[’24年に減配!]ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し

配当貴族候補
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米国のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は配当金をどれくらいもらえるの?

株価は?業績は?詳しく知りたい!

米国連続増配株全力マン
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こんな疑問にお答えする為、本記事ではウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)について銘柄分析を行いました

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)はアメリカ イリノイ州に拠点を持つ、米国最大級の薬局チェーンです。

連続増配年数は48年続け、50年以上の配当王の仲間入りをする目前でした。

しかし残念ながら’24/1に配当を半減する減配を発表しました。

また、これまではNYダウ構成銘柄に採用されていましたが、’24/2にアマゾンと入れ替えでNYダウ構成銘柄から外されてしまいました。

減配、NYダウ構成銘柄から外されることも受け、株価は低迷しています。

こういった事態に陥った根本原因である収益の状況なども含め、本記事では最新情報を紹介します。

この記事でわかること
  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの今後の見通し

私は2019年から米国連続増配株をメインに投資しています

  • 2019年金融資産約200万円程度→2023年 2000万円達成
  • 1億円貯めてセミリタイヤが目標
  • 30代、妻、息子(4歳/1歳)と4人暮らし

結論:[’24年に減配!]ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し

まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。

結論

配当金情報

  • 利回り近年増加傾向(株価低迷が主要因)
  • 増配率減少傾向(’24年に減配)
  • 配当性向:30~50%前後の水準で推移

株価情報

  • 株価右肩下がりで下落傾向
  • トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを大きく下回る

銘柄分析

  • 事業:米国最大級の薬局チェーン
  • 業績:売上高は横ばい、営業利益は減少傾向で、’23年はマイナス

今後の見通し

  • 今後成長を続けられるかどうかは、「ヘルスケア事業の成長」、「インフレによる顧客支出の減少」、「競合との競争激化」にどう対応できるかにかかっている

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)はアメリカ イリノイ州に拠点を持つ、米国最大級の薬局チェーンです。

連続増配年数は48年続け、50年以上の配当王の仲間入りをする目前でした。

しかし残念ながら’24/1に配当を半減する減配を発表しました。

また、これまではNYダウ構成銘柄に採用されていましたが、’24/2にアマゾンと入れ替えでNYダウ構成銘柄から外されてしまいました。

減配、NYダウ構成銘柄から外されることも受け、株価は低迷しています。

配当の原資になる収益は近年低迷しています。

今後は新しい注力分野である「ヘルスケア事業」を成長させながら、どう諸課題に対応できるかで、収益が回復できるかが変わってきます。

ただし、長期目線で見れば「人口の増加、高齢化から、今後米国の薬局市場は拡大する予測」がされていて、市場の拡大に乗ることができれば、緩やかながらも回復していくことが期待されます。

ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの配当金情報

それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。

ここでは、

  • 配当利回りの推移
  • 配当額の推移
  • 年増配率の推移
  • 配当性向の推移

についてご紹介します。

WBAの配当利回りの推移

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。

※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の年間配当利回りの推移
ポイント
  • 配当利回りは近年増加傾向(株価低迷が主要因)

WBAの配当額の推移

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の配当金の推移
ポイント
  • 配当額は’24/3分に半減

WBAの増配率の推移

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の年増配率の推移
ポイント
  • 増配率は減少傾向(’24年に減配)

WBAの配当性向の推移

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。

※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の年間配当性向の推移
ポイント
  • 配当性向は約30~50%前後の水準で推移
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利回りは高いけど、減配しちゃったんだね。。。

株価はどうかな?

米国連続増配株全力マン
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では株価関係の情報についてご紹介します

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの株価情報

ここでは

  • 株価
  • S&P500とのトータルリターンの比較
  • 高配当ETFとのトータルリターンの比較
  • 連続増配ETFとのトータルリターンの比較

についてご紹介します。

WBAの株価

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の週足リアルタイムチャートです。

※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。

ポイント
  • 株価は肩下がりで下落傾向

WBAとS&P500とのトータルリターンの比較

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。

2001年以降から2024年1月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)とSPY(S&P500)とのトータルリターン比較
ポイント
  • 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を大きく下回る

WBAと高配当ETFとのトータルリターンの比較

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)と、高配当ETFであるVYMSPYDとを比較しました。

SPYDが設定された’15年以降の比較です。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)とVYMとSPYDとのトータルリターン比較
ポイント
  • 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで大きく下回る

WBAと連続増配ETFとのトータルリターンの比較

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。

VIGが設定された’06年以降からの比較です。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)とVIGとのトータルリターン比較
ポイント
  • 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで大きく下回る
WBAに興味あり
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S&P500、高配当ETF、連続増配ETFよりかなり悪いリターンなんだね。。

ていうかマイナス成長だし。。

どんな会社なの?

