興味あり
米国のプロクター・アンド・ギャンブル(PG)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えする為、本記事ではプロクター・アンド・ギャンブル(PG)について銘柄分析を行いました
プロクター・アンド・ギャンブルは米国に拠点を持つ世界最大級の生活必需品メーカーです。
日本でも「P&G」の略称でみなさんはご存じかと思います。
株主還元にも積極的で、連続増配は68年で、「配当王」という50年以上連続増配を続ける銘柄の一つに数えられています。
私は2019年から米国連続増配株をメインに投資しています
- 2019年金融資産約200万円程度→2023年 2000万円達成
- 1億円貯めてセミリタイヤが目標
- 30代、妻、息子(4歳/1歳)と4人暮らし
結論:[連続増配68年]プロクター・アンド・ギャンブル:PGの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
プロクター・アンド・ギャンブルは米国オハイオ州に本社を置く世界最大級の生活必需品メーカーです。
68年も連続増配を続け「配当王」に名を連ねていて、さらに高い増配率、S&P500、高配当ETFを上回る高いトータルリターンが魅力です。
また、生活必需品という安定した認知度の高い商品群から得られる収益により、緩やかながら安定した成長が期待できます。
ただし、急激な成長は期待できない点には注意が必要です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
プロクター・アンド・ギャンブル:PGの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
PGの配当利回りの推移
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています
- 配当利回りは約2.0%~3.5%の水準で推移
PGの配当額の推移
プロクター・アンド・ギャンブル(PG )の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
- 配当額は全体的に右肩上がりで順調に増加傾向
PGの増配率の推移
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の2011年以降における年間配当増配率の数値及び推移です。
- 増配率はばらつきはあるが、上記平均で約5~6%程度の増配率で推移
PGの配当性向の推移
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算
- 配当性向は約50%~70%の水準で推移
興味あり
コロナショックでもこれだけ増配出来るのはすごいね!
配当も安定してる!!
株価はどうかな?
では株価関係の情報についてご紹介します
プロクター・アンド・ギャンブル:PGの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
PGの株価
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショックの下落からは早期に回復しコロナ前の水準は超えているが、2022年頃からは横ばいの傾向
PGとS&P500とのトータルリターンの比較
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2024年1月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。
- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る
PGと高配当ETFとのトータルリターンの比較
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。
- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る
PGと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。
- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンでやや下回る
S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!!
どんな会社なの?
では銘柄に関する情報についてご紹介します
プロクター・アンド・ギャンブル:PGの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
PGの基本情報
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | PG(プロクター・アンド・ギャンブル) |
本社所在地 | 米国オハイオ州シンシナティ市 |
設立日 | 1837年 |
従業員数 | 約10万人 |
セクター | 生活必需品 |
配当時期(支払い月) | 年4回(2/5/8/11月) |
株価 | 158.64 ドル※ |
配当利回り | 2.36 %※ |
連続増配年数 | 68年 |
採用指数 | NYダウ、S&P500 |
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)は米国に本社を置く、世界最大級の生活必需品メーカーです。
従業員数は10万人を超え、世界各国に拠点を持っています。
また、NYダウ銘柄にも採用されており、米国を代表する銘柄の一つです。
さらに、連続増配年数は68年と、半世紀以上にわたり増配を続けている優良企業です。
PGの主な事業内容
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の主力商品は以下の通りです。
世界最大級の生活必需品メーカーであるプロクター・アンド・ギャンブルの商品は、大きく「ホームケア製品」、「ヘアケア製品」、「紙製品」に分かれています。
上記は日本で販売されている商品名ですが、みなさん聞いたことがあるものばかりではないでしょうか。
徹底した広告戦略のおかげもあり、日本においても生活に馴染んだ圧倒的な知名度を持っています。
PGの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の業績の推移は以下の通りです。
- 売上高、営業利益共に、2016年を底に緩やかながら増加傾向
PGのEPS(1株当たり利益)
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用
- EPSは全体的には右肩上がりで増加傾向
PGのキャッシュフロー(営業CF、フリーCF、営業CFマージン)
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)のキャッシュフローの推移は以下の通りです。
※営業CFマージン = 営業CF ÷ 売上高
- 営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー共に全体的には緩やかながらも上昇傾向
業績は悪くないね
今後はどうなるのかな?
では今後の見通しについて紹介します
プロクター・アンド・ギャンブル:PGの今後の見通し
プロクター・アンド・ギャンブルは主に以下の理由から、今後も緩やかながらも成長が期待できると考えられます。
- 生活必需品は景気動向に左右されにくく、人口増加に伴い一定の需要が続く
- 世界の人口は今後も増加を続ける
不景気になったからと言って、日々の生活用品を買わなくなる人はいませんよね?
つまり世界で人口が増える分だけ、世界各国に展開しているプロクター・アンド・ギャンブルの売り上げは増加していくことが予測されます。
ただし逆に急激な売り上げ増加も見込めない為、短期での上昇を期待する銘柄ではありません。
まとめ
本記事では、
- プロクター・アンド・ギャンブルの配当金情報(利回り、増配率、それぞれの推移)
- プロクター・アンド・ギャンブルの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)
- プロクター・アンド・ギャンブルの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- プロクター・アンド・ギャンブルの今後の見通し
について解説しました。
プロクター・アンド・ギャンブルは米国オハイオ州に本社を置く世界最大級の生活必需品メーカーです。
68年も連続増配を続け「配当王」に名を連ねていて、さらに高い増配率、S&P500、高配当ETFを上回る高いトータルリターンが魅力です。
また、生活必需品という安定した認知度の高い商品群から得られる収益により、緩やかながら安定した成長が期待できます。
ただし、急激な成長は期待できない点には注意が必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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また、配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめていますので良ければ参考にしてみてください。
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