米国のスタンレー・ブラック&デッカーは配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えする為、本記事ではスタンレー・ブラック&デッカー(SWK)について銘柄分析を行いました
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)は、米国に本社を持つ、世界最大級の工具メーカーです。
株主還元に積極的で、連続増配57年を記録し、米国配当王に名を連ねています。
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
結論:[連続増配57年] スタンレー・ブラック&デッカー:SWKの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
スタンレー・ブラック&デッカーは米国に本社を置く世界最大級の工具メーカーです。
工具は日本でも販売している為、手に取ったことがある方もいるのではないでしょうか?
株主還元に積極的で、連続増配57年を記録し、米国配当王に名を連ねています。
今後も米国の電動工具市場の成長に後押しされ、緩やかながら成長が期待されますが、DIY需要の低迷、金利上昇に伴う新築住宅販売件数の減少の影響には注意が必要です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
スタンレー・ブラック&デッカー:SWKの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
SWKの配当利回りの推移
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています
- 配当利回りは約1.5~2.5%程度の水準で推移(’22年の利回り上昇は後述の株価低下が主要因)
SWKの配当額の推移
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
- 配当額は全体的に右肩上がりで増加傾向
SWKの増配率の推移
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。
- 増配率は約3~10%程度の水準で推移
SWKの配当性向の推移
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算
- 配当性向は約30~40%程度の水準で推移するが、’22年は利益低下により増加
ばらつきはあるけど配当金は順調に増えてるね
株価はどうかな?
では株価関係の情報についてご紹介します
スタンレー・ブラック&デッカー:SWKの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
SWKの株価
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショックからはすぐに回復するが、’21年中ごろから下落傾向
SWKとS&P500とのトータルリターンの比較
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年9月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。
- 市場平均のS&P500に連動したSPYに対してトータルリターンでほぼ同等
SWKと高配当ETFとのトータルリターンの比較
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。
- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで下回る
SWKと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。
- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで下回る
高配当ETF、連続増配ETFよりリターンは低いんだね。。。
どんな会社なの?
では銘柄に関する情報についてご紹介します
スタンレー・ブラック&デッカー:SWKの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
SWKの基本情報
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | SWK(スタンレー・ブラック&デッカー) |
本社所在地 | 米国コネチカット州 |
設立日 | 1843年 |
従業員数 | 約6万人 |
セクター | 資本財 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 77.23 ドル※ |
配当利回り | 4.19 %※ |
連続増配年数 | 57年 |
採用指数 | S&P500 |
スタンレー・ブラック&デッカーは、1843年にフレデリック・スタンレーが建築用のボルト、ヒンジ等の製造を目的に創業したところが始まりです。
連続増配年数は57年にわたります。
SWKの主な事業内容
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)の主力商品、サービスは以下の通りです。
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)は、米国の業務用、家庭用工具類、セキュリティー製品などを製造する企業です。
主力は業務用、家庭用の電動、手動工具類です。
また米国が最大のマーケットですが、国際的にも事業展開をし、世界約60か国で事業を行っています。
日本では、米国本社の100%子会社であるポップリベット・ファスナー株式会社が輸入販売を行っているので、商品を手に取ったことがある方もいるのではないでしょうか。
SWKの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)の業績の推移は以下の通りです。
- 売上高は順調に増加傾向
- 営業利益も増加傾向だが、’22年は減少
SWKのEPS(1株当たり利益)
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用
- EPSは全体的に増加傾向だが、’22年に減少
SWKのキャッシュフロー(営業CF、フリーCF、営業CFマージン)
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)のキャッシュフローの推移は以下の通りです。
※営業CFマージン = 営業CF ÷ 売上高
- 営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローは’20年までは増加傾向だが、’21年以降下落
興味あり
業績は’21年くらいまで順調なのに、最近は。。。
今後はどうなるのかな?
では今後の見通しについて紹介します
スタンレー・ブラック&デッカー:SWKの今後の見通し
スタンレー・ブラック&デッカー(SWK)は主に以下の理由から、今後も緩やかながら継続して成長が期待できると考えられます。
- 米国の電動工具市場は今後も緩やかに拡大が予想される
米国の電動工具市場は、下記のグラフの通り今後も緩やかながら拡大が予想されています。
米国で多くの売り上げを占めるスタンレー・ブラック&デッカーは、市場の成長に乗って主力の工具事業を今後も拡大させることが予想されます。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- コロナ渦のステイホームが解除されたことによるDIY需要増加の落ち着き
- 金利上昇に伴う新築住宅販売件数の減少
元々米国はDIY需要が高いですが、ステイホームが必要だった際に家庭で出来ることとしてDIY需要はさらに拡大しました。
コロナも落ち着いてその需要が落ち着いていくことは売上の低下に繋がります。
また、下記グラフのように金利上昇に伴い新築住宅販売件数は減少しており、住宅建設に必要な工具の売り上げも減少していく影響を受けています。
まとめ
本記事では、
- スタンレー・ブラック&デッカーの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- スタンレー・ブラック&デッカーの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- スタンレー・ブラック&デッカーの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- スタンレー・ブラック&デッカーの今後の見通し
について解説しました。
スタンレー・ブラック&デッカーは米国に本社を置く世界最大級の工具メーカーです。
工具は日本でも販売している為、手に取ったことがある方もいるのではないでしょうか?
株主還元に積極的で、連続増配57年を記録し、米国配当王に名を連ねています。
今後も米国の電動工具市場の成長に後押しされ、緩やかながら成長が期待されますが、DIY需要の低迷、金利上昇に伴う新築住宅販売件数の減少の影響には注意が必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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また、配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめていますので良ければ参考にしてみてください。
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