[連続増配67年]プロクター・アンド・ギャンブル:PGの配当,株価,今後の見通し

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米国のプロクター・アンド・ギャンブル(PG)は配当金をどれくらいもらえるの?

株価は?業績は?詳しく知りたい!

  

しげぞう
しげぞう

こんな疑問にお答えする為、本記事ではプロクター・アンド・ギャンブル(PG)について銘柄分析を行いました

  

プロクター・アンド・ギャンブルは米国に拠点を持つ世界最大級の生活必需品メーカーです。

日本でも「P&G」の略称でみなさんはご存じかと思います。

  

株主還元にも積極的で、連続増配は67年で、「配当王」という50年以上連続増配を続ける銘柄の一つに数えられています。

   

この記事でわかること
  • プロクター・アンド・ギャンブルの配当金情報(利回り、増配率、それぞれの推移)
  • プロクター・アンド・ギャンブルってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
  • プロクター・アンド・ギャンブルの今後の見通し

  

私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。

愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。

   

配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。

同じ生活必需品セクターの「コカ・コーラ」、「フィリップ モリス インターナショナル」、「アルトリア・グループ」、「ウォルマート」、「コストコホールセール」も紹介しています。

  

結論:【連続増配67年】プロクター・アンド・ギャンブル:PGの配当,株価,今後の見通し

まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。

  

結論

<プロクター・アンド・ギャンブルの配当金情報>

  • 利回りは約2.0%~3.5%の水準で推移
  • 増配率は約5~6%程度の増配率で推移
  • 配当性向は50%~70%の水準で推移

<プロクター・アンド・ギャンブルってどんな会社?>

  • 世界最大級の生活必需品メーカー
  • 株価はコロナショックの下落からすぐに回復するが、2022年は横ばい傾向
  • トータルリターンは長期のS&P500とほぼ同等、直近の高配当ETFを上回る

<プロクター・アンド・ギャンブルの今後の見通し>

  • 今後も世界の人口増加に伴い緩やかに成長
  • 逆に急激な成長は期待できない

プロクター・アンド・ギャンブルは米国オハイオ州に本社を置く世界最大級の生活必需品メーカーです。

67年も連続増配を続け「配当王」に名を連ねていて、さらに高い増配率、S&P500、高配当ETFを上回る高いトータルリターンが魅力です。

また、生活必需品という安定した認知度の高い商品群により、緩やかながら安定した成長が期待できます。

  

ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。

  

プロクター・アンド・ギャンブル:PGの配当金情報

それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。

ここでは、

  • 配当利回りの推移
  • 配当額の推移
  • 年増配率の推移

についてご紹介します。

  

PGの配当利回りの推移

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。

※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

  

プロクター・アンド・ギャンブル(PG )の年間配当利回りの推移

  

ポイント
  • 2.0%~3.5%の水準で推移

  

PGの配当額の推移

プロクター・アンド・ギャンブル(PG )の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

  

プロクター・アンド・ギャンブル(PG )の配当金の推移

  

ポイント
  • 全体的に右肩上がりで順調に増加傾向

  

PGの増配率の推移

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の2011年以降における年間配当増配率の数値及び推移です。

  

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の年増配率の推移

  

ポイント
  • ’16年前後で増配率が減少したが、直近にかけて再び増加傾向
  • ’20年、’21年のコロナ渦でも変わらず増配を確保
  • 上記約5~6%程度の増配率で推移

  

PGの配当性向の推移

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。

※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

 

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の年間配当性向の推移

  

ポイント
  • 50%~70%の水準で推移

  

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コロナショックでもこれだけ増配出来るのはすごいね!

配当も安定してる!!

どんな会社なの?

  

しげぞう
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では企業情報、株価についてご紹介します

  

  

プロクター・アンド・ギャンブル:PGってどんな会社?

ここでは

  • 基本的な情報
  • 株価
  • S&P500とのトータルリターンの比較
  • 高配当ETFとのトータルリターンの比較
  • 事業内容
  • 業績

についてご紹介します。

  

PGの基本情報

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の基本的な情報です。

   

ティッカー(正式名称)  PG(プロクター・アンド・ギャンブル)
本社所在地米国オハイオ州シンシナティ市
設立日1837年
従業員数約9万9千人
セクター生活必需品
配当時期(支払い月)年4回(2/5/8/11月)
株価140.95 ドル
配当利回り2.59 %
連続増配年数67年
採用指数NYダウ、S&P500
                           ※2023.3.6時点

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)は米国に本社を置く、世界最大級の生活必需品メーカーです。

従業員数は9万人を超え、世界各国に拠点を持っています。

また、NYダウ30銘柄にも採用されており、米国を代表する銘柄の一つです。

  

また連続増配年数は67年と、半世紀以上にわたり増配を続けている優良企業です。

  

PGの株価

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の週足リアルタイムチャートです。

※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。

  

  

ポイント
  • コロナショックの下落からすぐに回復するが、2022年は横ばい傾向

  

PGとS&P500とのトータルリターンの比較

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。

2001年以降から2023年2月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

  

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)とSPY(S&P500)とのトータルリターン比較

  

ポイント
  • 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る

  

PGと高配当ETFとのトータルリターンの比較

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。

SPYDが設定された’15年以降の比較です。

  

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)とVYMとSPYDとのトータルリターン比較

  

ポイント
  • 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る

  

PGに興味あり
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S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!!

