こんにちは、しげぞう(@shigezoblog)です!

興味あり
VYMについて購入しようか迷っているけど、もっと詳しい情報が知りたいわ

本記事ではこんな疑問にお答えする為、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)について紹介します
’20年のコロナショックでも増配を維持し、SPYD、HDVに対しいち早く株価を回復するなど、高い配当(分配)と安定感がVYMの特徴です。
配当(分配)金もどれくらいもらえるのか、魅力になる増配率もこれまでどうだったのか気になるところだと思います。
2021年の最新情報を元にして特徴を分析していきます。
- VYMの特徴(株価、配当、増配率、S&P500との比較、構成銘柄/セクター)
- VYMはこんな方におすすめ
同じ高配当ETFである「SPYD」と「HDV」についても詳しくまとめていますので、合わせてご確認下さい👇
➣【高配当と安定感の両立が魅力】HDVとは【2021年最新情報まとめ】
またVYM、SPYD、HDVの3種類を比較、分析もしています👇
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
【安定感が魅力】VYMとは【2021年最新情報まとめ】

VYMは、米国籍の高配当株ETF(上場投資信託)です。
米国高配当株ETFの中でも、主に以下のような特徴を持っています。
- コロナショック後もいち早く回復する、力強く安定した値動き
- コロナショックの’20年でも減配しなかった安定した増配
- 400銘柄以上への高い分散度
- 配当(分配)利回りは他の高配当株ETFに比べて低い
高配当株を探している投資家にとって、非常に魅力的な投資対象の候補になります。
VYM 基本情報
VYMの基本的な情報は下記です。
※バンガード社のH.P.より情報を引用
ティッカー(正式名称) | VYM(バンガード・米国高配当株式ETF) |
運用会社 | Vanguard社 |
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド・イールド指数 |
構成銘柄数 | 411銘柄 |
ファンド純資産 | 48億ドル |
配当時期 | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 107.22ドル |
配当(分配金)利回り | 2.83% |
経費率 | 0.06% |
設定日 | 2006年11月10日 |
上記の基本情報から以下のようなポイントがわかります。
- 400銘柄以上に広く分散されている
- 経費率が非常に安い
- 設定日は古く、歴史が長い

それではその他詳細情報も見ていきましょう
VYM 株価チャート
VYMの週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
’20年のコロナショックで大きく値を下げていますが、順調に値を上げて回復しています。
’21/初にはコロナ前の最高値を更新し、’21/2頃には過去最高値を突破しています。
VYM 配当(分配)利回り
VYMのこれまでの年間配当(分配)利回りの数値及び推移です。
※配当利回り = 年間配当(分配) ÷ 年末株価 で計算しています

- 2.5%~3.5%の間で安定して推移
VYM 配当(分配金)額、推移
VYMの過去10年間の配当(分配金)額の数値及び推移です。

- 下げるタイミングはあるが、株価ほどは下がらない
- 全体的に右肩上がりで順調に増加傾向
VYM 増配率
増配率については、「年間を通じた増配率」と「前年同期比に対する増配率」の2つのパターンで推移をまとめました。
VYM 年間増配率
VYMのこれまでの年間配当(分配)増配率の推移です。

- 上記データの中では年間の減配は無し
- ’20年もコロナ渦の中でしっかり増配をキープ
- 年度毎で変動は大きい
VYM 前年同期比 増配率
VYMのこれまでの各前年同期比での配当(分配)増配率の推移です。

- コロナショック以降、変動が大きい
VYMトータルリターン(VOOとの比較)
VOO(バンガード S&P500 ETF)との配当再投資込みのトータルリターンを比較しました。(2011年から)

