こんにちは、しげぞう(@shigezoblog)です!

アメリカのロウズ・カンパニーズってどんな会社?
株価は?配当金は? 詳しく知りたい!

本記事ではこんな疑問にお答えする為、ロウズ・カンパニーズ(LOW)について銘柄分析を行いました
ロウズ・カンパニーズ(LOW)はアメリカに拠点を持つ、住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーンで、ホーム・デポ(HD)に次ぐ世界で第二位の規模を持ちます。
特徴は59年という半世紀以上続く連続増配と、高い増配率を両立して維持していることです。
- ロウズ・カンパニーズってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較)、事業内容、業績)
- ロウズ・カンパニーズの配当金情報(利回り、増配率、それぞれの推移)
- ロウズ・カンパニーズの今後の見通し
私は現在投資歴3年目のブロガーです。
米国高配当株(個別株+ETF)をメインに資産運用、キャッシュフローの改善中です。
業界第一位の「ホーム・デポ(HD)」を含むその他のおすすめ米国高配当銘柄(個別株+ETF)は以下の記事にまとめていますので、高配当株に興味がある方はぜひご覧ください。
【連続増配59年】ロウズ・カンパニーズ(LOW)の銘柄分析、今後の見通し
ロウズ・カンパニーズってどんな会社?
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
基本情報
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | LOW(ロウズ・カンパニーズ) |
本社所在地 | 米国ノースカロライナ州 |
設立日 | 1921年 |
従業員数 | 約30万人 |
セクター | 一般消費財 |
配当時期(支払い月) | 年4回(2/5/8/11月) |
株価 | 219.16 ドル※ |
配当利回り | 1.47 %※ |
連続増配年数 | 59年 |
採用指数 | S&P500 |
ロウズ・カンパニーズ(LOW)は、住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売業界で現在第一位の「ホーム・デポ(HD)」に次ぎ、世界第二位の規模を持っています。
設立から100年続く老舗企業です。
また特筆すべきは連続増配年数で、59年という数値は長期の連続増配企業が多い米国の中でもトップクラスです。
株価
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の日足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
S&P500とのトータルリターン比較
ロウズ・カンパニーズ(LOW)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2021年9月末までの過去20年間で、配当再投資込みでの比較です。

- 過去20年間において、市場平均のS&P500に連動したSPYに対してトータルリターンの年率で約8.6%上回る

S&P500よりかなりいいリターンだね!!
どんな事業をしている会社なの?

では事業内容、業績についてご紹介します。
主な事業内容
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の主力商品、サービスは以下の通りです。
- 住宅リフォーム
- 建設資材、ホームセンター製品の小売り
ロウズ・カンパニーズは日本でいうホームセンターのような業態です。
コロナ渦においてアメリカでの新築住宅を含む住宅改修需要、DIY需要が拡大した恩恵を受けています。
’21年現在、合計約2200店舗を運営しています。
業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高、営業利益共に右肩上がりで順調に増加傾向

業績も好調だね!
ちなみに連続増配中って言ってたけど、配当金はどのくらいもらえるの?

では配当金の利回り、配当額、増配率について紹介します。
配当金情報
ここでは
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
についてご紹介します。
配当利回り
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の過去11年間における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 約1.5%前後で推移
配当額・推移
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の過去11年間における配当額の数値及び推移です。

- きれいな右肩上がりで増加傾向
増配率
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の過去10年間における年間配当増配率の数値及び推移です。

- 平均すると約19%で非常に高い増配率を継続
- ’20年のコロナ渦でも約12%も増配
- 59年連続増配で、現在もこの高い水準での増配率は驚異的

増配率が高いのは魅力的だね!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
今後の見通し
ロウズ・カンパニーズは主に以下の理由から、今後も成長が期待できると考えられます。
- 米国では住宅は新築ではなく、中古で購入しリフォームすることが一般的
- ’20年から米国で始まった住宅ブームはまだしばらく継続する見込み
日本では一軒家となると新築が一般的ですが、米国では中古住宅を購入し、リフォームすることが一般的です。
こういった考え方から、リフォームの需要が今後も継続して確保されると予想されます。
また、’20年頃から米国では住宅ブームが始まっており、そのブームはまだしばらく継続することが予想されています。
ただし、
- 木材価格の高騰による住宅ブームの停滞懸念
- 今後コロナ渦の自粛終了、生活様式が戻ることによる支出用途の変化(住環境にかけるお金を旅行や娯楽サービスなどへ)
- 今後景気が回復することで、金利上昇→住宅ローン上昇→新築需要の減少懸念
こういった懸念もあることをしっかりと認識する必要があります。
もしロウズ・カンパニーズの株の購入を検討されているなら、上記の懸念をしっかりと見極めてからが良いのではないでしょうか。
まとめ

本記事では、
- ロウズ・カンパニーズってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較)、事業内容、業績)
- ロウズ・カンパニーズの配当金情報(利回り、増配率、それぞれの推移)
- ロウズ・カンパニーズの今後の見通し
について解説しました。
◆ロウズ・カンパニーズってどんな会社?:
世界第二位の住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーン
過去20年のトータルリターンはS&P500を大きく上回る
◆ロウズ・カンパニーズの配当金情報:
約1.50%前後の利回りで推移
過去11年間の平均年増配率は約19%で、かつ59年連続増配
◆ロウズ・カンパニーズの今後の見通し:
米国におけるリフォーム需要の根強さ、住宅ブームの継続により今後も成長に期待
木材価格の高騰、コロナ後の支出用途の変化、金利上昇の影響には注意が必要
ロウズ・カンパニーズ(LOW)はアメリカに拠点を持つ、世界最大の住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーンです。
過去20年のトータルリターンはS&P500を上回っています。
特筆すべきは、59年という半世紀以上も連続増配をしつつ、過去11年で平均約19%という高い増配率を維持していることです。
また米国では住宅は中古で購入しリフォームすることが一般的で、リフォームの需要が今後も継続して確保されると予想されます。
しかし木材価格の高騰等、不安要素もあるためしっかりと見極めることが必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

今日もありがとうございました!
業界第一位の「ホーム・デポ(HD)」を含むその他のおすすめ米国高配当銘柄(個別株+ETF)は以下の記事にまとめていますので、高配当株に興味がある方はぜひご覧ください。
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