[2024年最新情報]VYMとは:配当,株価,銘柄情報とメリット・デメリット

配当ETF、投資信託

この記事でわかること
米国連続増配株全力マン
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本記事ではこんな疑問にお答えする為、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)について紹介します

VYMとは、米国のバンガード社が提供する高配当株ETF(上場投資信託)です。

米国の優良な株式500銘柄以上に広く分散され、長い歴史と実績を持つETFです。

また3%前後程度の配当利回りがあり、’20年のコロナショックでも増配を維持し、SPYDHDVに対しいち早く株価を回復するなど、安定感の高さがVYMの特徴です。

この記事ではVYMの基本情報、配当金、株価の情報に加え、メリット・デメリットを押さえた上で、VYMがどんな方におすすめ出来るかについてもご紹介します。

私は2019年から米国連続増配株をメインに投資しています

  • 2019年金融資産約200万円程度→2023年 2000万円達成
  • 1億円貯めてセミリタイヤが目標

結論:VYMとは:配当,株価,銘柄情報とメリット・デメリット

まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。

結論

<VYMとは>

  • 約557銘柄に広く分散され、経費率が低い優良ETF

<VYMの配当金(分配金)情報>

  • 利回り:約2.5%~3.5%の間で安定して推移
  • 増配率:年度毎で変動が大きいが、2012年以降のデータでは年間の減配は無し

<VYMの株価情報>

  • 最新株価:コロナショック前の株価を超え、最高値付近で推移
  • トータルリターン:S&P500を下回る

<VYMと他のETFとの比較>

  • SPYD、HDVとの比較:構成銘柄数が非常に多く、安定性が高い。株価の上昇も増配も両方に期待できる
  • VIGとの比較:VIGと比較すると配当利回りの高さが魅力。増配も安定し、期待できる

<VYMのメリットデメリット>

  • メリット十分な分散低い経費率で、株価も増配も両取り可能
  • デメリット:株価の上昇はS&P500は下回り、配当利回りも他の高配当ETFに対しては下回る

<VYMはこんな方におすすめ>

  • 手間をかけず安心して、目先の高配当よりも長期で安定した配当を受け取りたい方

VYMとは、米国のバンガード社が提供する高配当株ETF(上場投資信託)です。

米国の優良な株式500銘柄以上に広く分散され、長い歴史と実績を持つETFです。

また3%前後程度の配当利回りがあり、’20年のコロナショックでも増配を維持し、SPYDHDVに対しいち早く株価を回復するなど、安定感の高さがVYMの特徴です。

株価もコロナショックの回復ではS&P500に差をつけられましたが、’22年の下落局面では安定感を見せています。

個別株とは異なり、手間をかけず安心して、目先の高配当よりも長期で安定した配当を受け取りたい投資家にとって、非常に魅力的な投資対象の候補になります。

ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。

VYMとは

ここでは

  • 基本的な情報
  • 構成銘柄
  • 構成セクター

についてご紹介します。

VYMの基本情報

VYMの基本的な情報は下記です。

※バンガード社のH.P.より情報を引用

ティッカー(正式名称)    VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)    
運用会社Vanguard社(バンガード社)
ベンチマークFTSE ハイディビデンド・イールド指数
構成銘柄数557銘柄
ファンド純資産548.2億ドル※1
配当時期年4回(3/6/9/12月)
株価111.97ドル※2
配当(分配金)利回り2.97%※2
経費率0.06%
設定日2006年11月10日
※1:’24.3.28時点、※2:’24.4.19時点

上記の基本情報から以下のようなポイントがわかります。

ポイント
  • 500銘柄以上に広く分散されている
  • 経費率が非常に安い
  • 設定日は古く、歴史が長い(暴落を複数回経験済み)
FTSE ハイディビデンド・イールド指数とは?

