[連続増配51年]S&Pグローバル:SPGIの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し

配当王

  

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アメリカのS&Pグローバルは配当金をどれくらいもらえるの?

株価は?業績は?詳しく知りたい!

  

米国連続増配株全力マン
米国連続増配株全力マン

こんな疑問にお答えする為、本記事ではS&Pグローバル(SPGI)について銘柄分析を行いました

  

S&Pグローバル(SPGI)はアメリカに拠点を持つ、金融サービスを提供する企業です。

S&P グローバル・レーティングによる信用格付け事業や、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスによるS&P500インデックスやダウ平均株価の算出で有名です。

配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は51年を記録し、米国配当王に名を連ねています。

   

この記事でわかること
  • S&Pグローバルの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
  • S&Pグローバルの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
  • S&Pグローバルの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
  • S&Pグローバルの今後の見通し

  

私は2019年から米国株投資を実践しています。

愛する米国連続増配株に関する情報をブログでまとめています。

  

結論:[連続増配51年]S&Pグローバル:SPGIの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し

まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。

  

結論

S&Pグローバルの配当金情報

  • 利回り:近年は約0.5%~1.5%程度の水準で推移
  • 増配率:ばらつきが大きいが、’11年以降の平均で約+11%と高めの水準
  • 配当性向:20%~40%の低めの水準で推移

S&Pグローバル株価情報

  • 株価:コロナショック前の最高値は更新しているが、’22年頃からは下落傾向
  • トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る

S&Pグローバル銘柄分析

  • 事業:「レーティング事業」、「インデックス事業」など、金融サービスを提供
  • 業績:売上高、営業利益は全体的に増加傾向で、利益率も高水準

S&Pグローバルの今後の見通し

  • 今後も堀の深いビジネス情報提供事業の強化により、継続した成長が期待されるが金融危機時には格付や信用保証などで訴訟リスクがある点は注意が必要

S&Pグローバル(SPGI)は米国ニューヨーク州に本社を置く、金融サービスを提供する企業です。

S&P グローバル・レーティングによる信用格付け事業や、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスによるS&P500インデックスやダウ平均株価の算出で有名です。

配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は51年を記録し、米国配当王に名を連ねています。

今後も堀の深いビジネス情報提供事業の強化により、継続した成長が期待されますが金融危機時には格付や信用保証などで訴訟リスクがある点は注意が必要です。

  

ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。

  

S&Pグローバル:SPGIの配当金情報

それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。

ここでは、

  • 配当利回りの推移
  • 配当額の推移
  • 年増配率の推移
  • 配当性向の推移

についてご紹介します。

  

SPGIの配当利回りの推移

S&Pグローバル(SPGI)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。

※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

S&Pグローバル(SPGI)の年間配当利回りの推移

  

ポイント
  • 特別配当が出た年(’12年)は利回りが大きく上昇
  • 配当利回りは、特別配当の年以外、近年は約0.5%~1.5%程度の水準で推移

  

SPGIの配当額の推移

S&Pグローバル(SPGI)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

S&Pグローバル(SPGI)の配当金の推移

  

特別配当を除くと以下の通りです。

S&Pグローバル(SPGI)の配当金の推移

    

ポイント
  • 配当額は全体的に右肩上がりで順調に増加傾向

  

SPGIの増配率の推移

S&Pグローバル(SPGI)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

※特別配当は除く

S&Pグローバル(SPGI)の年増配率の推移

  

ポイント
  • 増配率はばらつきが大きいが、上記平均で約+11%と高めの水準

    

SPGIの配当性向の推移

S&Pグローバル(SPGI)の2011年以降における年間配当性向の数値及び推移です。

※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

S&Pグローバル(SPGI)の年間配当性向の推移

  

ポイント
  • 配当性向は約20%~40%の低めの水準で推移

  

SPGIに興味あり
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増配率が高めだね!!

株価はどうかな?