- コロナショック前までは似たような値動き
- コロナショックでの下落率、ショック後の回復に差がつく
コロナショックでの反応に差が出ました。
この結果だけを見ると、純粋に資産の増加を狙うなら、やはりS&P 500インデックスファンドへの投資が賢明との結果です。
しかし、純粋に資産の増加を目的とするなS&P500、配当所得を目的とするならVYMというように、投資の目的により何を選ぶかは変わります。
さらに、コロナショックではこういう結果でしたが、今後どうなるかはわかりません。
VYM 構成銘柄(組み入れ上位10銘柄)
VYMを構成する411銘柄の内、上位10銘柄を示します。(2021.10.17時点)
銘柄(ティッカー) | 組み入れ割合 | 配当(分配)利回り |
---|---|---|
JPモルガンチェース(JPM) | 3.56 % | 2.44 % |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) | 3.37 % | 2.64 % |
ホーム・デポ(HD) | 2.59 % | 1.91 % |
プロクター・アンド・ギャンブル(PG) | 2.56 % | 2.41 % |
バンク・オブ・アメリカ(BAC) | 2.33 % | 1.86 % |
コムキャスト(CMCSA) | 2.05 % | 1.85 % |
ファイザー(PFE) | 1.90 % | 3.74 % |
シスコシステムズ(CSCO) | 1.84 % | 2.65 % |
エクソンモービル(XOM) | 1.71 % | 5.61 % |
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ) | 1.69 % | 4.93 % |
上位10銘柄の純資産総額に占める割合 | 24 % | ー |
- 均等割ではなく、組み入れ割合は強弱がある
- しかし一銘柄毎の組み入れ割合は少ない(分散が効いている)
- 配当(分配)利回りがあまり高くない銘柄も組み入れている(分配利回りだけで銘柄を選択していない)
VYM セクター比率
VYMを構成する411銘柄の、セクター比率を示します。(2021.10.17時点)
セクター名称 | 組み入れ割合 |
---|---|
金融 | 22.5 % |
生活必需品 | 12.8 % |
ヘルスケア | 12.4 % |
資本財 | 9.8 % |
一般消費財 | 8.4 % |
公益事業 | 7.9 % |
情報技術 | 7.7 % |
エネルギー | 7.1 % |
通信サービス | 7.1 % |
素材 | 4.3 % |
不動産 | 0.0 % |
その他 | 0.0 % |
- 幅広いセクターに分散されている
- 不動産は組み入れ無し(REITを除外)

興味あり
安心して持っていられそうなETFね。
どんな人に向いているのかな?
VYMはこんな方におすすめ

これまで紹介した情報から、VYMがおすすめ出来るのはこんな方だと考えられます。
- キャピタルゲイン(株価の値上がり益)よりもインカムゲイン(配当収入)を重視
- 個別株を分析、管理するのは面倒
- 暴落時にも安心して持ち続けたい
- 目先の高配当よりも、長期で安定した高い配当を受け取りたい
ETFは個別株に比べると、やることは少ないです。
相場に応じて勝手に銘柄の組み替えもしてくれるので、個別銘柄の分析や決算のチェック等も不要だからです。
それを楽だと考えるか、面白みがないと考えるかで、個別株かETFどちらにした方が良いかが分かれると思います。
あくまでもみなさんが投資をする目的によりますが、手間をかけずに、安定して配当を受け取り続けたい方にVYMはおすすめ出来ると思います。
VYMは私も購入しています。
私の現在の米国高配当株運用状況は以下の記事にまとめています👇
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)とは まとめ

本記事では、
- VYMの特徴(株価、配当、増配率、S&P500との比較、構成銘柄/セクター)
- VYMはこんな方におすすめ
について解説しました。
- VYMの特徴(株価、配当、増配率、S&P500との比較、構成銘柄/セクター):400銘柄以上に幅広く分散され、コロナショックでも力強い回復、増配を維持
- VYMはこんな方におすすめ:手間をかけず、安心して、長期で安定した配当を受け取りたい方
VYMはコロナショックからも力強く回復し、本記事執筆時点(5月初旬)も最高値を更新し続けています。
またコロナショックの最中の’20年でも増配を維持した安定感が魅力です。
手間をかけずに長期で安定した配当を受け取り続けたい方には、VYMは魅力的な選択肢の一つになりえます。

今日もありがとうございました!
同じ高配当ETFである「SPYD」と「HDV」についても詳しくまとめていますので、合わせてご確認下さい👇
➣【高配当と安定感の両立が魅力】HDVとは【2021年最新情報まとめ】
またVYM、SPYD、HDVの3種類を比較、分析もしています👇
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
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