
興味あり
米国のホーム・デポ(HD)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではホーム・デポ(HD)について銘柄分析を行いました
ホーム・デポ(HD)はアメリカに拠点を持つ、世界最大の住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーンです。
配当金による株主還元にも積極的で、連続増配は13年に渡ります。
- ホーム・デポの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ホーム・デポってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- ホーム・デポの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
同じ一般消費財セクターの「ロウズ・カンパニーズ」、「マクドナルド」も紹介しています。
結論:[連続増配13年]ホーム・デポ:HDの配当,株価,今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<ホーム・デポの配当金情報>
- 利回りは約1.5%~3%の水準で推移
- 増配率は変動が大きいが、直近で平均して約20%の高い水準
- 配当性向は約40~50%程度で安定
<ホーム・デポってどんな会社?>
- 世界最大の住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーン
- コロナショック前の株価は更新しているが、直近の株価は下落傾向
- トータルリターンは長期のS&P500、直近の高配当ETFを上回る
<ホーム・デポの今後の見通し>
- 米国における中古住宅のリフォーム需要の根強さを背景に、今後も継続した成長に期待
ホーム・デポは米国ジョージア州に本社を置く世界最大の住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーンです。
高い増配率、S&P500、高配当ETFを上回る高いトータルリターンが魅力です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ホーム・デポ:HDの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
HDの配当利回りの推移
ホーム・デポ(HD)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは約1.5%~3%の間で推移
HDの配当額の推移
ホーム・デポ(HD)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 全体的に右肩上がりで順調に増加傾向
HDの増配率の推移
ホーム・デポ(HD)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 年毎の変動は大きいが、上記平均約20%の高い水準を確保
HDの配当性向の推移
ホーム・デポ(HD)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 約40~50%前後で安定し、配当余力を確保

興味あり
増配率が高くて魅力的だね!
どんな会社なの?

では企業情報、株価についてご紹介します
ホーム・デポ:HDってどんな会社?
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
HDの基本情報
ホーム・デポ(HD)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | HD(ホーム・デポ) |
本社所在地 | 米国ジョージア州アトランタ |
設立日 | 1978年 |
従業員数 | 約49万人 |
セクター | 一般消費財 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 300.95 ドル※ |
配当利回り | 2.53 %※ |
連続増配年数 | 13年 |
採用指数 | NYダウ、S&P500 |
ホーム・デポは一般消費財セクターの大型銘柄です。
連続増配年数は13年にわたります。
HDの株価
ホーム・デポ(HD)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の株価は更新しているが、直近の株価は下落傾向
HDとS&P500とのトータルリターンの比較
ホーム・デポ(HD)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2022年7月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る
HDと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ホーム・デポ(HD)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る

S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!!
どんな事業をしている会社なの?

では事業内容、業績についてご紹介します。
HDの主な事業内容
ホーム・デポ(HD)の主力商品、サービスは以下の通りです。
- 住宅リフォーム
- 建設資材、ホームセンター製品の小売り
ホーム・デポは日本でいうホームセンターのような業態です。
コロナ渦においてアメリカでの新築住宅を含む住宅改修需要、DIY需要が拡大した恩恵を受けています。
現在、米国、カナダ、メキシコを中心に約2300店舗を運営しています。
HDの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ホーム・デポ(HD)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高、営業利益共に右肩上がりで推移
HDのEPS(1株当たり利益)
ホーム・デポ(HD)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- 全体的に右肩上がりで順調に推移

HDに
興味あり
業績は順調に増加してるしいい感じだね!!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
ホーム・デポ:HDの今後の見通し
ホーム・デポは主に以下の理由から、今後も成長が期待できると考えられます。
- 米国では住宅は新築ではなく、中古で購入しリフォームすることが一般的
日本では一軒家となると新築が一般的ですが、米国では中古住宅を購入し、リフォームすることが一般的です。
こういった考え方から、リフォームの需要が今後も継続して確保されると予想されます。
ただし、
- 木材価格の高騰による住宅価格への影響
- 今後コロナ渦の自粛終了、生活様式が戻ることによる支出用途の変化(住環境にかけるお金を旅行や娯楽サービスなどへ)
- 今後金利が上昇することで住宅ローン上昇→住宅需要の減少懸念
こういった懸念もあることをしっかりと認識する必要があります。
まとめ

本記事では、
- ホーム・デポの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ホーム・デポってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- ホーム・デポの今後の見通し
について解説しました。
<ホーム・デポの配当金情報>
- 利回りは約1.5%~3%の水準で推移
- 増配率は変動が大きいが、直近で平均して約20%の高い水準
- 配当性向は約40~50%程度で安定
<ホーム・デポってどんな会社?>
- 世界最大の住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーン
- コロナショック前の株価は更新しているが、直近の株価は下落傾向
- トータルリターンは長期のS&P500、直近の高配当ETFを上回る
<ホーム・デポの今後の見通し>
- 米国における中古住宅のリフォーム需要の根強さを背景に、今後も継続した成長に期待
米国では住宅は中古で購入しリフォームすることが一般的で、リフォームの需要が今後も継続して確保されると予想されます。
しかし木材価格の高騰等、不安要素もあるためしっかりと見極めることが必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
同じ一般消費財セクターの「ロウズ・カンパニーズ」、「マクドナルド」も紹介しています。
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