  

米国連続増配株全力マン
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では株価関係の情報についてご紹介します

  

S&Pグローバル:SPGIの株価情報

ここでは

  • 株価
  • S&P500とのトータルリターンの比較
  • 高配当ETFとのトータルリターンの比較
  • 連続増配ETFとのトータルリターンの比較

についてご紹介します。

  

SPGIの株価

S&Pグローバル(SPGI)の週足リアルタイムチャートです。

※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。

  

ポイント
  • 株価はコロナショック前の最高値は更新しているが、’22年頃からは下落傾向

  

SPGIとS&P500とのトータルリターンの比較

S&Pグローバル(SPGI)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。

2001年以降から2023年9月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

   

S&Pグローバル(SPGI)とSPY(S&P500)とのトータルリターン比較

  

ポイント
  • 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る

  

SPGIと高配当ETFとのトータルリターンの比較

S&Pグローバル(SPGI)と、高配当ETFであるVYMSPYDとを比較しました。

SPYDが設定された’15年からの比較です。

  

S&Pグローバル(SPGI)とVYMとSPYDとのトータルリターン比較

  

ポイント
  • 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る

  

SPGIと連続増配ETFとのトータルリターンの比較

S&Pグローバル(SPGI)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。

VIGが設定された’06年以降からの比較です。

  

S&Pグローバル(SPGI)とVIGとのトータルリターン比較

  

ポイント
  • 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで上回る

  

SPGIに興味あり
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S&P500、高配当ETF、連続増配ETFよりもトータルリターンは高いんだね!!

どんな会社なの?

  

米国連続増配株全力マン
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では銘柄に関する情報についてご紹介します

  

S&Pグローバル:SPGIの銘柄分析

ここでは

  • 基本的な情報
  • 事業内容
  • 業績

についてご紹介します。

  

SPGIの基本情報

S&Pグローバル(SPGI)の基本的な情報です。

   

ティッカー(正式名称)  SPGI(S&P500グローバル) 
本社所在地米国ニューヨーク州
設立日1917年
従業員数約4万人
セクター金融
配当時期(支払い月)年4回(3/6/9/12月)
株価364.06 ドル
配当利回り0.99 %
連続増配年数51年
主要採用指数S&P500
                           ※2023.10.8時点

S&Pグローバルはアメリカに拠点を持つ、金融サービスを提供する企業です。

元々はマグロウヒルという出版社が始まりでしたが、スタンダード&プアーズを買収し、しばらくしてから現在の業務形態が主軸になっています。

また、祖業のマグロウヒルの教育出版事業は売却し、2016年に社名を現在のS&Pグローバルに変更しています。

連続増配年数は51年で、米国配当王に名を連ねています

  

SPGIの主な事業内容

S&Pグローバル(SPGI)の主力商品、サービスは以下の通りです。

  

S&Pグローバルの主力商品、サービス
  • レーティング事業

   S&P グローバル・レーティング(信用格付け事業)

  • マーケットインテリジェンス事業

   財務データや分析ツールの提供

  • インデックス事業

   S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P500やダウ平均株価の算出)

  • コモディティーインサイト事業

   エネルギーおよび商品市場の指標価格やアナリティクスを提供

  • モビリティー事業

   自動車関連データから価値あるインサイト(洞察)を提供

S&Pグローバルは金融サービスを提供する企業です。

上記の主力事業の内、特に有名なのが「レーティング事業」、「インデックス事業」です。

レーティング事業はS&Pが金融商品・企業・政府に対して行う信用格付けで、米国の企業をAAA~Dに格付けしています。

企業の財務や事業状況から倒産リスクや借金の返済力を評価します。

ちなみに最高ランクのAAAは、現時点マイクロソフト(MSFT)ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の2社だけです。