米国株式市場における高配当利回りの銘柄の内、REITを除く銘柄で構成される、時価総額加重平均型の株価指数

※時価総額加重平均型:株式会社ごとの市場価値を表す時価総額(株価×発行済株式数)の大きさに比例して、銘柄が指数の中で占める割合を決定

VYM 構成銘柄(組み入れ上位10銘柄)

VYMを構成する約557銘柄の内、上位10銘柄を示します。(2024.3.31時点)

銘柄(ティッカー)組み入れ割合配当利回り※
JPモルガンチェース(JPM)3.43 %2.55 %
ブロードコム(AVGO)3.39 %1.63 %
エクソンモービル(XOM)2.76 %3.20 %
ホーム・デポ(HD)2.28 %2.70 %
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)2.27 %2.58 %
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)2.26 %3.42 %
メルク・アンド・カンパニー(MRK)1.99 %2.45 %
アッヴィ(ABBV)1.91 %3.77 %
シェブロン(CVX)1.56 %4.16 %
バンク・オブ・アメリカ(BAC)1.55 %2.72 %
※配当利回り:2024.4.19時点
ポイント
  • 均等割ではなく、組み入れ割合は強弱がある
  • しかし1銘柄毎の組み入れ割合は少ない(分散が効いている)
  • 配当(分配)利回りがあまり高くない銘柄も組み入れている(分配利回りだけで銘柄を選択していない)

VYM セクター比率

VYMを構成する約557銘柄の、セクター比率を示します。(2024.3.31時点)

  セクター名称    組み入れ割合  
金融20.4 %
資本財12.7 %
ヘルスケア12.4 %
生活必需品11.0 %
エネルギー10.6 %
一般消費財10.3 %
情報技術9.8 %
公益事業6.4 %
通信サービス4.2 %
素材2.2 %
不動産0.0 %
ポイント
  • 幅広いセクターに分散されている
  • GAFAMを含む情報技術の組入れは少なめ
  • 不動産は組み入れ無し(REITを除外)

最新の株価・構成銘柄・セクター割合を
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VIMは新NISAでも買える

VYMは新NISAの成長投資枠でも購入できます。

ただし、新NISAでVYMに投資したい場合は取り扱いのある証券会社を選びましょう。

なお、つみたて投資枠ではVYMは購入できません。

つみたて投資枠は原則として投資信託商品を対象としていて、海外ETFは投資対象に含まれていないからです。

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新NISA口座開設には、手数料が安く簡単に開設できるネット証券にしましょう!

代表的なネット証券を紹介します。

SBI証券楽天証券マネックス証券
取引手数料約定代金の0.495%
(最低0円、上限22ドル)
約定代金の0.495%
(最低0円、上限22ドル)
約定代金の0.495%
(最低0円、上限22ドル)
為替手数料買付:0銭
売却:0銭
買付:0銭
売却:0銭
買付:0銭
売却:25銭
米国取り扱い銘柄数約5,600銘柄約4,900銘柄約5,000銘柄
特定口座/
NISA口座
〇 対応〇 対応〇 対応
取引ツールの使いやすさシンプルでわかりやすい取引画面シンプルでわかりやすい取引画面玄人好みで豊富な機能の取引画面
口座開設公式サイト公式サイト公式サイト
VYMに<br>興味あり
VYMに
興味あり

VYMは銘柄数が多くて、分散が効いてそうで安心!

配当金はどのくらいもらえるの?