米国連続増配株全力マン
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では銘柄に関する情報についてご紹介します

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの銘柄分析

ここでは

  • 基本的な情報
  • 事業内容
  • 業績

についてご紹介します。

WBAの基本情報

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の基本的な情報です。

ティッカー(正式名称)  WBA(ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス)
本社所在地米国イリノイ州
設立日2014年
従業員数約20万人
セクター生活必需品
配当時期(支払い月)年4回(3/6/9/12月)
株価21.73 ドル
配当利回り4.63 %
連続増配年数48 → 0年
採用指数NYダウ、S&P500
                           ※2024.2.25時点

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)はアメリカ イリノイ州に拠点を持つ、米国最大級の薬局チェーンです。

ディアフィールドに本社を置くウォルグリーン・カンパニーと、スイス・ベルンに本社を置くアライアンス・ブーツの経営統合により設立されました。

連続増配年数は48年続け、50年以上の配当王の仲間入りをする目前でした。

しかし残念ながら’24/1に配当を半減する減配を発表しました。

また、これまではNYダウ構成銘柄に採用されていましたが、’24/2にアマゾンと入れ替えでNYダウ構成銘柄から外されてしまいました。

減配、NYダウ構成銘柄から外されることも受け、株価は低迷しています。

WBAの主な事業内容

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の主力商品は以下の通りです。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の主力商品、サービス
  • 薬局チェーン

   ウォルグリーン、デュアンリード、ブーツ

  • 米国ヘルスケア

   VillageMD、Shields、CareCentrix

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は、米国最大級の薬局チェーンです。

米国で展開する「ウォルグリーン」、「デュアンリード」に加え、欧州で展開する「ブーツ」など、米国、欧州、中南米に約1万3000カ所の小売薬局を運営しています。

2021年にプライマリケア(総合医療)「VillageMD」、病院向け専門薬局「Shields」への出資比率を引き上げ子会社化し、米国小売薬局、海外部門に加え、米国ヘルスケア部門を設立しました。

2022年には急性期医療・在宅ケアマネジメントを手掛ける「CareCentrix」を傘下に収めています。

以上のように近年は薬局からヘルスケア企業への転換を図っていますが、業績は低迷し、理由は明らかにされていませんが2023年8月にCEOは辞任しています。

引用元:ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスH.P.

WBAの業績(売上高、営業利益、営業利益率)

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の業績の推移は以下の通りです。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の業績の推移
ポイント
  • 売上高は近年横ばい、営業利益は減少傾向で、’23年はマイナス

WBAのEPS(1株当たり利益)

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)のEPSの推移は以下の通りです。

※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の調整後希薄化EPSの推移
ポイント
  • EPSは近年減少傾向

WBAのキャッシュフロー(営業CF、フリーCF、営業CFマージン)

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)のキャッシュフローの推移は以下の通りです。

※営業CFマージン = 営業CF ÷ 売上高

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)のキャッシュフローの推移
ポイント
  • 営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー共に近年下落傾向
WBAに興味あり
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業績は最近悪くなっていってるね。。。

今後はどうなるのかな?

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では今後の見通しについて紹介します

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:WBAの今後の見通し

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)が今後成長を続けられるかどうかは、以下にかかっていると考えられます。

  • ヘルスケア事業を成長させられるか
  • インフレで疲弊した消費者によるパーソナルケアや美容製品への支出減少に対する対策を講じられるか
  • 競合のCVSヘルスに対する魅力を顧客に見せられるか

前述の通り、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)はヘルスケア企業への転換を図っています。

現状の収益は思わしくありませんが、今後この分野をどう成長させられるかが重要なポイントになります。

また、そうは言ってもまだまだ収益の大半はドラッグストアチェーンの売上が占めています。

インフレで価格転嫁したことにより、消費者はパーソナルケアや美容製品への支出を減らしています

また、新型コロナウイルスワクチンと検査の需要減退という流れもあります。

これらに対して、消費を取り戻し、競合のCVSヘルスよりも魅力的な店舗展開ができるかどうかが、収益改善に向けて必要です。

しかし長期的な目線では、「人口の増加、高齢化から、今後米国の薬局市場は拡大する予測」がされています。(2020年~2030年の間で年率約+3.7%程度の成長予測

長期的な目線では、市場の拡大に乗ることができれば、緩やかながらも回復していくことが期待されます。

まとめ

本記事では、

  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
  • ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの今後の見通し

について解説しました。

結論

配当金情報

  • 利回り近年増加傾向(株価低迷が主要因)
  • 増配率減少傾向(’24年に減配)
  • 配当性向:30~50%前後の水準で推移

株価情報

  • 株価右肩下がりで下落傾向
  • トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを大きく下回る

銘柄分析

  • 事業:米国最大級の薬局チェーン
  • 業績:売上高は横ばい、営業利益は減少傾向で、’23年はマイナス

今後の見通し

  • 今後成長を続けられるかどうかは、「ヘルスケア事業の成長」、「インフレによる顧客支出の減少」、「競合との競争激化」にどう対応できるかにかかっている

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)はアメリカ イリノイ州に拠点を持つ、米国最大級の薬局チェーンです。

連続増配年数は48年続け、50年以上の配当王の仲間入りをする目前でした。

しかし残念ながら’24/1に配当を半減する減配を発表しました。

また、これまではNYダウ構成銘柄に採用されていましたが、’24/2にアマゾンと入れ替えでNYダウ構成銘柄から外されてしまいました。

減配、NYダウ構成銘柄から外されることも受け、株価は低迷しています。

配当の原資になる収益は近年低迷しています。

今後は新しい注力分野である「ヘルスケア事業」を成長させながら、どう諸課題に対応できるかで、収益が回復できるかが変わってきます。

ただし、長期目線で見れば「人口の増加、高齢化から、今後米国の薬局市場は拡大する予測」がされていて、市場の拡大に乗ることができれば、緩やかながらも回復していくことが期待されます。

皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

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最後までご覧頂きありがとうございました!

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また、配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめていますので良ければ参考にしてみてください。

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