
興味あり
DGRWは分配金をどれくらいもらえるの?
株価は?構成銘柄は?詳しく知りたい!

本記事ではこんな疑問にお答えする為、DGRW(ウィズダムツリー 米国株クオリティ配当成長ファンド)について紹介します
DGRW(ウィズダムツリー 米国株クオリティ配当成長ファンド)は、配当の成長性にフォーカスした銘柄で構成されたETFです。
また、分配金が四半期毎ではなく毎月分配である点も他の配当ETFとは異なる特徴です。
配当(分配)金もどれくらいもらえるのか、魅力になる増配率もこれまでどうだったのか気になるところだと思います。
この記事では分配金を中心に、DGRWの特徴やどんな方におすすめ出来るかについてもご紹介します。
- DGRWの分配金情報(利回り、増配率)
- DGRWってどんなETF?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較)、構成銘柄、構成セクター)
- DGRWはこんな方におすすめ
連続増配ETFである「VIG」との比較も以下の記事で詳しくまとめていますので、合わせてご確認下さい👇
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配個別銘柄を以下の記事でまとめていますので、個別株にも興味がある方は良ければ参考にしてみて下さい。
結論:【毎月分配が魅力】DGRWとは(2023年最新情報まとめ)
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<DGRWの分配金情報>
- 利回り:約1.5%~2.5%の間で安定して推移
- 増配率:年毎の変動は大きいが、設定来の年平均増配率は11.8%で高い水準
<DGRWってどんなETF?>
- 299銘柄に広く分散されている
- 株価:コロナショック前の株価を超え、最高値付近で推移
- トータルリターン:S&P500とほぼ同等
<DGRWはこんな方におすすめ>
- 毎月分配が欲しい方
- 目先の高配当よりも、将来的な高配当がほしい方
DGRWは米国籍の連続増配株ETF(上場投資信託)です。
299銘柄に広く分散され、安定感があります。
また、設定来の年平均増配率は11.8%で高い水準であることは魅力です。
トータルリターンではS&P500とほぼ同等の数値を示している為、キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当収入)も両方を狙えるETFだと言えます。
ただし現在の分配利回りは高くない為、目先の高配当よりも、増配により将来的に高い配当がほしいという方が投資対象の候補になります。
さらに毎月分配がある点は他の配当ETFとは異なる特徴です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
DGRWの分配金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 分配利回りの推移
- 分配額の推移
- 年増配率の推移
についてご紹介します。
DGRWの分配利回りの推移
DGRWの設定年以降における年間分配利回りの推移です。
※年間分配利回り = 年間分配金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 約1.5%~2.5%の間で推移
DGRWの分配額の推移
DGRWの設定年以降における分配額の数値及び推移です。

- 全体的には右肩上がりで増加傾向
- 毎月分配で月ごとのばらつきは大きい(構成銘柄の配当が多い3.6.9.12月の分配金が多め)
DGRWの増配率の推移
DGRWの設定年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 2020年のみ減配
- 年度毎で変動は大きい
- 設定来の年平均増配率は11.8%で高い水準

興味あり
利回りは高くはないけど安定してるし、増配率が高めだね!
どんなETFなの?

ではETFの情報、株価等についてご紹介します
DGRWってどんなETF?
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 構成銘柄
- 構成セクター
についてご紹介します。
DGRWの基本情報
DGRWの基本的な情報は下記です。
※ウィズダムツリー社のH.P.より情報を引用
ティッカー(正式名称) | DGRW(ウィズダムツリー 米国株クオリティ配当成長ファンド) |
運用会社 | WISDOM TREE社 |
ベンチマーク | ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長インデックス |
構成銘柄数 | 297銘柄 |
ファンド純資産 | 98.6 億ドル※1 |
配当時期 | 毎月 |
株価 | 66.85ドル※2 |
配当(分配金)利回り | 1.88%※2 |
経費率 | 0.28% |
設定日 | 2013年5月22日 |
上記の基本情報から以下のようなポイントがわかります。
- 297銘柄と広く分散されている
- 毎月分配がある
- 経費率は他のETFに比べるとやや高め
DGRWの株価
DGRWの週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の株価を超えるが、2022年以降は横ばい傾向
DGRWとS&P500とのトータルリターンの比較
DGRWと、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
DGRW設定後の2014年から2023年7月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500とほぼ同等
DGRWの構成銘柄(組み入れ上位10銘柄)
DGRWを構成する297銘柄の内、上位10銘柄を示します。(2023.8.8時点)
銘柄(ティッカー) | 組み入れ割合 | 配当利回り※ |
---|---|---|
マイクロソフト(MSFT) | 8.38 % | 0.83 % |
アップル(AAPL) | 5.71 % | 0.53 % |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) | 3.64 % | 2.74 % |
ブロードコム(AVGO) | 3.52 % | 2.08 % |
プロクター・アンド・ギャンブル(PG) | 2.91 % | 2.39 % |
ホーム・デポ(HD) | 2.52 % | 2.55 % |
コカ・コーラ(KO) | 2.31 % | 3.02 % |
メルク・アンド・カンパニー(MRK) | 2.26 % | 2.74 % |
フィリップ モリス インターナショナル(PM) | 2.13 % | 5.22 % |
シスコシステムズ(CSCO) | 2.12 % | 2.94 % |
- 均等割ではなく、組み入れ割合は強弱がある
- しかし1銘柄毎の組み入れ割合は少ない(分散が効いている)
- 配当(分配)利回りがあまり高くない銘柄も組み入れている(分配利回りだけで銘柄を選択していない)
DGRWのセクター比率
DGRWを構成する297銘柄のセクター比率を示します。(2023.8.10時点)
セクター名称 | 組み入れ割合 |
---|---|
情報技術 | 28.85 % |
生活必需品 | 16.70 % |
資本財 | 14.69 % |
ヘルスケア | 13.50 % |
金融 | 12.18 % |
一般消費財 | 9.52 % |
素材 | 2.14 % |
不動産 | 1.07 % |
エネルギー | 0.60 % |
公益事業 | 0.44 % |
通信サービス | 0.30 % |

興味あり
安心して持っていられそうなETFね。
どんな人に向いているのかな?