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では配当金について紹介します

VYMの配当金(分配金)情報

続いて、配当金(分配金)に関する情報を紹介します。

ここでは、

  • 配当(分配)利回りの推移
  • 配当(分配)額の推移
  • 年増配率の推移

について紹介します。

※ETFや投資信託などの配当金のことは「分配金」と呼ばれています。

VYMの配当(分配)利回りの推移

VYMの2011年以降における年間分配利回りの推移です。

※年間配当(分配)利回り = 年間配当金(分配金) ÷ 年末株価 で計算しています

VYMの年間配当(分配)利回りの推移
ポイント
  • 配当(分配)利回りは約2.5%~3.5%の間で安定して推移

VYMの配当(分配)額の推移

VYMの2011年以降における分配額の数値及び推移です。

VYMの配当金(分配金)の推移
ポイント
  • 配当(分配)額は全体的に右肩上がりで順調に増加傾向

VYMの増配率の推移

VYMの2012年以降における年間増配率の数値及び推移です。

VYMの年増配率の推移
ポイント
  • 上記データの中では年間の減配は無し
  • 年度毎で変動は大きい
VYMに<br>興味あり
VYMに
興味あり

利回りは高くはないけど安定してるし、しっかり増配してるね!

株価はどうかな?

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では株価情報についてご紹介します

VYMの株価

ここでは、

  • VYMの最新株価
  • S&P500とのトータルリターンの比較

についてご紹介します。

VYMの株価

VYMの週足リアルタイムチャートです。

※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。

ポイント
  • コロナショック前の株価を超え、最高値付近で推移

VYMとS&P500とのトータルリターンの比較

VYMと、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。

VYM設定後の2007年から2024年3月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

VYMとSPY(S&P500)とのトータルリターン比較
ポイント
  1. コロナショックの下落前にSPYにやや差をつけられる(ショックの下落率はほぼ同等
  2. コロナショックからの回復で差が付き、SPYとの差がやや広がる
  3. ’22年の下落率はVYMの方が少なく、差は縮まる
  4. ’23年のハイテク銘柄上昇局面ではSPYに差をつけられる
VYMに<br>興味あり
VYMに
興味あり

S&P500ほどじゃないけど、配当だけじゃなくて株価も順調に伸びてるんだね。

他のETFとはどう違うのかな?

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では配当金を出す主要なETFとの比較情報について紹介します

VYMと他のETFとの比較

ここでは、

  • VYM・SPYD・HDVの比較
  • VYM・VIGの比較

についてご紹介します。

VYM・SPYD・HDVの比較

まずは米国市場に上場する高配当株で構成される3つのETFを比較してみましょう。

ティッカー(正式名称)    VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)    SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)HDV(iシェアーズ コア米国高配当株 ETF)
運用会社VanguardSTATE STREETBLACK ROCK
ベンチマークFTSE ハイディビデンド・イールド指数S&P 500 高配当モーニングスター配当フォーカス指数
構成銘柄数557銘柄約80銘柄約81銘柄
ファンド純資産548.2億ドル※1約68.3億ドル※3約104.0億ドル※3
配当時期年4回(3/6/9/12月)年4回(3/6/9/12月)年4回(3/6/9/12月)
株価111.97ドル※239.46 ドル※4103.79 ドル※4
配当(分配金)利回り2.97%※24.67 %※43.76 %※4
経費率0.06%0.07%0.08%
設定日2006年11月10日2015年10月21日2011年3月29日
※1:’24.3.28時点、※2:’24.4.19時点、※3:’24.1.3時点、※4:’24.1.7時点

3つとも数十銘柄以上にしっかりと分散され、経費率も低く、優良なETFです。

ただし、3つのETFはそれぞれ特徴、強み、弱みが異なります。

それぞれのETFの主な特徴
  • VYM

→構成銘柄数が非常に多く、安定性が高い。株価の上昇も増配も両方に期待できる。

→財務健全性の高い銘柄を集中して組み入れ、安全性と利回りをバランスよく両立。

→配当利回りの高さが最大の魅力。株価、増配率は不安定。

さらに詳しい情報は以下の記事で比較しています。

複数銘柄の比較を簡単にできる投資アプリ

VYM・VIGの比較

続いて連続増配を重視したETFであるVIGと比較してみましょう。

ティッカー(正式名称)    VIG(バンガード・米国増配株式ETF)VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)    
運用会社VanguardVanguard
ベンチマークNASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスFTSE ハイディビデンド・イールド指数
構成銘柄数314銘柄557銘柄
ファンド純資産742.1億ドル※1548.2億ドル※3
配当時期年4回(3/6/9/12月)年4回(3/6/9/12月)
株価168.47ドル※2111.97ドル※4
配当(分配金)利回り1.90%※22.97%※4
経費率0.06%0.06%
設定日2006年4月21日2006年11月10日
※1:’23.12.29時点、※2:’24.1.7時点、※’24.3.28時点、※’24.4.19時点

