
興味あり
米国のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)について銘柄分析を行いました
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)はアメリカ イリノイ州に拠点を持つ、米国最大級の薬局チェーンです。
配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は48年で、米国配当貴族に名を連ねています。
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ生活必需品セクターの「プロクター・アンド・ギャンブル」、「アルトリア・グループ」、「コカ・コーラ」、「ウォルマート」、「コストコホールセール」、「フィリップモリスインターナショナル」、「ペプシコ」なども紹介しています。
結論:[連続増配48年]ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの配当金情報>
- 利回り:約1.5%~5%程度の水準でやや増加傾向
- 増配率:近年約1%~10%程度の水準で減少傾向
- 配当性向:約30~40%前後の水準で推移
<ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの株価情報>
- 株価:株価は右肩下がりで下落傾向
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを大きく下回る
<ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの銘柄分析>
- 事業:米国最大級の薬局チェーン
- 業績:売上高は横ばい、営業利益は減少傾向
<ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの今後の見通し>
- 米国の薬局市場の成長に乗れれば緩やかながらも成長が期待される。ただし、近年ヘルスケア企業への転換を図るが、業績は振るわず株価も低迷
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)はアメリカ イリノイ州に拠点を持つ、米国最大級の薬局チェーンです。
配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は48年(経営統合前の増配年数も含む)で、米国配当貴族に名を連ねています。
近年配当利回りは上昇傾向ですが株価は低迷し、トータルリターンではS&P500、高配当ETF、連続増配ETFを大きく下回っています。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
WBAの配当利回りの推移
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは約1.5%~5%程度の水準でやや増加傾向
WBAの配当額の推移
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 配当額は増加しているが、近年鈍化傾向
WBAの増配率の推移
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 増配率は近年約1%~10%程度の水準で減少傾向
WBAの配当性向の推移
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 配当性向は約30~40%前後の水準で推移

興味あり
利回りは高いけど、増配はどんどん少なくなってるね。。。
株価はどうかな?

では株価関係の情報についてご紹介します
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
WBAの株価
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- 株価は右肩下がりで下落傾向
WBAとS&P500とのトータルリターンの比較
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年8月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を大きく下回る
WBAと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで大きく下回る
WBAと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。

- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで大きく下回る

S&P500、高配当ETF、連続増配ETFよりかなり悪いリターンなんだね。。
ていうかマイナス成長だし。。
どんな会社なの?

では銘柄に関する情報についてご紹介します
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
WBAの基本情報
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | WBA(ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス) |
本社所在地 | 米国イリノイ州 |
設立日 | 2014年 |
従業員数 | 約20万人 |
セクター | 生活必需品 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 23.43 ドル※ |
配当利回り | 7.58 %※ |
連続増配年数 | 48年 |
採用指数 | NYダウ、S&P500 |
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)はアメリカ イリノイ州に拠点を持つ、米国最大級の薬局チェーンです。
ディアフィールドに本社を置くウォルグリーン・カンパニーと、スイス・ベルンに本社を置くアライアンス・ブーツの経営統合により設立されました。
2018年にはゼネラル・エレクトリックと入れ替わり、NYダウの構成銘柄になっています。
連続増配年数は48年(経営統合前の増配年数も含む)で、米国配当貴族に名を連ねています。
WBAの主な事業内容
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の主力商品は以下の通りです。
- 薬局チェーン
ウォルグリーン、デュアンリード、ブーツ
- 米国ヘルスケア
VillageMD、Shields、CareCentrix
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は、米国最大級の薬局チェーンです。
米国で展開する「ウォルグリーン」、「デュアンリード」に加え、欧州で展開する「ブーツ」など、米国、欧州、中南米に約1万3000カ所の小売薬局を運営しています。
2021年にプライマリケア(総合医療)「VillageMD」、病院向け専門薬局「Shields」への出資比率を引き上げ子会社化し、米国小売薬局、海外部門に加え、米国ヘルスケア部門を設立しました。
2022年には急性期医療・在宅ケアマネジメントを手掛ける「CareCentrix」を傘下に収めています。
以上のように近年は薬局からヘルスケア企業への転換を図っていますが、業績は低迷し、理由は明らかにされていませんが2023年8月にCEOは辞任しています。

WBAの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高は横ばい、営業利益は減少傾向
WBAのEPS(1株当たり利益)
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- EPSは近年減少傾向

業績は最近悪くなっていってるね。。。
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの今後の見通し
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は主に以下の理由から、今後も緩やかながら成長が期待できると考えられます。
- 人口の増加、高齢化から、今後米国の薬局市場は拡大する予測
米国では今後も移民等による人口の増加、及び高齢化が見込まれています。
それに伴い医療需要は増加し、下記グラフの通り2020年~2030年の間で年率約+3.7%程度で薬局市場も拡大することが予測されています。
その市場の拡大に乗れば、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは今後も緩やかながらも成長が期待されます。
ただし、以下のような点には注意が必要です。
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは近年ヘルスケア企業への転換を図るが、業績は振るわず
- 業績に伴い、株価も低迷
実際に株価のところでご紹介した通りウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの株価は右肩下がりです。
配当金をもらえても、株価が右肩下がりでは資産はマイナスになり続けてしまいます。

まとめ

本記事では、
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの今後の見通し
について解説しました。
<ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの配当金情報>
- 利回り:約1.5%~5%程度の水準でやや増加傾向
- 増配率:近年約1%~10%程度の水準で減少傾向
- 配当性向:約30~40%前後の水準で推移
<ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの株価情報>
- 株価:株価は右肩下がりで下落傾向
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを大きく下回る
<ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの銘柄分析>
- 事業:米国最大級の薬局チェーン
- 業績:売上高は横ばい、営業利益は減少傾向
<ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの今後の見通し>
- 米国の薬局市場の成長に乗れれば緩やかながらも成長が期待される。ただし、近年ヘルスケア企業への転換を図るが、業績は振るわず株価も低迷
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)はアメリカ イリノイ州に拠点を持つ、米国最大級の薬局チェーンです。
配当金による株主還元に積極的で、連続増配年数は48年(経営統合前の増配年数も含む)で、米国配当貴族に名を連ねています。
近年配当利回りは上昇傾向ですが株価は低迷し、トータルリターンではS&P500、高配当ETF、連続増配ETFを大きく下回っています。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ生活必需品セクターの「プロクター・アンド・ギャンブル」、「アルトリア・グループ」、「コカ・コーラ」、「ウォルマート」、「コストコホールセール」、「フィリップモリスインターナショナル」、「ペプシコ」なども紹介しています。
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