
興味あり
アメリカのドーバーは配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではドーバー(DOV)について銘柄分析を行いました
ドーバー(DOV)はアメリカに拠点を持つ、多角的な工業製品メーカーです。
配当金による株主還元にも積極的で、アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)に次ぐ連続増配年数69年を記録し、米国連続増配銘柄の上位に位置しています。
- ドーバーの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ドーバーの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ドーバーの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ドーバーの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しています。
愛する米国連続増配株に関する情報をブログでまとめています。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ資本財セクターの「ロッキード・マーチン(LMT)」、「キャタピラー(CAT)」、「スリーエム(MMM)」、「ユニオン・パシフィック(UNP)」も紹介しています。
結論:[連続増配69年]ドーバー:DOVの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<ドーバーの配当金情報>
- 利回りは約1.0%~3.0%の水準で推移
- 年毎のばらつきは大きいが、直近は約+1%台の増配で低水準
- 配当性向は約20%~50%前後の水準で推移
<ドーバーの株価情報>
- 株価はコロナショック前の株価は超えているが、2021年末をピークに停滞傾向
- トータルリターンはS&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<ドーバーの銘柄分析>
- 多角的な工業製品メーカー
- 業績は全体的に増加傾向で推移
<ドーバーの今後の見通し>
- 今後も多角的な事業展開と時代に即し強みを生かした事業ポートフォリオ構築ができる社風と柔軟性を活かして、緩やかながら成長に期待
ドーバーは米国イリノイ州に本社を置く、多角的な工業製品メーカーです。
配当金による株主還元にも積極的で、アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)に次ぐ連続増配年数69年を記録し、米国連続増配銘柄の上位に位置しています。
またトータルリターンではS&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回り、高いパフォーマンスを発揮しています。
さらに、時代に即し強みを生かした事業ポートフォリオ構築ができる社風と柔軟性を活かして、緩やかながら今後も成長が期待出来ると考えられます。
ただし多角的に事業を分散しているということは、逆に急激な業績の伸びも期待出来ない為、成長は緩やかになることが予想されます。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ドーバー:DOVの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
DOVの配当利回りの推移
ドーバー(DOV)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 約1.0%~3.0%の水準で推移
DOVの配当額の推移
ドーバー(DOV)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 全体的に右肩上がりで増加傾向
DOVの増配率の推移
ドーバー(DOV)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 年毎のばらつきは大きい
- 直近は約+1%台の増配で低水準
DOVの配当性向の推移
ドーバー(DOV)の2011年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 約20%~50%前後の水準で推移

増配率は最近は低めなんだね
株価はどうかな?

では株価関係の情報についてご紹介します
ドーバー:DOVの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
DOVの株価
ドーバー(DOV)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の株価は超えているが、2021年末をピークに停滞傾向
DOVとS&P500とのトータルリターンの比較
ドーバー(DOV)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年2月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を大きく上回る
DOVと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ドーバー(DOV)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年からの比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで大きく上回る
DOVと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
ドーバー(DOV)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。

- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで大きく上回る

S&P500、高配当ETF、連続増配ETFよりいいリターンだね!!
どんな会社なの?

では銘柄に関する情報についてご紹介します。
ドーバー:DOVの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
DOVの基本情報
ドーバー(DOV)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | DOV(ドーバー) |
本社所在地 | 米国イリノイ州ダウナーズグローブ |
設立日 | 1955年 |
従業員数 | 約25,000人 |
セクター | 資本財 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 141.49 ドル※ |
配当利回り | 1.43 %※ |
連続増配年数 | 69年 |
採用指数 | S&P500 |
ドーバー(DOV)はアメリカに拠点を持つ、資本財セクターの銘柄です。
連続増配年数は69年で、アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)に次ぎ、米国連続増配銘柄の上位に位置しています。
DOVの主な事業内容
ドーバー(DOV)の主力商品は以下の通りです。
印刷から廃棄物処理まで、さまざまな業界向けの製品とシステムを開発
石油やガスの採掘、輸送に関わる専門機器等の設計、製造等
インクジェット、熱転写、レーザー、印刷などの製品識別等
産業の最終市場向けに様々な流体を安全に処理する製品、システムの設計、製造
業務用冷凍、暖房機器の設計、製造等
ドーバー(DOV)は多角的な工業製品メーカーです。
事業は「エンジニアリング製品」、「クリーンエネルギーと燃料補給」、「印刷、識別」、「ポンプ&プロセスソリューション」、「業務用冷蔵」に大別されます。
M&A等で多くの事業分野に参入しています。
また、シナジー効果の薄いと思われる分野の切り離し、売却も積極的に行っています。
DOVの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ドーバー(DOV)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高、営業利益共に全体的に増加傾向で推移
DOVのEPS(1株当たり利益)
ドーバー(DOV)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- ばらつきはあるが、やや増加傾向で推移

興味あり
業績は順調そうだね
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
ドーバー:DOVの今後の見通し
ドーバーは主に以下の理由から、今後も緩やかながらも成長が期待できると考えられます。
- 様々な需要、リスクに対応できる多角的な事業展開、製品群
- 時代に即し強みを生かした事業ポートフォリオ構築ができる社風と柔軟性
多角的な事業展開が出来ているということは、それだけリスク分散に繋がるということです。
また本業にこだわることなく、時代、環境に合わせてM&A等で事業を組み替えていけることは今後もドーバーの強みとなるでしょう。
その強みは連続増配69年という驚異的な数字として証明されています。
ただし多角的に事業を分散しているということは、逆に急激な業績の伸びも期待出来ない為、成長は緩やかになることが予想されます。
まとめ

本記事では、
- ドーバーの配当金情報(利回り、増配率、それぞれの推移)
- ドーバーの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ドーバーの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ドーバーの今後の見通し
について解説しました。
<ドーバーの配当金情報>
- 利回りは約1.0%~3.0%の水準で推移
- 年毎のばらつきは大きいが、直近は約+1%台の増配で低水準
- 配当性向は約20%~50%前後の水準で推移
<ドーバーの株価情報>
- 株価はコロナショック前の株価は超えているが、2021年末をピークに停滞傾向
- トータルリターンはS&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<ドーバーの銘柄分析>
- 多角的な工業製品メーカー
- 業績は全体的に増加傾向で推移
<ドーバーの今後の見通し>
- 今後も多角的な事業展開と時代に即し強みを生かした事業ポートフォリオ構築ができる社風と柔軟性を活かして、緩やかながら成長に期待
ドーバーは米国イリノイ州に本社を置く、多角的な工業製品メーカーです。
配当金による株主還元にも積極的で、アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)に次ぐ連続増配年数69年を記録し、米国連続増配銘柄の上位に位置しています。
またトータルリターンではS&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回り、高いパフォーマンスを発揮しています。
さらに、時代に即し強みを生かした事業ポートフォリオ構築ができる社風と柔軟性を活かして、緩やかながら今後も成長が期待出来ると考えられます。
ただし多角的に事業を分散しているということは、逆に急激な業績の伸びも期待出来ない為、成長は緩やかになることが予想されます。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
同じ資本財セクターの「ロッキード・マーチン(LMT)」、「キャタピラー(CAT)」、「スリーエム(MMM)」、「ユニオン・パシフィック(UNP)」も紹介しています。
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