
興味あり
米国のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)について銘柄分析を行いました
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)は米国の情報技術セクターに属する大型銘柄です。
配当による株主還元にも積極的で、連続増配は47年になります。
- オートマチック・データ・プロセッシングの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- オートマチック・データ・プロセッシングってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- オートマチック・データ・プロセッシングの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ情報技術セクターの「IBM」、「クアルコム」、「マイクロソフト」、「ビザ」も紹介しています。
結論:[連続増配47年]オートマチック・データ・プロセッシング:ADPの配当,株価,今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<オートマチック・データ・プロセッシングの配当金情報>
- 利回りは約1.5%~3.5%の水準で右肩下がりで推移
- 増配率はばらつきが大きいが、平均して約10%の高い水準
- 配当性向は約60%の水準で安定
<オートマチック・データ・プロセッシングってどんな会社?>
- 人事管理ソフトウェアとサービスを提供する企業
- 株価はコロナショック以前の高値を更新済
- トータルリターンはS&P500、高配当ETFを上回る
<オートマチック・データ・プロセッシングの今後の見通し>
- 今後も人事管理システム市場の成長を超える割合で継続した成長が期待される
オートマチック・データ・プロセッシングは米国ニュージャージー州に本社を置く人事管理ソフトウェアとサービスを提供する企業です。
米雇用統計の非農業部門雇用者数の先行指標として注目されるADP雇用統計も算出・公表しています。
また、増配率はばらつきはあるものの過去10年で平均すると約10%と高く、47年もの長期にわたり連続増配を続けています。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
オートマチック・データ・プロセッシング:ADPの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
ADPの配当利回りの推移
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは1.5%~3.5%の間で右肩下がりで推移(後述の株価の上昇が主要因)
ADPの配当額の推移
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 上がり方に波はあるが、全体的に右肩上がりで順調に増加傾向
ADPの増配率の推移
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 年毎の変動は大きいが、平均約10%の高い水準を確保
- ’20年のコロナ渦でも約15%の大幅増配を確保
ADPの配当性向の推移
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 約60%前後の水準で安定

興味あり
ばらつきはあるけど増配率が高くていいね!
どんな会社なの?

では企業情報、株価についてご紹介します
オートマチック・データ・プロセッシング:ADPってどんな会社?
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
ADPの基本情報
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | ADP(オートマチック・データ・プロセッシング) |
本社所在地 | 米国ニュージャージー州ローズランド |
設立日 | 1949年 |
従業員数 | 約58,000人 |
セクター | 情報技術 |
配当時期(支払い月) | 年4回(1/4/7/10月) |
株価 | 200.45 ドル※ |
配当利回り | 2.07 %※ |
連続増配年数 | 47年 |
採用指数 | S&P500 |
オートマチック・データ・プロセッシングは情報技術セクターの大型銘柄です。
連続増配年数は47年にわたります。
ADPの株価
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショックからは順調に回復し、コロナ以前の高値を更新済
ADPとS&P500とのトータルリターンの比較
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2022年1月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 2001年~2022年1月時点において、市場平均のS&P500に連動したSPYに対してトータルリターンで上回る
ADPと高配当ETFとのトータルリターンの比較
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 過去6年間において、高配当ETFのVYM、SPYDを上回るトータルリターンを残す

S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!
どんな事業をしている会社なの?

では事業内容、業績についてご紹介します。
ADPの主な事業内容
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の主力サービス、商品は以下の通りです。
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)は、人事管理ソフトウェアとサービスを提供する企業です。
また米雇用統計の非農業部門雇用者数の先行指標として注目されるADP雇用統計も算出・公表しています。
ADPの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高、営業利益共に順調に右肩上がりで推移
- 営業利益率は20%前後で安定して推移し、高収益
ADPのEPS(1株当たり利益)
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- 全体的に右肩上がりで順調に推移

興味あり
きれいな右肩上がりの業績だね!!
ADP雇用統計も聞いたことがある!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
オートマチック・データ・プロセッシング:ADPの今後の見通し
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)は主に以下の理由から、今後も継続して成長が期待できると考えられます。
- 世界の人事管理システム市場は約5~6%で成長が期待される
- オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)は人事管理システム市場より高い成長が期待される
オートマチック・データ・プロセッシングの主力事業である人事管理システム市場は、今後も安定した成長が期待されます。

さらに、その市場全体を超える成長率でADPは発展し続けています。

まとめ

本記事では、
- オートマチック・データ・プロセッシングの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- オートマチック・データ・プロセッシングってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- オートマチック・データ・プロセッシングの今後の見通し
について解説しました。
<オートマチック・データ・プロセッシングの配当金情報>
- 利回りは約1.5%~3.5%の水準で右肩下がりで推移
- 増配率はばらつきが大きいが、平均して約10%の高い水準
- 配当性向は約60%の水準で安定
<オートマチック・データ・プロセッシングってどんな会社?>
- 人事管理ソフトウェアとサービスを提供する企業
- 株価はコロナショック以前の高値を更新済
- トータルリターンはS&P500、高配当ETFを上回る
<オートマチック・データ・プロセッシングの今後の見通し>
- 今後も人事管理システム市場の成長を超える割合で継続した成長が期待される
人事管理システム市場は今後も継続した成長が期待され、さらにオートマチック・データ・プロセッシングは市場を超える規模での成長が期待されます。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
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