興味あり
米国のペプシコ(PEP)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えする為、本記事ではペプシコ(PEP)について銘柄分析を行いました
ペプシコ(PEP)はアメリカ ニューヨーク州に拠点を持つ、世界最大級の加工食品・飲料メーカーです。
配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は52年で、米国配当王に名を連ねています。
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ生活必需品セクターの「プロクター・アンド・ギャンブル」、「アルトリア・グループ」、「コカ・コーラ」、「ウォルマート」、「コストコホールセール」、「フィリップモリスインターナショナル」なども紹介しています。
結論:[連続増配52年]ペプシコ:PEPの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
ペプシコ(PEP)はアメリカ ニューヨーク州に拠点を持つ、世界最大級の加工食品・飲料メーカーです。
日本でもペプシコーラは有名ですね。
配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は52年で、米国配当王に名を連ねています。
安定した配当、S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回るトータルリターンとのバランスが魅力です。
今後も市場の成長に乗り、緩やかながらも成長が期待されますが、ライバルのコカ・コーラ(KO)社との激しい競争などには注意が必要です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ペプシコ:PEPの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
PEPの配当利回りの推移
ペプシコ(PEP)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています
- 配当利回りは約2.5%~3.5%程度の水準で推移
PEPの配当額の推移
ペプシコ(PEP)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
- 配当額は右肩上がりで順調に推移
PEPの増配率の推移
ペプシコ(PEP)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。
- 増配率は約5%~12%程度の水準で推移
PEPの配当性向の推移
ペプシコ(PEP)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算
- 配当性向は約40~70%前後の水準で推移
興味あり
利回りもまあまあだし、増配率も悪くないね!
バランスがいい感じ!
株価はどうかな?
では株価関係の情報についてご紹介します
ペプシコ:PEPの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
PEPの株価
ペプシコ(PEP)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の高値は更新し、最高値付近で推移
PEPとS&P500とのトータルリターンの比較
ペプシコ(PEP)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年7月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。
- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る
PEPと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ペプシコ(PEP)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。
- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る
PEPと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
ペプシコ(PEP)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。
- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで上回る
S&P500、高配当ETF、連続増配ETFよりいいリターンなんだね!!
どんな会社なの?
では銘柄に関する情報についてご紹介します
ペプシコ:PEPの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
PEPの基本情報
ペプシコ(PEP)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | PEP(ペプシコ) |
本社所在地 | 米国ニューヨーク州 |
設立日 | 1965年 |
従業員数 | 約31.5万人 |
セクター | 生活必需品 |
配当時期(支払い月) | 年4回(1/3/6/9月) |
株価 | 180.25 ドル※ |
配当利回り | 2.82 %※ |
連続増配年数 | 52年 |
採用指数 | S&P500 |
ペプシコ(PEP)はアメリカ ニューヨーク州に拠点を持つ、世界最大級の加工食品・飲料メーカーです。
歴史は古く、1880年代に薬剤師のCaleb Bradham氏がペプシを考案したところが原点です。
さらに1898年に「Pepsi-Cola」と名付け、1902年に会社設立、翌年特許を取得。
1965年にスナック菓子のフリトレー社を傘下に加え、現在のペプシコ社になりました。
連続増配年数は52年で、米国配当王に名を連ねています。
PEPの主な事業内容
ペプシコ(PEP)の主力商品は以下の通りです。
ペプシコ(PEP)は、世界第2位の炭酸飲料メーカーであり、最大の加工食品メーカーです。(飲料第1位はコカ・コーラ社)
清涼飲料からスナック、シリアルまで多くの製品カテゴリを展開しており、500を超えるブランドで200以上の国・地域で事業を展開しています。
日本でも有名な「ペプシコーラ」から、スナック菓子の「Lay’s(レイズ)」、「Doritos(ドリトス)」や、シリアルの「QUAKER(クエーカー)」、「SodaStream(ソーダストリーム)」などを持っています。
また同社はペプシコーラが有名ですが、実は売上比率で見ると加工食品がやや多くを占めています。
PEPの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ペプシコ(PEP)の業績の推移は以下の通りです。
- 売上高は右肩上がりだが、営業利益は横ばい~微増の傾向
PEPのEPS(1株当たり利益)
ペプシコ(PEP)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用
- EPSは全体的には緩やかに増加傾向
売り上げは安定しているね。ペプシコーラも知ってる!
今後はどうなるのかな?
では今後の見通しについて紹介します
ペプシコ:PEPの今後の見通し
ペプシコ(PEP)は主に以下の理由から、今後も緩やかながら成長が期待できると考えられます。
- 米国の人口は今後も拡大が予想され、食品需要の底上げが期待できる
- 米国の飲料市場・スナック市場は、今後も拡大を続ける見通し
食品事業ですので、人口の増加に伴い、需要の底上げが期待できます。
また下のグラフのように、2022年~2030年の間で米国の飲料市場は年率約6.1%程度、スナック市場は年率約3.3%程度の成長が予想されています。
さらに米国企業らしい特徴ですが、積極的な買収を行うことで、商品ラインナップの拡充を図れる点も有利なポイントです。
ペプシコ(PEP)は1965年頃までは飲料のみを取り扱い業績は苦戦していましたが、1965年にスナック菓子のフリトレー社を傘下に加え、現在の成長に至ることが出来ています。
ただし、以下のような点には注意が必要です。
- ライバルのコカ・コーラ(KO)社との激しい競争
- 先進国の健康志向の広がりによる非炭酸飲料やオーガニックスナックへの需要移行
- 生活必需品セクターは急激な成長は期待できない
こういった点にも注意した上で、投資判断をしていくことが必要です。
まとめ
本記事では、
- ペプシコの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ペプシコの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ペプシコの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ペプシコの今後の見通し
について解説しました。
ペプシコ(PEP)はアメリカ ニューヨーク州に拠点を持つ、世界最大級の加工食品・飲料メーカーです。
日本でもペプシコーラは有名ですね。
配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は52年で、米国配当王に名を連ねています。
安定した配当、S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回るトータルリターンとのバランスが魅力です。
今後も市場の成長に乗り、緩やかながらも成長が期待されますが、ライバルのコカ・コーラ(KO)社との激しい競争などには注意が必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ生活必需品セクターの「プロクター・アンド・ギャンブル」、「アルトリア・グループ」、「コカ・コーラ」、「ウォルマート」、「コストコホールセール」、「フィリップモリスインターナショナル」なども紹介しています。
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