
米国のアフラックは配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!

こんな疑問にお答えする為、本記事ではアフラック(AFL)について銘柄分析を行いました
アフラック(AFL)は、米国に本社を置く保険会社です。
日本でもアヒルのCMで有名ですね。
株主還元に積極的で、連続増配42年を記録し、米国配当貴族に名を連ねています。
- アフラックの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- アフラックの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- アフラックの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- アフラックの今後の見通し
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
結論:[連続増配42年] アフラック:AFLの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
<アフラックの配当金情報>
- 配当利回り:約2.0~3.0%程度の水準で推移
- 増配率:年毎の変動幅が大きいが、平均すると約+9%程度で高めの水準
- 配当性向:約20~30%程度の低めの水準で安定して推移
<アフラックの株価情報>
- 株価:コロナショックの低迷期間はやや長めだが、’20年後半頃から順調に上昇傾向
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<アフラックの銘柄分析>
- 事業:ジョージア州に本社を置く保険会社
- 業績:売上高は横ばいの傾向
<アフラックの今後の見通し>
- 今後も米国、日本の医療保険市場の増加に伴い、緩やかながらも成長に期待するが、近年売上高が横ばい、キャッシュフローは減少傾向の点は注意
アフラック(AFL)は、日本でも有名な保険会社です。
米国に拠点を持ちますが、米国と日本で事業を行い、主力市場は日本です。
株主還元に積極的で連続増配42年を記録し、米国配当貴族に名を連ねています。
今後も米国、日本の医療保険市場の増加に伴い、緩やかながらも成長が期待されますが、近年売上高が横ばい、キャッシュフローは減少傾向になっている点は注意が必要です。
また、金融セクターの為、景気動向には注意が必要です。
実際コロナショックの際はS&P500に対して下落幅が大きく、停滞期間も長かったです。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
アフラック:AFLの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
AFLの配当利回りの推移
アフラック(AFL)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

- 配当利回りは約2.0~3.0%程度の水準で推移
AFLの配当額の推移
アフラック(AFL)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

- 配当額は全体的に増加傾向
AFLの増配率の推移
アフラック(AFL)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。

- 増配率は年毎の変動幅が大きいが、平均すると約+9%程度で高めの水準
AFLの配当性向の推移
アフラック(AFL)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

- 配当性向は約20~30%程度の低めの水準で安定して推移

ばらつきはあるけど増配率は高めでいいね!
配当性向も低くて安心する
株価はどうかな?

では株価関係の情報についてご紹介します
アフラック:AFLの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
AFLの株価
アフラック(AFL)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- 株価はコロナショックの低迷期間はやや長めだが、’20年後半頃から順調に上昇傾向
AFLとS&P500とのトータルリターンの比較
アフラック(AFL)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年10月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

- 市場平均のS&P500に連動したSPYに対してトータルリターンで上回る
- コロナショックの下落幅、低迷期間はAFLの方が大きく長め
AFLと高配当ETFとのトータルリターンの比較
アフラック(AFL)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。

- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る
- コロナショックの下落率はAFLの方が大きい
AFLと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
アフラック(AFL)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。

- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで上回る
- コロナショックの下落率はAFLの方が大きい

S&P500、高配当ETF、連続増配ETFよりいいリターンなんだね!
でも暴落時の落ち込みが大きくて長引いてるのが気になる~
どんな会社なの?

では銘柄に関する情報についてご紹介します
アフラック:AFLの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
AFLの基本情報
アフラック(AFL)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | AFL(アフラック) |
本社所在地 | 米国ジョージア州 |
設立日 | 1955年 |
従業員数 | 約1.3万人 |
セクター | 金融 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 80.9 ドル※ |
配当利回り | 2.09 %※ |
連続増配年数 | 42年 |
採用指数 | S&P500 |
アフラック(AFL)は、米国ジョージア州に本社を置く保険会社です。
1958年に世界発のがん保険を開発し、長く保険事業を続けてきています。
連続増配年数は42年にわたります。
AFLの主な事業内容
アフラック(AFL)の主力サービスは以下の通りです。
- 保険事業
がん保険、医療保険、生命保険、介護保険など
アフラック(AFL)は、米国に本社を置く、日本でも有名な保険会社です。
米国と日本で事業を行い、主力は日本です。
その日本の中では、下図の通り事業の中心はがん保険になっています。


AFLの業績(売上高)
アフラック(AFL)の業績の推移は以下の通りです。

- 売上高は横ばい傾向
AFLのEPS(1株当たり利益)
アフラック(AFL)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

- EPSは近年増加傾向
AFLのキャッシュフロー(営業CF、フリーCF、営業CFマージン)
アフラック(AFL)のキャッシュフローの推移は以下の通りです。
※営業CFマージン = 営業CF ÷ 売上高

- 営業CF、フリーCF、営業CFマージンすべて下落傾向

興味あり
キャッシュフローが減っていってるのが気になる。。。
今後はどうなるのかな?

では今後の見通しについて紹介します
アフラック:AFLの今後の見通し
アフラック(AFL)は主に以下の理由から、今後も緩やかながらも成長が期待できると考えられます。
- 米国、日本の医療保険市場は緩やかながら今後も増加傾向
米国、日本の医療保険市場は今後も緩やかながら拡大する予測がされています。
米国では日本のような国民皆保険がなく、高額な医療費を支払うリスクを下げる為には、一般の保険の活用が必要になっています。
また、日本では今後人口は減少していきますが、高齢化などに伴う保険市場の拡大が予測されています。
それら市場の拡大の恩恵を受けられれば、緩やかながらも成長が期待できると考えられます。
ただし、個別の要素として以下のようなことには注意が必要です。
- 売上高は前述の通り過去10年程度で横ばいの傾向
- キャッシュフローも前述の通りマイナスの傾向
- 金融セクターの為、景気動向には注意が必要

まとめ

本記事では、
- アフラックの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- アフラックの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- アフラックの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- アフラックの今後の見通し
について解説しました。
<アフラックの配当金情報>
- 配当利回り:約2.0~3.0%程度の水準で推移
- 増配率:年毎の変動幅が大きいが、平均すると約+9%程度で高めの水準
- 配当性向:約20~30%程度の低めの水準で安定して推移
<アフラックの株価情報>
- 株価:コロナショックの低迷期間はやや長めだが、’20年後半頃から順調に上昇傾向
- トータルリターン:S&P500、高配当ETF、連続増配ETFを上回る
<アフラックの銘柄分析>
- 事業:ジョージア州に本社を置く保険会社
- 業績:売上高は横ばいの傾向
<アフラックの今後の見通し>
- 今後も米国、日本の医療保険市場の増加に伴い、緩やかながらも成長に期待するが、近年売上高が横ばい、キャッシュフローは減少傾向の点は注意
アフラック(AFL)は、日本でも有名な保険会社です。
米国と日本で事業を行い、主力市場は日本です。
株主還元に積極的で連続増配42年を記録し、米国配当貴族に名を連ねています。
今後も米国、日本の医療保険市場の増加に伴い、緩やかながらも成長が期待されますが、近年売上高が横ばい、キャッシュフローは減少傾向になっている点は注意が必要です。
また、金融セクターの為、景気動向には注意が必要です。
実際コロナショックの際はS&P500に対して下落幅が大きく、停滞期間も長かったです。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!
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また、配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめていますので良ければ参考にしてみてください。
同じ金融セクターの「S&Pグローバル(SPGI)」なども紹介しています。
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