
興味あり
ジョンソン・エンド・ジョンソンは配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)について銘柄分析を行いました
ジョンソン・エンド・ジョンソンは長く安定した増配、高い業績/株価推移を持った米国の製薬、医療機器、ヘルスケア関連製品を扱う多国籍企業です。
連続増配は60年というとんでもない配当実績を持つ企業です。
- ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当金情報(利回り、増配率、それぞれの推移)
- ジョンソン・エンド・ジョンソンってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- ジョンソン・エンド・ジョンソンの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じヘルスケアセクターの「アッヴィ」、「アムジェン」、「メルク」も紹介しています。
結論:[連続増配60年]ジョンソン・エンド・ジョンソン:JNJの配当、株価、今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当金情報>
利回りは約2.5%~3.5%程度の数値で推移
過去10年間の増配率は5~8%程度の高い数値で安定して推移
<ジョンソン・エンド・ジョンソンってどんな会社?>
130年以上続く世界最大級のヘルスケア企業で、NYダウ、S&P500指数にも採用
株価はコロナショックの下落から早期に回復し、コロナ前の水準以上で推移
トータルリターンは長期でS&P500と同等、直近で高配当ETFのVYM以下、SPYD以上
<ジョンソン・エンド・ジョンソンの今後の見通し>
今後も医薬品需要の増加、収益性の高い製薬市場への注力により成長が期待される
知らない方はいない超巨大企業ですが、59年も連続増配している配当金の安定が魅力です。
また、今後も含めた成長性にも期待できます。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ジョンソン・エンド・ジョンソン:JNJの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
についてご紹介します。
JNJの配当利回りの推移
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 約2.5%~3.5%の水準で安定して推移
- 若干減少傾向に見えるが、増配率はしっかり安定している(後述)ので、株価上昇が主要因
JNJの配当額の推移
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 全体的にきれいな右肩上がりで順調に増加傾向
JNJの増配率の推移
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の2011年以降における年間配当増配率の数値及び推移です。

- 5~8%以上の高く安定した増配傾向
- ’20年のコロナ渦でも安定感は変わらず増配を確保

興味あり
利回りはそこそこだけど増配率が高いし、どれも安定してるね!
どんな会社なの?

では企業情報、株価についてご紹介します
ジョンソン・エンド・ジョンソン:JNJってどんな会社?
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
JNJの基本情報
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン) |
本社所在地 | 米国ニュージャージー州ニューブランズウィック |
設立日 | 1887年 |
従業員数 | 約134,500人 |
セクター | ヘルスケア |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 180.26 ドル※ |
配当利回り | 2.53 %※ |
連続増配年数 | 60年 |
採用指数 | NYダウ、S&P500 |
ジョンソン・エンド・ジョンソンは130年以上続く世界最大級のヘルスケア企業です。
NYダウ、S&P500指数にも採用されています。
従業員数は13万人を超え、世界各国に拠点を持っています。
また連続増配年数は59年と、半世紀以上にわたり増配を続けている優良企業です。
JNJの株価
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショックの下落からは早期に回復し、コロナ前の水準以上に推移中
JNJとS&P500とのトータルリターンの比較
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2021年11月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 2001年~現在において、市場平均のS&P500に連動したSPYとほぼ同等のトータルリターンを残す
JNJと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 過去6年間において、高配当ETFのVYMを下回り、SPYDを上回るトータルリターンを残す

長期のS&P500、最近の高配当ETFと同じくらいなんだね!
どんな事業をしている会社なの?

では事業内容、業績についてご紹介します。
JNJの主な事業内容
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の主力商品は以下の通りです。
- ヘルスケア製品
バンドエイド、リステリン、ボディーローション等
- 医療機器
- 医薬品
新型コロナワクチン等
商品は大きく「ヘルスケア製品」、「医療機器」、「医薬品」に分かれています。
日本でもバンドエイド、リステリン、ボディーローション等は知らない方はいないのではないでしょうか。
また新型コロナウイルスに対し、ワクチンの開発も実施しています。
ただし、訴訟大国アメリカにおいてはヘルスケア企業は常に訴訟のリスクがあり、実際にこれまでも訴訟に発展している事実があることは認識が必要です。
JNJの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高は基本的に右肩上がりで推移
- 営業利益率も20%前後で安定して推移
- 営業利益は160~200億ドル(日本円で2兆円前後)を稼ぐ優良企業

興味あり
業績はすごいし、有名な商品も多くて安心できるね。
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
ジョンソン・エンド・ジョンソン:JNJの今後の見通し
ジョンソン・エンド・ジョンソンは主に以下の理由から、今後も成長が期待できると考えられます。
- 先進国の高齢化による医薬品需要の増加
- 収益性の高い医薬品・医療機器事業に注力
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、医薬品・医療機器事業とコンシューマー製品事業の2つに同社を分割する計画を発表しました。
これにより収益性の高い製薬市場に注力することになります。
ただしヘルスケアセクターに投資する際は、政治動向や、訴訟リスクにも注意が必要です。
まとめ

本記事では、
- ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当金情報(利回り、増配率、それぞれの推移)
- ジョンソン・エンド・ジョンソンってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- ジョンソン・エンド・ジョンソンの今後の見通し
について解説しました。
<ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当金情報>
利回りは約2.5%~3.5%程度の数値で推移
過去10年間の増配率は5~8%程度の高い数値で安定して推移
<ジョンソン・エンド・ジョンソンってどんな会社?>
130年以上続く世界最大級のヘルスケア企業で、NYダウ、S&P500指数にも採用
株価はコロナショックの下落から早期に回復し、コロナ前の水準以上で推移
トータルリターンは長期でS&P500と同等、直近で高配当ETFのVYM以下、SPYD以上
<ジョンソン・エンド・ジョンソンの今後の見通し>
今後も医薬品需要の増加、収益性の高い製薬市場への注力により成長が期待される
知らない方はいない超巨大企業ですが、60年も連続増配している配当金の安定が魅力です。
また、今後も含めた成長性にも期待できます。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
私はこれからもジョンソン・エンド・ジョンソンを長期保有していく計画です。

最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じヘルスケアセクターの「アッヴィ」、「アムジェン」、「メルク」も紹介しています。
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