どちらも経費率は低く、数百銘柄に分散していて安定感も高いです。

VIGは「10年以上連続して増配の実績を持つ米国普通株」で構成されているのに対し、VYMは「大型株の中でも予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄」を重点的に組入れされています。

その結果、配当利回りなど、少しずつ違いが出てきています。

それぞれのETFの主な特徴

→平均増配率はVYMをやや上回る。トータルリターンでもVYMと比べて優秀。

  • VYM

→VIGと比較すると配当利回りの高さが魅力。増配も安定し、期待できる。

さらに詳しい情報は以下の記事で比較しています。

VYMに<br>興味あり
VYMに
興味あり

どのETFもそれぞれ特徴があるね!

結局VYMはどんなメリットがあるのかな?

米国連続増配株全力マン
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ではVYMのメリットだけじゃなく、デメリットも含めて紹介します

VYMを購入するメリット

VYMを購入する主なメリットは以下です。

VYMを購入するメリット
  • 1つのETFで十分な分散投資が可能
  • 経費率が低い
  • 株価の上昇も増配も両方に期待できる

一つずつ紹介します。

1つのETFで十分な分散投資が可能

VYMは500銘柄以上に広く分散投資され、SPYDやHDVと比べても多い水準です。

その為、1つのETFを持つだけで十分な分散効果があり、その結果が株価の安定性に繋がっていると考えられます。

また、設定日は2006年で歴史もあり、暴落も複数回経験したデータがある点も安心材料に繋がります。

経費率が低い

VYMの経費率は0.06%で、SPYD(0.07%)、HDV(0.08%)と比べると低い数値です。

例えばVYMに100万円投資していれば、年間600円の経費がかかるということです。

今回紹介したETFはどれも経費率が低く優良な銘柄ですが、長期で高額を運用するほど、この経費率は重要な管理ポイントになります。

株価の上昇も増配も両方に期待できる

VYMは配当だけではなく、値上がり益(キャピタルゲイン)も期待できるETFです。

設定来で年平均約+8%程度のトータルリターンを記録(配当再投資込み)しています。

配当金(分配金)だけでなく、株価の上昇もどちらも安定して得られる点で、非常に優良なETFです。

VYMを購入するデメリット

では逆に、VYMを購入する主なデメリットについても紹介します。

VYMを購入するデメリット
  • S&P500と比べると、株価の上昇は劣る
  • SPYD、HDVと比べると、配当利回りは低い
  • 個別株と比べると、経費率分は損をしてしまう

一つずつ紹介します。

S&P500と比べると、株価の上昇は劣る

メリットで株価の上昇も期待できると述べましたが、前述の通りS&P500と比べると株価の上昇は劣ります

その為、配当金ではなく純粋に株価の上昇(キャピタルゲイン)を目的として投資するなら、S&P500を構成銘柄とするSPYやVOOといったETFを選択するべきです。

SPYD、HDVと比べると、配当利回りは低い

VYMは高配当ETFのSPYD、HDVと比べると利回りは相対的に低めの水準です。

おおよその配当利回りの水準として、VYMは3%前後、HDVは3%半ば〜4%程度、SPYDは4%前後程度の利回りがあります。

ただしVYMは株価、増配の安定感に優れています。

個別株と比べると、経費率分は損をしてしまう

VYMに限らず、ETFはどうしても経費はかかり、個別株と比べるとその分はロスになります

個別株は銘柄選定、管理が大変だったり、倒産などのリスクもある為万人にはおすすめできません。

ただし、長期で増配を続ける比較的優良な銘柄もあります。

そんな連続増配銘柄は以下の記事で紹介しているので、良ければ参考にしてみてください。

VYMに<br>興味あり
VYMに
興味あり

メリットだけじゃなくてデメリットもあるんだね。

私には向いてるのかな?

