興味あり
米国のウォルマートは配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えする為、本記事ではウォルマート(WMT)について銘柄分析を行いました
ウォルマートは米国に拠点を持つ世界最大の小売りチェーンです。
連続増配は51年で、「配当王」という連続増配年数を50年以上続ける企業に名を連ねています。
私は2019年から米国連続増配株をメインに投資しています
- 2019年金融資産約200万円程度→2023年 2000万円達成
- 1億円貯めてセミリタイヤが目標
- 30代、妻、息子(4歳/1歳)と4人暮らし
結論:[連続増配51年]ウォルマート:WMTの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
ウォルマートは米国アーカンソー州に本社を置く、世界最大のスーパーマーケットチェーンです。
51年も連続増配している安定感が魅力です。
また、高配当ETFであるVYM/SPYD、連続増配ETFであるVIGを上回るトータルリターンを残しています。
今後も世界的な人口の増加に伴い、緩やかながら成長が期待されますが、逆に急激な成長は期待できないことと、ネット通販の競争激化にも注意が必要です。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ウォルマート:WMTの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
WMTの配当利回りの推移
ウォルマート(WMT)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています
- 配当利回りは約1.5%~3.5%の水準で推移
WMTの配当額の推移
ウォルマート(WMT)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
- 配当額は全体的に増加傾向
- ’14年からは伸びが鈍化
WMTの増配率の推移
ウォルマート(WMT)の2011年以降における年間配当増配率の数値及び推移です。
- 増配率は’14年から減少し、’15年以降は約2%で低く一定の推移
WMTの配当性向の推移
ウォルマート(WMT)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算
- 配当性向は約30%~50%程度の水準で推移
興味あり
増配は50年続いているけど、最近の増配率は少なめなんだね。
株価はどうかな?
では株価関係の情報についてご紹介します
ウォルマート:WMTの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
WMTの株価
ウォルマート(WMT)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショックからはすぐに回復し、最高値付近で推移
WMTとS&P500とのトータルリターンの比較
ウォルマート(WMT)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年9月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。
- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500とほぼ同等
WMTと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ウォルマート(WMT)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。
- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る
WMTと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
ウォルマート(WMT)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。
- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで上回る
高配当ETF、連続増配ETFよりリターンは良いんだね!
どんな会社なの?
では銘柄に関する情報についてご紹介します
ウォルマート:WMTの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
WMTの基本情報
ウォルマート(WMT)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | WMT(ウォルマート) |
本社所在地 | 米国アーカンソー州ベントンビル |
設立日 | 1969年 |
従業員数 | 約210万人 |
セクター | 生活必需品 |
配当時期(支払い月) | 年4回(1/4/6/9月) |
株価 | 156.41 ドル※ |
配当利回り | 1.43 %※ |
連続増配年数 | 51年 |
採用指数 | NYダウ、S&P500 |
ウォルマートは米国に本社を置く、世界最大のスーパーマーケットチェーンです。
従業員数は世界で約210万人ととんでもない規模を持っています。
また連続増配は51年で、「配当王」という連続増配年数を50年以上続ける企業に名を連ねています。
WMTの主な事業内容
ウォルマート(WMT)の主力商品は以下の通りです。
ウォルマート(WMT)は世界最大のスーパーマーケットチェーンであり、各国にチェーン店を持っています。
日本では「西友」の株式を15%保有※しています。
※元々西友はウォルマートの子会社でしたが、’21年に米国の投資会社であるKKRと楽天に株式の85%を売却しましたが、15%を引き続き保有しています。また、楽天は取得した20%の西友株式を’23年にKKRに売却しています。
創業者サム・ウォルトンが、1945年にアーカンソー州ニューポートにベン・フランクリン雑貨店を開いたことに始まり、現在で世界15か国に進出しています。
また、現在は実店舗の販売のみではなくネット販売にも力を入れている為、コロナ渦の中でもダメージを最小限に抑えています。
WMTの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ウォルマート(WMT)の業績の推移は以下の通りです。
- 売上高は右肩上がりで推移
- 営業利益、利益率は高くはないが、安定して推移
営業利益率は「小売りチェーン」という業態を考えれば妥当なところでしょう。
売上高は600,000百万ドル前後(日本円で約80兆円前後)というとんでもない規模の世界チェーンを展開しています。
WMTのEPS(1株当たり利益)
ウォルマート(WMT)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用
- 浮き沈みがあるが、全体としてはやや増加傾向
興味あり
世界中に展開している大規模な企業なんだね!
今後はどうなるのかな?
では今後の見通しについて紹介します
ウォルマート:WMTの今後の見通し
ウォルマートは主に以下の理由から、今後も緩やかながら成長が期待できると考えられます。
- 食料品は景気動向に左右されにくく、人口増加に伴い一定の需要が続く
- 世界の人口は今後も増加を続ける
不景気になったからと言って、日々の食料品を買わなくなる人はいませんよね?
つまり世界で人口が増える分だけ、世界各国に展開しているウォルマートの売り上げは増加していくことが予測されます。
ただし、
- 急激な売り上げ増加も見込めない
- ネット販売も競争が激化
こういった点には注意が必要です。
まとめ
本記事では、
- ウォルマートの配当金情報(利回り、増配率、それぞれの推移)
- ウォルマートの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較)
- ウォルマートの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ウォルマートの今後の見通し
について解説しました。
ウォルマートは米国アーカンソー州に本社を置く、世界最大のスーパーマーケットチェーンです。
51年も連続増配している安定感が魅力です。
また、高配当ETFであるVYM/SPYD、連続増配ETFであるVIGを上回るトータルリターンを残しています。
今後も世界的な人口の増加に伴い、緩やかながら成長が期待されますが、逆に急激な成長は期待できないことと、ネット通販の競争激化にも注意が必要です。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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また、配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめていますので良ければ参考にしてみてください。
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