またインデックス事業では、S&P500インデックスやダウ平均株価の算出を行っています。

さらに’22年にIHSマークイットという経済情報を提供する企業の買収を完了させ、情報提供事業の強化を図っています。

引用元:S&Pグローバル 投資家向け FACT BOOK

  

SPGIの業績(売上高、営業利益、営業利益率)

S&Pグローバル(SPGI)の業績の推移は以下の通りです。

   

S&Pグローバル(SPGI)の業績の推移

  

ポイント
  • 売上高、営業利益は全体的に増加傾向
  • 営業利益率も近年約40~50%程度で高水準

  

SPGIのEPS(1株当たり利益)

S&Pグローバル(SPGI)のEPSの推移は以下の通りです。

※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

  

S&Pグローバル(SPGI)の調整後希薄化EPSの推移

  

ポイント
  • EPSは全体的に増加傾向

  

SPGIのキャッシュフロー(営業CF、フリーCF、営業CFマージン)

S&Pグローバル(SPGI)のキャッシュフローの推移は以下の通りです。

※営業CFマージン = 営業CF ÷ 売上高

S&Pグローバル(SPGI)のキャッシュフローの推移

  

ポイント
  • 営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローは増加傾向

  

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業績もいい感じだね!

今後はどうなるのかな?

  

米国連続増配株全力マン
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では今後の見通しについて紹介します

  

S&Pグローバル:SPGIの今後の見通し

S&Pグローバル(SPGI)は主に以下の理由から、今後も継続した成長が期待できると考えられます。

  

  • レーティング事業、インデックス事業などは参入障壁の高い寡占事業
  • 米国の金融業界は世界1位で、今後も拡大が予想される
  • IHSマークイットの買収など、情報提供事業の拡大も予測される

レーティング事業は、競合のムーディーズとの2社だけで市場の約7割を占める寡占事業です。

参入障壁が高い事業は安定した成長が期待できる為、長期投資において重要なポイントです。

また、インデックス事業を提供する米国の金融業界は世界1位で、今後も拡大が予想され、その恩恵を受けられると考えられます。

さらに、’22年に買収を完了させたIHSマークイットとの相乗効果も含め、今後はこれまで以上に情報提供事業にも力を入れて拡大していくことが予測されます。

ただし、金融危機時には格付や信用保証などで訴訟リスクがある点は注意が必要です。

  

まとめ

本記事では、

  • S&Pグローバルの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
  • S&Pグローバルの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
  • S&Pグローバルの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
  • S&Pグローバルの今後の見通し

について解説しました。

  

結論

S&Pグローバルの配当金情報

  • 利回り:近年は約0.5%~1.5%程度の水準で推移
  • 増配率:ばらつきが大きいが、’11年以降の平均で約+11%と高めの水準
  • 配当性向:20%~40%の低めの水準で推移

S&Pグローバル株価情報

  • 株価:コロナショック前の最高値は更新しているが、’22年頃からは下落傾向
  • トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る

S&Pグローバル銘柄分析

  • 事業:「レーティング事業」、「インデックス事業」など、金融サービスを提供
  • 業績:売上高、営業利益は全体的に増加傾向で、利益率も高水準

S&Pグローバルの今後の見通し

  • 今後も堀の深いビジネス情報提供事業の強化により、継続した成長が期待されるが金融危機時には格付や信用保証などで訴訟リスクがある点は注意が必要

S&Pグローバル(SPGI)は米国ニューヨーク州に本社を置く、金融サービスを提供する企業です。

S&P グローバル・レーティングによる信用格付け事業や、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスによるS&P500インデックスやダウ平均株価の算出で有名です。

配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は51年を記録し、米国配当王に名を連ねています。

今後も堀の深いビジネス情報提供事業の強化により、継続した成長が期待されますが金融危機時には格付や信用保証などで訴訟リスクがある点は注意が必要です。

  

皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

  

米国連続増配株全力マン
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最後までご覧頂きありがとうございました!

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また、配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめていますので良ければ参考にしてみてください。

  

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