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ではおすすめ出来る方の傾向を紹介します

VYMはこんな方におすすめ

これまで紹介した情報から、VYMがおすすめ出来るのはこんな方だと考えられます。

VYMはこんな方におすすめ
  • キャピタルゲイン(株価の値上がり益)よりもインカムゲイン(配当収入)を重視
  • 個別株を分析、管理するのは面倒
  • 暴落時にも安心して持ち続けたい
  • 目先の高配当よりも、長期で安定した高い配当を受け取りたい

一つずつ紹介します。

キャピタルゲイン(株価の値上がり益)よりもインカムゲイン(配当収入)を重視する人

世の中には様々な株式投資手法がありますが、投資手法はあくまでも手段

投資家の方それぞれで投資する目的は様々かと思いますが、その目的と手法が合っていればいいと思います。

あなたの投資目的に対して、配当金投資が合っている、配当金投資がしたいという方は、VYMが選択肢の一つになり得ます。

配当金投資のメリット・デメリットについては以下の記事で紹介しています。

個別株を分析、管理するのは面倒だと感じる人

VYMに<br>興味あり
VYMに
興味あり

配当金投資がしたい!

となっても、配当金を得る手段は様々あります。

色んな個別株を探して、銘柄分析/管理を楽しめる方もいれば、それを面倒だと感じる方もいます。

ETFは個別株に比べると、やることは少ないです。

相場に応じて勝手に銘柄の組み替えもしてくれるので、個別銘柄の分析や決算のチェック等も不要だからです。

それを楽で便利だと考える方は、VYMが選択肢の一つになり得ます。

暴落時にも安心して持ち続けたい

VYMに<br>興味あり
VYMに
興味あり

ETFで配当金投資がしたい!!

となったら、やはり重要なのは株価の変動。

VYMはSPYDと比べるとコロナショック時の下落率は小さく、S&P500とほとんど差はありませんでした。

さらに、その後の上昇局面でもHDVよりも早期に回復しています。

ハイテク銘柄も含め、広く分散投資されていることが影響しているかと考えられます。

このように、ETFで配当金が欲しいけど、暴落時にも安心して持ち続けたい方に、VYMはおすすめ出来ると考えられます。

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HDV、VYM、SPYDについては以下の記事で詳細比較をしていますので、良ければ参考にしてみて下さい

目先の高配当よりも、長期で安定した高い配当を受け取りたい

VYMに<br>興味あり
VYMに
興味あり

私の投資目的に合ってる!!VYMを買おうかな~

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ちょっと待ってください!!最後にもう一つ確認するべきことがあります

ここまでご覧頂いて、「VYMを買ってみようかな~」と思った方は、まだ重要なポイントの確認が必要です。

それは「VYMは目先の分配金利回りがSPYD、HDVと比べると劣る」ということです。

株価、分配金の変動により日々変わりますが、分配金利回りは大体

  • VYM:3%前後
  • HDV:3%半ば〜4%程度
  • SPYD:4%前後

程度が相場で、VYMはやや少なくなります。

ただし、VYMの増配率はHDV、SPYDと比べると高く、安定している為、目先の高配当よりも長期で安定した高い配当を受け取りたい人に、VYMをおすすめできると考えられます。

VYM、HDVSPYDの比較は、それぞれの記事と比較記事をご覧ください。

VYMに<br>興味あり
VYMに
興味あり

やっぱりVYMを買いたい!

