
興味あり
米国のロウズ・カンパニーズ(LOW)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではロウズ・カンパニーズ(LOW)について銘柄分析を行いました
ロウズ・カンパニーズ(LOW)はアメリカに拠点を持つ、住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーンで、ホーム・デポ(HD)に次ぐ世界で第二位の規模を持ちます。
61年という半世紀以上続く連続増配と、高い増配率を両立して維持している配当金が魅力です。
- ロウズ・カンパニーズの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ロウズ・カンパニーズってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- ロウズ・カンパニーズの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ一般消費財セクターの「ホーム・デポ」、「マクドナルド」も紹介しています。
結論:[連続増配61年]ロウズ・カンパニーズ:LOWの配当,株価,今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<ロウズ・カンパニーズの配当金情報>
- 利回りは約1.0%~2.0%の水準で推移
- 増配率は変動が大きいが、直近で平均して約19%の高い水準
- 配当性向は約20~40%程度で増配余力を確保
<ロウズ・カンパニーズってどんな会社?>
- 世界第二位の住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーン
- コロナショック前の株価は更新しているが、直近の株価は下落傾向
- トータルリターンは長期のS&P500、直近の高配当ETFを上回る
<ロウズ・カンパニーズの今後の見通し>
- 米国における中古住宅のリフォーム需要の根強さを背景に、今後も継続した成長に期待
ロウズ・カンパニーズは米国ノースカロライナ州に本社を置き、ホーム・デポに次いで世界第二位の住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーンです。
高い増配率、S&P500、高配当ETFを上回る高いトータルリターンが魅力です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ロウズ・カンパニーズ:LOWの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
LOWの配当利回りの推移
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは約1.0%~2.0%の間で推移
LOWの配当額の推移
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 全体的に右肩上がりで順調に増加傾向
LOWの増配率の推移
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 年毎の変動は大きいが、上記平均約19%の高い水準を確保
LOWの配当性向の推移
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 約20~40%前後で安定し、配当余力を確保

興味あり
増配率が高くて魅力的だね!
どんな会社なの?

では企業情報、株価についてご紹介します
ロウズ・カンパニーズ:LOWってどんな会社?
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
LOWの基本情報
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | LOW(ロウズ・カンパニーズ) |
本社所在地 | 米国ノースカロライナ州 |
設立日 | 1921年 |
従業員数 | 約30万人 |
セクター | 一般消費財 |
配当時期(支払い月) | 年4回(2/5/8/11月) |
株価 | 200.94 ドル※ |
配当利回り | 2.09 %※ |
連続増配年数 | 61年 |
採用指数 | S&P500 |
ロウズ・カンパニーズは一般消費財セクターの大型銘柄です。
連続増配年数は61年で長期にわたります。
LOWの株価
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の株価は更新しているが、直近の株価は下落傾向
LOWとS&P500とのトータルリターンの比較
ロウズ・カンパニーズ(LOW)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2022年9月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る
LOWと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ロウズ・カンパニーズ(LOW)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る

S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!!
どんな事業をしている会社なの?

では事業内容、業績についてご紹介します。
LOWの主な事業内容
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の主力商品、サービスは以下の通りです。
- 住宅リフォーム
- 建設資材、ホームセンター製品の小売り
ロウズ・カンパニーズは日本でいうホームセンターのような業態です。
コロナ渦においてアメリカでの新築住宅を含む住宅改修需要、DIY需要が拡大した恩恵を受けています。
現在、世界で合計約2200店舗を運営しています。
LOWの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ロウズ・カンパニーズ(LOW)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高、営業利益共に右肩上がりで順調に推移
LOWのEPS(1株当たり利益)
ロウズ・カンパニーズ(LOW)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- 全体的に右肩上がりで順調に推移

LOWに興味あり
業績は順調に増加してるしいい感じだね!!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
ロウズ・カンパニーズ:LOWの今後の見通し
ロウズ・カンパニーズは主に以下の理由から、今後も成長が期待できると考えられます。
- 米国では住宅は新築ではなく、中古で購入しリフォームすることが一般的
日本では一軒家となると新築が一般的ですが、米国では中古住宅を購入し、リフォームすることが一般的です。
こういった考え方から、リフォームの需要が今後も継続して確保されると予想されます。
ただし、
- 木材価格の高騰による住宅価格への影響
- 今後コロナ渦の自粛終了、生活様式が戻ることによる支出用途の変化(住環境にかけるお金を旅行や娯楽サービスなどへ)
- 今後金利が上昇することで住宅ローン上昇→住宅需要の減少懸念
こういった懸念もあることをしっかりと認識する必要があります。
まとめ

本記事では、
- ロウズ・カンパニーズの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ロウズ・カンパニーズってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- ロウズ・カンパニーズの今後の見通し
について解説しました。
<ロウズ・カンパニーズの配当金情報>
- 利回りは約1.0%~2.0%の水準で推移
- 増配率は変動が大きいが、直近で平均して約19%の高い水準
- 配当性向は約20~40%程度で増配余力を確保
<ロウズ・カンパニーズってどんな会社?>
- 世界第二位の住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーン
- コロナショック前の株価は更新しているが、直近の株価は下落傾向
- トータルリターンは長期のS&P500、直近の高配当ETFを上回る
<ロウズ・カンパニーズの今後の見通し>
- 米国における中古住宅のリフォーム需要の根強さを背景に、今後も継続した成長に期待
米国では住宅は中古で購入しリフォームすることが一般的で、リフォームの需要が今後も継続して確保されると予想されます。
しかし木材価格の高騰等、不安要素もあるためしっかりと見極めることが必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ一般消費財セクターの「ホーム・デポ」、「マクドナルド」も紹介しています。
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