
興味あり
米国のコンソリデーテッド・エジソン(ED)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではコンソリデーテッド・エジソン(ED)について銘柄分析を行いました
コンソリデーテッド・エジソン(ED)はアメリカ ニューヨーク州に拠点を持つ、大手電力会社です。
配当金による株主還元にも積極的で、連続増配は48年に渡ります。
- コンソリデーテッド・エジソンの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- コンソリデーテッド・エジソンってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- コンソリデーテッド・エジソンの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ公益事業セクターの「サザンカンパニー」、「ネクステラ・エナジー」も紹介しています。
結論:[連続増配48年]コンソリデーテッド・エジソン:EDの配当,株価,今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<コンソリデーテッド・エジソンの配当金情報>
- 利回りは約3%~5%の水準で推移
- 増配率はやや右肩上がりの傾向だが、コロナショック後の’21年は増配率をダウン
- 配当性向は約60~70%前後で安定
<コンソリデーテッド・エジソンってどんな会社?>
- ニューヨーク州を中心とし、電力、ガスを供給する公益事業会社
- コロナショック前の株価は更新しているが、直近の株価は下落傾向
- トータルリターンは長期のS&P500を上回り、直近の高配当ETFと同等
<コンソリデーテッド・エジソンの今後の見通し>
- 米国における人口の増加に伴い、今後も緩やかながら継続した成長に期待
コンソリデーテッド・エジソン(ED)はアメリカニューヨーク州を中心とし、電力、ガスを供給する公益事業会社です。
48年もの長期に渡って連続増配を続ける配当還元意識が高い企業です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
コンソリデーテッド・エジソン:EDの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
EDの配当利回りの推移
コンソリデーテッド・エジソン(ED)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは約3%~5%の間で推移
EDの配当額の推移
コンソリデーテッド・エジソン(ED)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 緩やかながらも、右肩上がりで推移
EDの増配率の推移
コンソリデーテッド・エジソン(ED)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- やや右肩上がりの傾向だが、コロナショック後の’21年は増配率をダウン
EDの配当性向の推移
コンソリデーテッド・エジソン(ED)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 約60~70%前後で安定

興味あり
利回りが高めで安定していていいね!
どんな会社なの?

では企業情報、株価についてご紹介します
コンソリデーテッド・エジソン:EDってどんな会社?
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
EDの基本情報
コンソリデーテッド・エジソン(ED)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | ED(コンソリデーテッド・エジソン) |
本社所在地 | 米国ニューヨーク州 |
設立日 | 1884年 |
従業員数 | 約1.4万人 |
セクター | 公益事業 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 82.14 ドル※ |
配当利回り | 3.98 %※ |
連続増配年数 | 48年 |
採用指数 | S&P500 |
コンソリデーテッド・エジソン(ED)はアメリカ ニューヨーク州に拠点を持ち、長期の歴史を持つ大手電力会社です。
また配当利回りは4%程度で十分な水準を確保しつつ、連続増配年数は48年と長期に渡る実績を持っています。
EDの株価
コンソリデーテッド・エジソン(ED)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の株価は更新しているが、直近の株価は下落傾向
EDとS&P500とのトータルリターンの比較
コンソリデーテッド・エジソン(ED)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2022年10月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る
EDと高配当ETFとのトータルリターンの比較
コンソリデーテッド・エジソン(ED)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDと直近5年のトータルリターンはほぼ同等

S&P500よりいいリターンなんだね!!
どんな事業をしている会社なの?

では事業内容、業績についてご紹介します。
EDの主な事業内容
コンソリデーテッド・エジソン(ED)の主力サービスは以下の通りです。
- 電力、天然ガス事業
送電、供給
- 再生可能エネルギー事業
クリーンエネルギーインフラの開発、所有、運営等
- 送電プロジェクト
電気、ガスの供給プロジェクトへの投資と開発
コンソリデーテッド・エジソン(ED)は、アメリカニューヨーク州を中心とし、電力、ガスを供給する公益事業会社です。
ニューヨーク州だけでも330万世帯に電力を供給しています。
また、近年は再生可能エネルギーへの投資も積極的です。

EDの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
コンソリデーテッド・エジソン(ED)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高はやや右肩上がり、営業利益はほぼ横ばいの傾向
EDのEPS(1株当たり利益)
コンソリデーテッド・エジソン(ED)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- 全体的に右肩上がりで順調に推移

業績は派手さはないけど安定的だね!!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
コンソリデーテッド・エジソン:EDの今後の見通し
コンソリデーテッド・エジソン(ED)は主に以下の理由から、今後も緩やかながら安定した成長が期待できると考えられます。
- 米国の人口は今後も拡大が予測され、電力需要は増加傾向
公益事業ですので極端な成長は見込めない一方で、大幅な需要減少も起こりにくい為、緩やかに成長していくと考えられます。

まとめ

本記事では、
- コンソリデーテッド・エジソンの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- コンソリデーテッド・エジソンってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- コンソリデーテッド・エジソンの今後の見通し
について解説しました。
<コンソリデーテッド・エジソンの配当金情報>
- 利回りは約3%~5%の水準で推移
- 増配率はやや右肩上がりの傾向だが、コロナショック後の’21年は増配率をダウン
- 配当性向は約60~70%前後で安定
<コンソリデーテッド・エジソンってどんな会社?>
- ニューヨーク州を中心とし、電力、ガスを供給する公益事業会社
- コロナショック前の株価は更新しているが、直近の株価は下落傾向
- トータルリターンは長期のS&P500を上回り、直近の高配当ETFと同等
<コンソリデーテッド・エジソンの今後の見通し>
- 米国における人口の増加に伴い、今後も緩やかながら継続した成長に期待
米国では今後も人口の増加が予測され、それに伴い電力、ガスの供給量も増加が予測されます。
また公益事業の為、株価の大幅な上昇は期待しにくいですが、今後も安定した配当は期待できると考えられます。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
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