どうやって買えばいいの?

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ではVYMの買い方について紹介します

VYMの買い方

VYMを買う手順は以下の流れです。

VYMの買い方
  1. VYMを取り扱っている証券口座を開設する
  2. 外国株口座を開設する
  3. 買い付けする金額を口座に入金する
  4. 買い付け注文をする

VYMを購入する為には、まずVYMを扱っている証券口座を開設する必要があります。

また外国株なので、口座開設時に外国株式口座も同時に申し込んでおきましょう。

あとは入金、買い付け注文をするだけで簡単に購入できます。

ただし口座開設は窓口では行わず、手数料が低いネット証券がおすすめです。

VYMが購入できるおすすめのネット証券

VYMを取り扱っている中でも、おすすめのネット証券会社は、以下のとおりです。

SBI証券楽天証券マネックス証券
取引手数料約定代金の0.495%
(最低0円、上限22ドル)
約定代金の0.495%
(最低0円、上限22ドル)
約定代金の0.495%
(最低0円、上限22ドル)
為替手数料買付:0銭
売却:0銭
買付:0銭
売却:0銭
買付:0銭
売却:25銭
米国取扱銘柄数約5,600銘柄約4,900銘柄約5,000銘柄
特定口座/
NISA口座
〇 対応〇 対応〇 対応
取引ツールの使いやすさシンプルでわかりやすい取引画面シンプルでわかりやすい取引画面玄人好みで豊富な機能の取引画面
口座開設公式サイト公式サイト公式サイト

3社共にVYMだけではなく、数多くの米国株を取り扱っています。

また、取引手数料には差は無く、どれも低い水準です。

さらに、為替手数料はどれも買付時は手数料0銭で、SBI証券楽天証券は売却時も含めて0銭の設定でコストを抑えることが可能です。

ただし、マネックス証券は情報量が多く、「銘柄スカウター」という機能でしっかりと情報を確認して銘柄選定をすることが可能です。

各証券口座の比較は以下の記事で詳しく紹介しています。

まとめ

本記事では、

について解説しました。

結論

<VYMとは>

  • 約557銘柄に広く分散され、経費率が低い優良ETF

<VYMの配当金(分配金)情報>

  • 利回り:約2.5%~3.5%の間で安定して推移
  • 増配率:年度毎で変動が大きいが、2012年以降のデータでは年間の減配は無し

<VYMの株価情報>

  • 最新株価:コロナショック前の株価を超え、最高値付近で推移
  • トータルリターン:S&P500を下回る

<VYMと他のETFとの比較>

  • SPYD、HDVとの比較:構成銘柄数が非常に多く、安定性が高い。株価の上昇も増配も両方に期待できる
  • VIGとの比較:VIGと比較すると配当利回りの高さが魅力。増配も安定し、期待できる

<VYMのメリットデメリット>

  • メリット十分な分散低い経費率で、株価も増配も両取り可能
  • デメリット:株価の上昇はS&P500は下回り、配当利回りも他の高配当ETFに対しては下回る

<VYMはこんな方におすすめ>

  • 手間をかけず安心して、目先の高配当よりも長期で安定した配当を受け取りたい方

VYMとは、米国のバンガード社が提供する高配当株ETF(上場投資信託)です。

米国の優良な株式500銘柄以上に広く分散され、長い歴史と実績を持つETFです。

また3%前後程度の配当利回りがあり、’20年のコロナショックでも増配を維持し、SPYDHDVに対しいち早く株価を回復するなど、安定感の高さがVYMの特徴です。

株価もコロナショックの回復ではS&P500に差をつけられましたが、’22年の下落局面では安定感を見せています。

個別株とは異なり、手間をかけず安心して、目先の高配当よりも長期で安定した配当を受け取りたい投資家にとって、非常に魅力的な投資対象の候補になります

皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

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最後までご覧頂きありがとうございました!

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