
興味あり
米国のコストコ(COST)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではコストコホールセール(COST)について銘柄分析を行いました
コストコホールセール(COST)は世界大3位の規模を持つ小売業チェーンです。
日本でも会員制の倉庫型卸売として有名ですね。
配当による株主還元にも、連続増配年19年の記録を持っています。
- コストコホールセールの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- コストコホールセールってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- コストコホールセールの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ生活必需品セクターの「プロクター・アンド・ギャンブル」、「フィリップ モリス インターナショナル」、「アルトリア・グループ」、「コカ・コーラ」、「ウォルマート」も紹介しています。
結論:[連続増配19年]コストコホールセール:COSTの配当,株価,今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<コストコホールセールの配当金情報>
- 標準の配当利回りは約1%前後の水準(特別配当が出る年もあり)
- 増配率は特別配当を除いても年平均約13%の高い増配水準
- 配当性向は約30%前後の低い水準で推移
<コストコホールセールってどんな会社?>
- 会員制の倉庫型卸売チェーン
- 株価はコロナショック前の株価は超えているが、2022年は横ばい傾向
- トータルリターンはS&P500、高配当ETFを大きく上回る
<コストコホールセールの今後の見通し>
- 米国の小売り市場の拡大に伴い今後も継続した成長に期待
コストコホールセールは米国ワシントン州に本社を置く、会員制の倉庫型卸売チェーンです。
商品は仕入れ価格に近い価格で販売し、会員費で利益を出す仕組みです。
その為、会員が買い物をしなくても企業としての利益が上がることが強みです。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
コストコホールセール:COSTの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
COSTの配当利回りの推移
コストコホールセール(COST)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 標準の配当利回りは約1%前後の水準
- 特別配当が出た年(’12年、’17年、’20年)は利回りが大幅に上昇
COSTの配当額の推移
コストコホールセール(COST)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
特別配当を含めると下のグラフになります。

以下は特別配当を除いたグラフです。

- 右肩上がりで順調に増加傾向
COSTの増配率の推移
コストコホールセール(COST)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。(特別配当は除いています)

- 特別配当を除いても年平均約13%の高い増配水準
COSTの配当性向の推移
コストコホールセール(COST)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり希薄化EPS)×100 で計算

- 約30%前後の低い水準で推移

興味あり
増配率が高くていいね!
配当性向も低くて余力十分
どんな会社なの?

では企業情報、株価についてご紹介します
コストコホールセール:COSTってどんな会社?
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
COSTの基本情報
コストコホールセール(COST)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | COST(コストコホールセール) |
本社所在地 | 米国ワシントン州イサクア |
設立日 | 1983年 |
従業員数 | 約28.8万人 |
セクター | 生活必需品 |
配当時期(支払い月) | 年4回(2/5/8/11月) |
株価 | 493.87 ドル※ |
配当利回り | 0.73 %※ |
連続増配年数 | 19年 |
採用指数 | S&P500 |
コストコホールセールは生活必需品セクターの大型銘柄です。
連続増配年数は19年で長期にわたります。
COSTの株価
コストコホールセール(COST)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の株価は超えているが、2022年は横ばい傾向
COSTとS&P500とのトータルリターンの比較
コストコホールセール(COST)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2022年12月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を大きく上回る
COSTと高配当ETFとのトータルリターンの比較
コストコホールセール(COST)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで大きく上回る

S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!!
どんな事業をしている会社なの?

では事業内容、業績についてご紹介します。
COSTの主な事業内容
コストコホールセール(COST)の主力サービスは以下の通りです。
- 会員制倉庫型卸売、小売
コストコホールセールは会員制の倉庫型卸売チェーンです。
商品は仕入れ価格に近い価格で販売し、会員費で利益を出す仕組みです。
会員が買い物をしなくても企業としての利益が上がることが強みです。
COSTの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
コストコホールセール(COST)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高、営業利益、営業利益率すべて右肩上がりで順調に推移
COSTのEPS(1株当たり利益)
コストコホールセール(COST)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 希薄化EPS を使用

- 右肩上がりで順調に推移

業績は順調だね!!
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
コストコホールセール:COSTの今後の見通し
コストコホールセールは主に以下の理由から、今後も成長が期待できると考えられます。
- 米国の小売市場は今後も拡大が予測される
米国の小売り市場は、下記のグラフのように2022年から2030年で年平均約3.0%の拡大が予測されています。
そんな市場全体の成長の恩恵を受けて、コストコホールセールは今後も継続して成長することが期待できます。
ただし、Eコマース市場の拡大に乗って成長し続ける小売り世界第2位のアマゾンに勝てるかどうかは重要なポイントです。
広大な倉庫型店舗を歩いて商品を探す、店舗独特のワクワク感でいかに顧客を増やせるかが課題となります。

まとめ

本記事では、
- コストコホールセールの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- コストコホールセールってどんな会社?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)、事業内容、業績)
- コストコホールセールの今後の見通し
について解説しました。
<コストコホールセールの配当金情報>
- 標準の配当利回りは約1%前後の水準(特別配当が出る年もあり)
- 増配率は特別配当を除いても年平均約13%の高い増配水準
- 配当性向は約30%前後の低い水準で推移
<コストコホールセールってどんな会社?>
- 会員制の倉庫型卸売チェーン
- 株価はコロナショック前の株価は超えているが、2022年は横ばい傾向
- トータルリターンはS&P500、高配当ETFを大きく上回る
<コストコホールセールの今後の見通し>
- 米国の小売り市場の拡大に伴い今後も継続した成長に期待
コストコホールセールは米国ワシントン州に本社を置く、会員制の倉庫型卸売チェーンです。
商品は仕入れ価格に近い価格で販売し、会員費で利益を出す仕組みです。
その為、会員が買い物をしなくても企業としての利益が上がることが強みです。
また、米国の小売市場は人口の増加と共に今後も継続した拡大が予測されており、それに伴いコストコホールセールも継続して成長することが期待できます。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
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