どんな事業をしている会社なの?

  

しげぞう
しげぞう

では事業内容、業績についてご紹介します。

  

PGの主な事業内容

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の主力商品は以下の通りです。

  

プロクター・アンド・ギャンブル の主力商品
  • ホームケア製品

   アリエール、レノア、ボールド、ジョイ等

  • ヘアケア製品

   ヴィダルサスーン、h&s、パンテーン等

  • 製品

   パンパース、ウィスパー等

  

世界最大級の生活必需品メーカーであるプロクター・アンド・ギャンブルの商品は、大きく「ホームケア製品」、「ヘアケア製品」、「紙製品」に分かれています。

上記は日本で販売されている商品名ですが、みなさん聞いたことがあるものばかりではないでしょうか。

   

徹底した広告戦略のおかげもあり、日本においても生活に馴染んだ圧倒的な知名度を持っています。

  

PGの業績(売上高、営業利益、営業利益率)

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の業績の推移は以下の通りです。

   

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の業績の推移

  

ポイント
  • 売上高は基本的に右肩上がりで推移
  • 営業利益は’19年のみ落ち込み大だが、それ以外は130億ドル以上を稼ぐ優良企業
  • 営業利益率も’19年のみ落ち込みがあるが、それ以外は20%程度で安定して推移

   

’19年の落ち込みはシェービング事業の「ジレット」が約80億ドルの評価損を計上し、会計調整を行ったことです。

  

PGのEPS(1株当たり利益)

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)のEPSの推移は以下の通りです。

※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

  

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の調整後希薄化EPSの推移

  

ポイント
  • 全体的には右肩上がりで増加傾向

  

PGに興味あり
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有名な商品ばかりで生活に馴染んでいるね。

今後はどうなるのかな?

  

しげぞう
しげぞう

では今後の見通しについて紹介します

 

プロクター・アンド・ギャンブル:PGの今後の見通し

プロクター・アンド・ギャンブルは主に以下の理由から、今後も緩やかながらも成長が期待できると考えられます。

  • 生活必需品は景気動向に左右されにくく、人口増加に伴い一定の需要が続く
  • 世界の人口は今後も増加を続ける

  

不景気になったからと言って、日々の生活用品を買わなくなる人はいませんよね?

つまり世界で人口が増える分だけ、世界各国に展開しているプロクター・アンド・ギャンブルの売り上げは増加していくことが予測されます。

  

ただし逆に急激な売り上げ増加も見込めない為、短期での上昇を期待する銘柄ではありません

  

引用元:国連「世界人口の展望 2019」

   

まとめ

本記事では、

  • プロクター・アンド・ギャンブルの配当金情報(利回り、増配率、それぞれの推移)
  • プロクター・アンド・ギャンブルってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
  • プロクター・アンド・ギャンブルの今後の見通し

について解説しました。

  

結論

<プロクター・アンド・ギャンブルの配当金情報>

  • 利回りは約2.0%~3.5%の水準で推移
  • 増配率は約5~6%程度の増配率で推移
  • 配当性向は50%~70%の水準で推移

<プロクター・アンド・ギャンブルってどんな会社?>

  • 世界最大級の生活必需品メーカー
  • 株価はコロナショックの下落からすぐに回復するが、2022年は横ばい傾向
  • トータルリターンは長期のS&P500とほぼ同等、直近の高配当ETFを上回る

<プロクター・アンド・ギャンブルの今後の見通し>

  • 今後も世界の人口増加に伴い緩やかに成長
  • 逆に急激な成長は期待できない

プロクター・アンド・ギャンブルは米国オハイオ州に本社を置く世界最大級の生活必需品メーカーです。

67年も連続増配を続け「配当王」に名を連ねていて、さらに高い増配率、S&P500、高配当ETFを上回る高いトータルリターンが魅力です。

また、生活必需品という安定した認知度の高い商品群により、緩やかながら安定した成長が期待できます。

  

皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

  

しげぞう
しげぞう

最後までご覧頂きありがとうございました!

   

配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。

同じ生活必需品セクターの「コカ・コーラ」、「フィリップ モリス インターナショナル」、「アルトリア・グループ」、「ウォルマート」、「コストコホールセール」も紹介しています。

  

米国株投資、米国連続増配/高配当株投資に役立つ本

米国株投資に関して学習するには、書籍の活用も効果的です。

米国株投資、米国連続増配/高配当株投資を紹介した本がいくつか出版されているので、代表的な本を紹介します。

  

  

  

  

  

  

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