
興味あり
米国のアイビーエム(IBM)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではアイビーエム(IBM)について銘柄分析を行いました
アイビーエム(IBM)は米国の情報技術セクターに属する大型銘柄です。
配当による株主還元にも積極的で、連続増配は28年になります。
- IBMの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- IBMの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- IBMの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- IBMの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ情報技術セクターの「オートマチック・データ・プロセッシング」、「マイクロソフト」、「クアルコム」、「ビザ」も紹介しています。
結論:[連続増配288年]アイビーエム:IBMの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<IBMの配当金情報>
- 利回りは約1.5%~5.5%の水準で推移
- 増配率は全体的に右肩下がりで縮小傾向
- 配当性向は右肩上がりで上昇し、直近は約70%前後の水準
<IBMの株価情報>
- 株価はコロナショックからは既に回復するが、コロナ以前の最高値からは下回り、近年横ばいの傾向
- トータルリターンはS&P500、高配当ETF、連続増配ETFを下回る
<IBMの銘柄分析>
- ビッグブルーと呼ばれる大手IT企業
- 近年売上高、営業利益共に下落傾向
<IBMの今後の見通し>
- IBMがかつての成長を取り戻せるかどうかは、今後クラウドサービスを発展させられるかにかかっている
IBMは米国ニューヨーク州に本社を置く大手IT企業です。
ビッグブルーという愛称で呼ばれ、世界170か国以上に事業を展開しています。
連続増配は28年継続していますが増配率は減少傾向です。
ただし株価は横ばいの傾向が続いていることで、配当利回りは高くなっています。
IBMがかつての成長を取り戻せるかどうかは、今後クラウドサービスを発展させられるかにかかっています。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
アイビーエム:IBMの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
IBMの配当利回りの推移
アイビーエム(IBM)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは約1.5%~5.5%の水準で推移
IBMの配当額の推移
アイビーエム(IBM)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 増加しているが、近年上がり方は鈍化傾向
IBMの増配率の推移
アイビーエム(IBM)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 全体的に右肩下がりで縮小傾向
IBMの配当性向の推移
アイビーエム(IBM)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 右肩上がりで上昇し、直近は約70%前後の水準

興味あり
利回りは高いけど、増配率は下がってきて、配当性向も増加してるから苦しそう。。。
株価はどうかな?

では株価関係の情報についてご紹介します
アイビーエム:IBMの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
IBMの株価
アイビーエム(IBM)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショックからは既に回復するが、コロナ以前の最高値からは下回り、近年横ばいの傾向
IBMとS&P500とのトータルリターンの比較
アイビーエム(IBM)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年2月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 市場平均のS&P500に連動したSPYに対してトータルリターンで下回る
IBMと高配当ETFとのトータルリターンの比較
アイビーエム(IBM)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで下回る
IBMと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
アイビーエム(IBM)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’08年以降からの比較です。

- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで下回る

株価はあんまり伸びてないんだね。。。
どんな会社なの?

では銘柄に関する情報についてご紹介します。
アイビーエム:IBMの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
IBMの基本情報
アイビーエム(IBM)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | IBM(インターナショナル・ビジネス・マシーンズ) |
本社所在地 | 米国ニューヨーク州アーモンク |
設立日 | 1911年 |
従業員数 | 約35万人 |
セクター | 情報技術 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 129.35 ドル※ |
配当利回り | 5.10 %※ |
連続増配年数 | 28年 |
採用指数 | NYダウ、S&P500 |
IBMは情報技術セクターの大型銘柄です。
連続増配年数は28年にわたります。
IBMの主な事業内容
アイビーエム(IBM)の主力サービス、商品は以下の通りです。
- クラウド&コグニティブソフトウェア
IBM Cloud Pak System(+Red Hatソフトウェア) 等
- グローバル ビジネス サービス
企業へのコンサルティング事業 等
- グローバル テクノロジー サービス
企業のIT・AIシステム構築、IBM Watson 等
- システムズ
メインフレームコンピューターの開発、販売、IBM Z 等
過去、IBMが大きく躍進したハードウェア事業(上記ではIBM Z等)は縮小を続けています。
それに代わり、近年はソフトウェアやサービスを主力にする事業に転換してきています。
その中でも特に力を入れているのがクラウドサービスで、2019年に「Red Hat」を約340億ドル(日本円で当時約3.8兆円)で買収しています。
IBMの歴史でも過去最高額の買収で、これによりクラウドサービスが今後どう発展していくかがカギになります。
またIBMは’21年に、上記グローバル テクノロジー サービス部門の中でSI事業やアウトソーシングなどを担当する部門を「キンドリル」として分社化しています。
IBMの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
アイビーエム(IBM)の業績の推移は以下の通りです。

- 近年売上高、営業利益共に下落傾向
IBMのEPS(1株当たり利益)
アイビーエム(IBM)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- 全体的に減少傾向

興味あり
最近の業績はあんまりだね。。。
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
アイビーエム:IBMの今後の見通し
IBMが今後かつての成長を取り戻せるかどうかは、
- 今後クラウドサービスを発展させられるか
にかかっています。
その為に2019年にRed Hatを約340億ドル(日本円で当時約3.8兆円)という巨額で買収し、勝負を賭けたわけです。
そうして巻き返しをかけようとした矢先の2020年に「コロナショック」に見舞われて、出鼻をくじかれた形です。
さらに、現状は
- クラウド部門は利益を上げ成長はしているが、まだ他部門の利益規模に追いついていない
- クラウドサービスで競合するのが「アマゾン(AWS)」と「マイクロソフト(Azure)」という巨大企業
といった状況で、苦戦が強いられる戦いになっています。
この苦境を乗り越えてクラウドサービスを発展させられるか、注目する必要があります。
2022年通年の決算では市場予想を上回る収益を上げ、クラウド事業も着実に成長を見せています。

まとめ

本記事では、
- IBMの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- IBMの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- IBMの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- IBMの今後の見通し
について解説しました。
<IBMの配当金情報>
- 利回りは約1.5%~5.5%の水準で推移
- 増配率は全体的に右肩下がりで縮小傾向
- 配当性向は右肩上がりで上昇し、直近は約70%前後の水準
<IBMの株価情報>
- 株価はコロナショックからは既に回復するが、コロナ以前の最高値からは下回り、近年横ばいの傾向
- トータルリターンはS&P500、高配当ETF、連続増配ETFを下回る
<IBMの銘柄分析>
- ビッグブルーと呼ばれる大手IT企業
- 近年売上高、営業利益共に下落傾向
<IBMの今後の見通し>
- IBMがかつての成長を取り戻せるかどうかは、今後クラウドサービスを発展させられるかにかかっている
IBMは米国ニューヨーク州に本社を置く大手IT企業です。
ビッグブルーという愛称で呼ばれ、世界170か国以上に事業を展開しています。
連続増配は28年継続していますが増配率は減少傾向です。
ただし株価は横ばいの傾向が続いていることで、配当利回りは高くなっています。
IBMがかつての成長を取り戻せるかどうかは、今後クラウドサービスを発展させられるかにかかっています。

最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ情報技術セクターの「オートマチック・データ・プロセッシング」、「マイクロソフト」、「クアルコム」も紹介しています。
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コメント
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まるこ様
はじめまして、しげぞうです。
返信が遅くなり大変申し訳ありません。
この度はお誘いありがとうございます。
ただ、ありがたいお誘いなんですが、ご遠慮させて頂きます。
宜しくお願い致します。