[連続増配69年]アメリカン・ステーツ・ウォーター:AWRの配当,株価,今後の見通し

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米国のアメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)は配当金をどれくらいもらえるの?

株価は?業績は?詳しく知りたい!

  

しげぞう
しげぞう

こんな疑問にお答えする為、本記事ではアメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)について銘柄分析を行いました

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)はアメリカに拠点を持つ、水道・電力事業の持株会社です。

配当金による株主還元にも積極的で、米国で最長の連続増配年数69年を記録し、米国連続増配銘柄のトップに君臨しています。

   

この記事でわかること
  • アメリカン・ステーツ・ウォーターの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
  • アメリカン・ステーツ・ウォーターってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
  • アメリカン・ステーツ・ウォーターの今後の見通し

  

私は2019年から米国株投資を実践しています。

愛する米国連続増配株に関する情報をブログでまとめています。

   

配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。

同じ公益事業セクターの「コンソリデーテッド・エジソン」、「サザンカンパニー」、「ネクステラ・エナジー」も紹介しています。

  

結論:[連続増配69年]アメリカン・ステーツ・ウォーター:AWRの配当,株価,今後の見通し

まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。

  

まとめ

<アメリカン・ステーツ・ウォーターの配当金情報>

  • 配当利回りは1.5%~4.0%程度の水準で推移し、やや下落傾向(株価上昇が要因)
  • 増配率は年毎の変動はあるが、平均約9.5%の高めの水準で推移
  • 配当性向は約40%~60%程度の水準で安定して推移

<アメリカン・ステーツ・ウォーターってどんな会社?>

  • カリフォルニア州で主に水道事業、電気事業を行う持株会社
  • 株価はコロナショック前の株価は更新するが、近年横ばいの傾向
  • トータルリターンは長期のS&P500、直近の高配当ETFを上回る

<アメリカン・ステーツ・ウォーターの今後の見通し>

  • カリフォルニア州の人口増加に伴い、緩やかながら安定した成長に期待

アメリカン・ステーツ・ウォーターは米国カリフォルニア州に本社を置く、水道事業、電気事業を行う持株会社です。

米国で最長の連続増配年数69年を記録し、米国連続増配銘柄のトップに君臨しています。

今後もカリフォルニア州の人口増加に伴い、ライフラインである水道、電気事業は緩やかながら安定した成長が期待されます。

ただし逆に急激な成長は望めず、コロナショック時のロックダウンのような特殊な状況では暴落もあることには注意が必要です。

  

ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター:AWRの配当金情報

それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。

ここでは、

  • 配当利回りの推移
  • 配当額の推移
  • 年増配率の推移
  • 配当性向の推移

についてご紹介します。

  

AWRの配当利回りの推移

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。

※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の年間配当利回りの推移

  

ポイント
  • 配当利回りは約1.5%~4.0%程度の水準で推移
  • 全体的に右肩下がりで下落傾向(株価上昇が要因)

  

AWRの配当額の推移

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の配当金の推移

  

ポイント
  • 全体的に右肩上がりで順調に増加傾向

  

AWRの増配率の推移

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の年増配率の推移

  

ポイント
  • 年毎の変動はあるが、上記平均約9.5%の高めの水準で推移

  

AWRの配当性向の推移

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。

※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

 

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の年間配当性向の推移

  

ポイント
  • 約40%~60%程度の水準で安定して推移

  

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増配率が高くて魅力的だね!

どんな会社なの?

  

しげぞう
しげぞう

では企業情報、株価についてご紹介します

  

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター:AWRってどんな会社?

ここでは

  • 基本的な情報
  • 株価
  • S&P500とのトータルリターンの比較
  • 高配当ETFとのトータルリターンの比較
  • 事業内容
  • 業績

についてご紹介します。

  

AWRの基本情報

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の基本的な情報です。

   

ティッカー(正式名称)  AWR(アメリカン・ステーツ・ウォーター)
本社所在地米国カリフォルニア州サンディマス
設立日1929年
従業員数約811人
セクター公益事業
配当時期(支払い月)年4回(3/6/9/12月)
株価88.21 ドル
配当利回り1.83 %
連続増配年数69年
採用指数
                           ※2023.3.20時点

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)はアメリカに拠点を持つ、公益事業セクターの銘柄です。

連続増配年数は69年で、米国で最長の記録を継続しています。

  

AWRの株価

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の週足リアルタイムチャートです。

※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。

  

  

ポイント
  • コロナショック前の株価は更新するが、近年横ばいの傾向

  

AWRとS&P500とのトータルリターンの比較

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。

2001年以降から2023年2月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)とSPY(S&P500)とのトータルリターン比較

  

ポイント
  • 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る

  

AWRと高配当ETFとのトータルリターンの比較

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。

SPYDが設定された’15年以降の比較です。

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)とVYMとSPYDとのトータルリターン比較

  

ポイント
  • 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る

  

AWRに興味あり
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S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!!

