興味あり
米国のAT&Tは配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えする為、本記事ではAT&T(T)について銘柄分析を行いました
AT&Tは米国最大手の電話会社です。
36年間連続増配を続けていましたが、経費削減などの為に’21年に連続増配記録は途切れました。
さらに、’22/5支払い分から減配もしてしまいました。
ただし同時に株価も下がっている為、結果的に目先の配当利回りは高くなっています。
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ通信サービスセクターの「ベライゾン・コミュニケーションズ」、「コムキャスト」も紹介しています。
結論:AT&T:Tの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し[連続増配はストップし減配したが,高配当]
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
※1:異業種の会社まで合併などで吸収し、多種類の事業を営む大企業
※2:他の株式会社を支配する目的で、その会社の株式を保有する会社
AT&Tは情報通信・メディア系を中心とする多国籍コングロマリットの持株会社です。
36年続いた連続増配はストップし、さらに’22年には減配してしまいました。
ただし、株価も下がっている為、結果的に目先の配当利回りは高い状態にあります。
ただし、今後の成長性は企業の取り組み次第の為、見極めが必要です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
AT&T:Tの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
Tの配当利回りの推移
AT&T(T)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています
- 約6%以上の非常に高い利回り
Tの配当額の推移
AT&T(T)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
- ’21年で増加はストップ
- ’22/5支払い分で減配
Tの増配率の推移
AT&T(T)の2011年以降における年間配当増配率の数値及び推移です。
- 右肩下がりで、’21年についに連続増配はストップ、’22年に減配
Tの配当性向の推移
AT&T(T)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり希薄化EPS)×100 で計算
- ’20年と’22年はEPSがマイナスの為、配当性向もマイナス
興味あり
減配しちゃったんだね💦
でも利回りはかなり高いね!
株価はどうかな?
では株価関係の情報についてご紹介します
AT&T:Tの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
Tの株価
AT&T(T)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- 右肩下がりで下落傾向
TとS&P500とのトータルリターンの比較
AT&T(T)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年5月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。
- 市場平均のS&P500に連動したSPYをトータルリターンで大きく下回る
Tと高配当ETFとのトータルリターンの比較
AT&T(T)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。
- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで大きく下回る
Tと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
AT&T(T)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。
- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで大きく上回る
株価が成長していない。。。
どんな会社なの?
では銘柄に関する情報についてご紹介します
AT&T:Tの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
Tの基本情報
AT&T(T)の基本的な情報です。
正式名称(ティッカー) | AT&T(T) |
本社所在地 | 米国テキサス州ダラス |
設立日 | 1983年 |
従業員数 | 約16万人 |
セクター | 通信サービス |
配当時期(支払い月) | 年4回(2/5/8/11月) |
株価 | 15.98 ドル※ |
配当利回り | 7.03 %※ |
連続増配年数 | 0年 |
採用指数 | S&P500 |
AT&Tは通信サービスセクターを代表する大型銘柄です。
36年もの間、連続増配を続けていましたが、経費削減などの為に’21年に連続増配記録は途切れました。
さらに、’22/5支払い分から減配もしてしまいました。
Tの主な事業内容
AT&T(T)の主力サービスは以下の通りです。
AT&Tは情報通信・メディア系を中心とする多国籍コングロマリット※1の持株会社※2です。
※1:異業種の会社まで合併などで吸収し、多種類の事業を営む大企業
※2:他の株式会社を支配する目的で、その会社の株式を保有する会社
米国最大手の電話会社であるAT&T地域電話会社およびAT&Tコミュニケーションズとメディア企業のワーナーメディアを傘下に収めています。
しかし’21年にワーナー・メディアをスピンオフし、米テレビ企業Discoveryと統合して新会社を設立すると発表しています。
Tの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
AT&T(T)の業績の推移は以下の通りです。
- ’22年の営業利益はマイナス
’20年の落ち込みは、テレビ事業、メディア部門での評価損によるものです。
TのEPS(1株当たり利益)
AT&T(T)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 希薄化EPS を使用
- ’20年、’22年にマイナス
興味あり
業績は厳しい状態だね。。。
今後はどうなるのかな?
では今後の見通しについて紹介します
AT&T:Tの今後の見通し
AT&Tが今後も成長を続けられるかどうかは、以下にかかっていると考えられます。
- ワーナーメディア売却による経営のシンプル化がうまくいくか
- 縮小するメディア事業に代わる新たな事業の開拓が出来るか
AT&Tは’21年にワーナー・メディアをスピンオフし、米テレビ企業Discoveryと統合して新会社を設立すると発表しています。
約850億ドルもかけてタイム・ワーナーを買収し通信とメディアの垂直統合を目指してきましたが、エンターテインメント業界での野心を諦めました。
しかし、今後は以下のことからこれまでより事業は安定するはずです。
- 負債が減少して経営がシンプルに
- 通信事業は安定収益を確保
ただ、通信事業の契約者数は飽和状態の為、さらなる成長の為には、縮小するメディア事業に代わる新たな事業の開拓が出来るかが重要になります。
また、36年間続いた連続増配をストップして減配してしまった為、連続増配を前提に持っていた投資家からは失望され株価は下落しています。
まとめ
本記事では、
- AT&Tの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- AT&Tの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- AT&Tの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- AT&Tの今後の見通し
について解説しました。
※1:異業種の会社まで合併などで吸収し、多種類の事業を営む大企業
※2:他の株式会社を支配する目的で、その会社の株式を保有する会社
AT&Tは情報通信・メディア系を中心とする多国籍コングロマリットの持株会社です。
36年続いた連続増配はストップし、さらに’22年には減配してしまいました。
ただし、株価も下がっている為、結果的に配当利回りは高い状態にあります。
ただし、株価も下がっている為、結果的に目先の配当利回りは高い状態にあります。
ただし、今後の成長性は企業の取り組み次第の為、見極めが必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ通信サービスセクターの「ベライゾン・コミュニケーションズ」、「コムキャスト」も紹介しています。
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