画法案は既に’21/末に可決され、今後数年に渡り重建機市場の成長を後押しすると考えられます。
ただし、資本財セクターの銘柄は景気敏感株にあたる為、景気動向には特に注意が必要です。

まとめ

本記事では、
- キャタピラーの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- キャタピラーの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- キャタピラーの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- キャタピラーの今後の見通し
について解説しました。
<キャタピラーの配当金情報>
- 利回り:約2%~4.5%程度の水準で推移
- 増配率:約+0.6%~16%の範囲でばらつき大だが、直近で平均約9%の高い水準
- 配当性向:年毎のばらつき大
<キャタピラーの株価情報>
- 株価:コロナショック前の最高値は更新しているが、’21年半ば頃から株価は停滞傾向
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<キャタピラーの銘柄分析>
- 事業:建設機械シェアで世界一の大型企業
- 業績:基本的には右肩上がりの傾向だが、’20年にコロナショックの影響で売上げ、利益共に減少
<キャタピラーの今後の見通し>
- 今後も世界的なインフラ投資の増加が牽引する重建機市場の拡大に伴い、継続した成長に期待
キャタピラーは米国イリノイ州に本社を置く、建設機械シェアで世界一の大型企業です。
高い増配率、S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る高いトータルリターンが魅力です。
今後も世界的なインフラ投資の増加が牽引する重建機市場の拡大に伴い、継続した成長が期待されます。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

建設機械は息子(3歳)の大好物なので応援してます!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ資本財セクターの「スリーエム(MMM)」、「ロッキード・マーチン(LMT)」、「ユニオン・パシフィック(UNP)」も紹介しています。
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