ではおすすめ出来る方の傾向をご紹介します
DGRWはこんな方におすすめ

これまで紹介した情報から、DGRWがおすすめ出来るのはこんな方だと考えられます。
- 個別株を分析、管理するのは面倒
- キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当収入)も両方ほしい
- 目先の高配当よりも、将来的な高配当がほしい
- 毎月分配金が欲しい
一つずつ紹介します。
キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当収入)も両方バランス良くほしい人
世の中には様々な株式投資手法がありますが、投資手法はあくまでも手段。
投資家の方それぞれで投資する目的は様々かと思いますが、その目的と手法が合っていればいいと思います。
DGRWのトータルリターンはVYM等の高配当ETFと比べると高く、VIGもやや上回り、これまでにこの記事でご紹介した通り、S&P500(SPY)とほぼ同等になります。
あなたの投資目的に対して、キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当収入)も両方バランス良く得る手段が合っているという方は、DGRWが選択肢の一つになり得ます。
また、参考ですが配当金投資のメリット・デメリットについては以下の記事で紹介しています。
個別株を分析、管理するのは面倒だと感じる人

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値上がり益も配当金もバランス良くほしい!
となっても、その手段は様々あります。
色んな個別株を探して、銘柄分析/管理を楽しめる方もいれば、それを面倒だと感じる方もいます。
ETFは個別株に比べると、やることは少ないです。
相場に応じて勝手に銘柄の組み替えもしてくれるので、個別銘柄の分析や決算のチェック等も不要だからです。
それを楽で便利だと考える方は、DGRWが選択肢の一つになり得ます。
目先の高配当よりも、将来的な高配当がほしい

興味あり
私の投資目的に合ってる!!DGRWを買おうかな~

ちょっと待ってください!!最後にもう一つ確認するべきことがあります
ここまでご覧頂いて、「DGRWを買ってみようかな~」と思った方は、まだ重要なポイントの確認が必要です。
それは「DGRWは目先の分配金利回りがVYM等の高配当ETFと比べると劣る」ということです。
株価、分配金の変動により日々変わりますが、分配金利回りは大体
- VYM:3%前後
- DGRW:2%前後
程度が相場で、VIGはやや少なくなります。
ただし、DGRWのこれまでの増配率は若干ですがVIG、VYMよりも高くなっています。
さらに、DGRWは配当の成長性にフォーカスした銘柄で構成されている為、増配率の高さ/安定感は今後も期待が出来ると考えられます。
その為、目先の高配当よりも、将来的な高配当がほしい人に、DGRWをおすすめできると考えられます。
あくまでも連続増配を続け、長期で保有し続けることで将来的に高い配当を得られるように育てる必要があります。
例えば今すぐ配当金はいらないけど、長期で運用してリタイアしてから配当金を受け取りたい等の場合におすすめできるかと思います。
毎月分配金が欲しい人
最後に、DGRWの大きな特徴に「毎月分配」というものがあります。
配当金を生活費として使用することを想定している方にとって、4か月に一回収入がまとめて手に入るより、給料と同様に毎月手に入る方が管理はしやすいかと思います。
この「毎月分配」に魅力を感じる方にも、DGRWはおすすめ出来るかと思います。
まとめ

本記事では、
- DGRWの分配金情報(利回り、増配率)
- DGRWってどんなETF?(基本情報、株価(現状・S&P500との比較)、構成銘柄、構成セクター)
- DGRWはこんな方におすすめ
について解説しました。
<DGRWの分配金情報>
- 利回り:約1.5%~2.5%の間で安定して推移
- 増配率:年毎の変動は大きいが、設定来の年平均増配率は11.8%で高い水準
<DGRWってどんなETF?>
- 299銘柄に広く分散されている
- 株価:コロナショック前の株価を超え、最高値付近で推移
- トータルリターン:S&P500とほぼ同等
<DGRWはこんな方におすすめ>
- 毎月分配が欲しい方
- 目先の高配当よりも、将来的な高配当がほしい方
DGRWは米国籍の連続増配株ETF(上場投資信託)です。
299銘柄に広く分散され、安定感があります。
また、設定来の年平均増配率は11.8%で高い水準であることは魅力です。
トータルリターンではS&P500とほぼ同等の数値を示している為、キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当収入)も両方を狙えるETFだと言えます。
ただし現在の分配利回りは高くない為、目先の高配当よりも、増配により将来的に高い配当がほしいという方が投資対象の候補になります。
さらに毎月分配がある点は他の配当ETFとは異なる特徴です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
連続増配ETFである「VIG」との比較も以下の記事で詳しくまとめていますので、合わせてご確認下さい👇
配当王、配当貴族といった米国の連続増配個別銘柄を以下の記事でまとめていますので、個別株にも興味がある方は良ければ参考にしてみて下さい。
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