どんな事業をしている会社なの?

  

しげぞう
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では事業内容、業績についてご紹介します。

  

AWRの主な事業内容

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の主力商品は以下の通りです。

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の主力サービス
  • 水道事業

   購入、生産、配給等

  • 電気事業

   供給

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)は主に水道事業、電気事業を行う持株会社です。

子会社のゴールデンステートウォーターカンパニー(GSWC)を通じて水道サービスを、ベアバレーエレクトリックサービス社を通じて電力を、カリフォルニア州で提供しています。

カリフォルニア州は、全米で最大の人口、GDPを誇る巨大な州です。

  

AWRの業績(売上高、営業利益、営業利益率)

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の業績の推移は以下の通りです。

   

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の業績の推移

  

ポイント
  • 緩やかだが、全体的には増加傾向
  • 営業利益率は約25%前後の高水準

   

AWRのEPS(1株当たり利益)

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)のEPSの推移は以下の通りです。

※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)の調整後希薄化EPSの推移

  

ポイント
  • 全体的には右肩上がりで増加傾向

  

AWRに興味あり
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S&P500や高配当ETFよりトータルリターンがいいんだね!!

業績もゆっくりした上がり方だけど安定していていいね!!

今後はどうなるのかな?

  

しげぞう
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では今後の見通しについて紹介します

  

アメリカン・ステーツ・ウォーター:AWRの今後の見通し

アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)は主に以下の理由から、今後も緩やかながら安定した成長が期待できると考えられます。

  

  • 米国の全体の人口は今後も増加傾向で、その中でカリフォルニア州の人口も増加が予測される
  • 水道、電気という公益事業は、ライフラインとして欠かせない

米国の人口は今後も増加する傾向が予測されていて、その中で、カリフォルニア州の人口も増加が予測されています。

また水道、電気というライフラインは、好不況に関わらず人が生活する上で必要なものなので、人口の増加に伴い、緩やかに収益も増加していくことが予測されます。

  

ただし、以下のようなことには注意が必要です。

  1. 公益事業は安定しているが、逆に急な成長は望めない
  2. 急な失業により水道/電気料金が払えない人が増加すれば、収益は減少する
  3. 何らかの理由で製造業の工場停止が多発すれば、水道使用量も減少する
  4. 原油価格暴落等でシェールオイル企業の倒産が進めば、掘削時に使用する分の水道使用量が減少する

上記2~4は2020年のコロナショックの時にロックダウン等が原因で実際に起きたことです。

  

公益事業は良くも悪くも比較的安定したセクターですが、上記のような特殊な状況においては安定感も崩れることがあることは念頭に置いておく必要があります。

    

引用元:CALIFORNIANS FOR POPULATION STABILIZATION

  

まとめ

本記事では、

  • アメリカン・ステーツ・ウォーターの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
  • アメリカン・ステーツ・ウォーターってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
  • アメリカン・ステーツ・ウォーターの今後の見通し

について解説しました。

  

まとめ

<アメリカン・ステーツ・ウォーターの配当金情報>

  • 配当利回りは1.5%~4.0%程度の水準で推移し、やや下落傾向(株価上昇が要因)
  • 増配率は年毎の変動はあるが、平均約9.5%の高めの水準で推移
  • 配当性向は約40%~60%程度の水準で安定して推移

<アメリカン・ステーツ・ウォーターってどんな会社?>

  • カリフォルニア州で主に水道事業、電気事業を行う持株会社
  • 株価はコロナショック前の株価は更新するが、近年横ばいの傾向
  • トータルリターンは長期のS&P500、直近の高配当ETFを上回る

<アメリカン・ステーツ・ウォーターの今後の見通し>

  • カリフォルニア州の人口増加に伴い、緩やかながら安定した成長に期待

アメリカン・ステーツ・ウォーターは米国カリフォルニア州に本社を置く、水道事業、電気事業を行う持株会社です。

米国で最長の連続増配年数69年を記録し、米国連続増配銘柄のトップに君臨しています。

今後もカリフォルニア州の人口増加に伴い、ライフラインである水道、電気事業は緩やかながら安定した成長が期待されます。

ただし逆に急激な成長は望めず、コロナショック時のロックダウンのような特殊な状況では暴落もあることには注意が必要です。

  

皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

  

しげぞう
しげぞう

最後までご覧頂きありがとうございました!

   

配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。

同じ公益事業セクターの「コンソリデーテッド・エジソン」、「サザンカンパニー」、「ネクステラ・エナジー」も紹介しています。

  

米国株投資、米国連続増配/高配当株投資に役立つ本

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