
興味あり
米国のユニオン・パシフィック(UNP)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではユニオン・パシフィック(UNP)について銘柄分析を行いました
ユニオン・パシフィック(UNP)は、アメリカ最大の鉄道会社です。
鉄道会社といっても運ぶのは人ではなくモノです。
株主還元にも積極的で、連続増配年数17年の記録を持っています。
- ユニオン・パシフィックの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ユニオン・パシフィックの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ユニオン・パシフィックの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ユニオン・パシフィックの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ資本財セクターの「スリーエム」、「キャタピラー」、「ロッキード・マーチン」なども紹介しています。
結論:[連続増配17年]ユニオン・パシフィック:UNPの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<ユニオン・パシフィックの配当金情報>
- 利回り:約1.5~3.0%程度の水準で推移
- 増配率:年平均約+19%程度の高い水準で推移
- 配当性向:約30~50%前後の水準で推移
<ユニオン・パシフィックの株価情報>
- 株価:コロナショック前の株価は超えているが、2022年頃からは下落傾向
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<ユニオン・パシフィックの銘柄分析>
- 事業:アメリカ最大の鉄道会社
- 業績:売上高、営業利益共に波はあるがやや増加傾向。また営業利益率は40%程度で高水準
<ユニオン・パシフィックの今後の見通し>
- 鉄道貨物市場という参入障壁が高い市場で、米国内の市場成長に伴い今後も継続した成長に期待
ユニオン・パシフィックは米国ネブラスカ州に本社を置く、米国最大の鉄道会社です。
配当による株主還元にも積極的で、連続増配年数17年を継続し、年平均約+19%程度の高い増配率も継続しています。
また参入障壁が高い鉄道貨物市場でシェアNo.1を継続し、今後も市場の成長に伴い同社の成長が期待出来ると考えられます。
ただし、鉄道貨物市場は景気に左右されやすい為、景気後退時の一時的な減速には注意が必要です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ユニオン・パシフィック:UNPの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
UNPの配当利回りの推移
ユニオン・パシフィック(UNP)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは約1.5%~3.0%の水準で推移
UNPの配当額の推移
ユニオン・パシフィック(UNP)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 全体的には増加傾向だが、一定期間毎に横ばいの期間あり
UNPの増配率の推移
ユニオン・パシフィック(UNP)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 年毎のばらつきが大きい
- 年平均約+19%程度の高い水準で推移
UNPの配当性向の推移
ユニオン・パシフィック(UNP)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり希薄化EPS)×100 で計算

- 約30%~50%前後の水準で推移

興味あり
増配率が高くていいね!
株価はどうかな?

では株価関係の情報についてご紹介します
ユニオン・パシフィック:UNPの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
UNPの株価
ユニオン・パシフィック(UNP)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の株価は超えているが、2022年頃からは下落傾向
UNPとS&P500とのトータルリターンの比較
ユニオン・パシフィック(UNP)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年から2023年7月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を大きく上回る
UNPと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ユニオン・パシフィック(UNP)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで大きく上回る
UNPと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
ユニオン・パシフィック(UNP)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。

- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで大きく上回る

S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!!
どんな会社なの?

では銘柄に関する情報についてご紹介します
ユニオン・パシフィック:UNPの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
UNPの基本情報
ユニオン・パシフィック(UNP)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | UNP(ユニオン・パシフィック) |
本社所在地 | 米国ネブラスカ州オマハ |
設立日 | 1862年 |
従業員数 | 約3.1万人 |
セクター | 資本財 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 221.03 ドル※ |
配当利回り | 2.35 %※ |
連続増配年数 | 17年 |
採用指数 | S&P500 |
ユニオン・パシフィックは資本財セクターの大型銘柄です。
連続増配年数は17年で長期にわたります。
UNPの主な事業内容
ユニオン・パシフィック(UNP)の主力商品は以下の通りです。
- 鉄道貨物輸送
石炭、化学品、農作物、完成車等の輸送
ユニオン・パシフィック(UNP)はアメリカ最大の鉄道会社です。
日本で鉄道というと人を運ぶビジネスをイメージしますが、ユニオン・パシフィックが運ぶのは石炭、化学品、農作物、完成車等のモノです。
ユニオン・パシフィックの線路網は、アメリカの西部から中部の多くをカバーし、シカゴ西部やニューオーリンズにまで達します。

UNPの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ユニオン・パシフィック(UNP)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高、営業利益共に波はあるがやや増加傾向
- 営業利益率は40%前後の高い水準
UNPのEPS(1株当たり利益)
ユニオン・パシフィック(UNP)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 希薄化EPS を使用

- 全体的には右肩上がりの傾向で推移

業績は順調だね!!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
ユニオン・パシフィック:UNPの今後の見通し
ユニオン・パシフィックは主に以下の理由から、今後も継続した成長が期待できると考えられます。
- 米国の鉄道貨物市場は今後も拡大が予測される
- 鉄道貨物市場は参入障壁が高く、その市場でユニオン・パシフィックはシェアNo.1
米国の鉄道貨物市場は米国の経済成長に伴い年々成長を続けていて、2022年から2030年までの間で年平均約4.4%の成長が予測されています。
また、鉄道はインフラビジネスの為、新規参入が難しい市場です。
ユニオン・パシフィックはその市場でシェア2位のBNSF鉄道(バークシャー・ハサウェイ傘下)を抑えてシェアNo.1を維持しています。
こういった背景から、ユニオン・パシフィックは今後も着実な成長が期待できると考えられます。
ただし、鉄道貨物市場は景気に左右されやすい為、景気後退時の一時的な減速には注意が必要です。

まとめ

本記事では
- ユニオン・パシフィックの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ユニオン・パシフィックの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ユニオン・パシフィックの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ユニオン・パシフィックの今後の見通し
について解説しました。
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<ユニオン・パシフィックの配当金情報>
- 利回り:約1.5~3.0%程度の水準で推移
- 増配率:年平均約+19%程度の高い水準で推移
- 配当性向:約30~50%前後の水準で推移
<ユニオン・パシフィックの株価情報>
- 株価:コロナショック前の株価は超えているが、2022年頃からは下落傾向
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<ユニオン・パシフィックの銘柄分析>
- 事業:アメリカ最大の鉄道会社
- 業績:売上高、営業利益共に波はあるがやや増加傾向。また営業利益率は40%程度で高水準
<ユニオン・パシフィックの今後の見通し>
- 鉄道貨物市場という参入障壁が高い市場で、米国内の市場成長に伴い今後も継続した成長に期待
ユニオン・パシフィックは米国ネブラスカ州に本社を置く、米国最大の鉄道会社です。
配当による株主還元にも積極的で、連続増配年数17年を継続し、年平均約+19%程度の高い増配率も継続しています。
また参入障壁が高い鉄道貨物市場でシェアNo.1を継続し、今後も市場の成長に伴い同社の成長が期待出来ると考えられます。
ただし、鉄道貨物市場は景気に左右されやすい為、景気後退時の一時的な減速には注意が必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ資本財セクターの「スリーエム」、「キャタピラー」、「ロッキード・マーチン」なども紹介しています。
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