興味あり
米国のサザンカンパニー(SO)は配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えする為、本記事ではサザンカンパニー(SO)について銘柄分析を行いました
サザンカンパニー(SO)は米国の公益事業セクターに属する大型銘柄です。
配当による株主還元にも積極的で、連続増配は23年になります。
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
結論:[連続増配23年]サザンカンパニー:SOの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
サザンカンパニーは米国ジョージア州に本社を置く大手公益企業です。
配当利回りは約4%~5.5%程度の高めの水準ですが、増配率はやや下落傾向で、配当性向は100%を超える年も有ります。
連続増配実績は23年で、76年連続で減配無しの実績も継続しています。
また、公益事業セクターは景気の悪化に左右されにくいという点が最大の強みですが、逆に急激な成長は期待できません。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
サザンカンパニー:SOの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
SOの配当利回りの推移
サザンカンパニー(SO)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています
- 配当利回りは約4%~5.5%程度の水準で推移
SOの配当額の推移
サザンカンパニー(SO)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
- 配当額はきれいな右肩上がりで順調に増加傾向
SOの増配率の推移
サザンカンパニー(SO)の2011年以降における年間増配率の数値及び推移です。
- 増配率は約3~4%の水準でやや下落傾向で推移
SOの配当性向の推移
サザンカンパニー(SO)の2011年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり希薄化EPS)×100 で計算
- 配当性向はばらつきは大きく、配当性向100%を超える年も複数回あり
興味あり
利回りは高めで安定しているけど、配当性向が高いね。。。
株価はどうかな?
では株価関係の情報についてご紹介します
サザンカンパニー:SOの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
SOの株価
サザンカンパニー(SO)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- 株価はコロナショックからは順調に回復するが、’22年後半からは横ばいの傾向
SOとS&P500とのトータルリターンの比較
サザンカンパニー(SO)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降の期間で、配当再投資込みでの比較です。
- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を上回る
SOと高配当ETFとのトータルリターンの比較
サザンカンパニー(SO)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。
- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンでやや上回る
SOと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
サザンカンパニー(SO)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。
- 連続増配ETFのVIGとほぼ同等のトータルリターンを残す
S&P500、高配当ETFよりいいリターンなんだね!
どんな会社なの?
では銘柄に関する情報についてご紹介します。
サザンカンパニー:SOの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
SOの基本情報
サザンカンパニー(SO)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | SO(サザンカンパニー) |
本社所在地 | 米国ジョージア州アトランタ |
設立日 | 1945年 |
従業員数 | 約2.8万人 |
セクター | 公益事業 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 70.23 ドル※ |
配当利回り | 3.97 %※ |
連続増配年数 | 23年 |
採用指数 | S&P500 |
サザンカンパニーは公益事業セクターの大型銘柄です。
連続増配年数は23年にわたります。
SOの主な事業内容
サザンカンパニー(SO)の主力サービスは以下の通りです。
サザンカンパニー(SO)は、子会社を通じてアメリカ南部を中心に約900万人の顧客にサービスを提供する大手公益企業です。
2022年の発電方式別割合は、下記の通り石炭20%、天然ガス50%、原子力15%、再生可能エネルギーが15%となっています。
電力会社なので、不況下でも極端な影響を受けにくい特徴があります。
SOの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
サザンカンパニー(SO)の業績の推移は以下の通りです。
- 売上高、営業利益共に山谷あるが横ばい~微増傾向
- ’18年以降、営業利益率は約20%前後を確保(日本の電力会社は数%程度)
- ’17年の利益減はミシシッピ州のケンパー発電プロジェクトに伴う一時的な支出増が要因
SOのEPS(1株当たり利益)
サザンカンパニー(SO)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用
- ばらつきが大きく、横ばい傾向で推移
SOのキャッシュフロー(営業CF、フリーCF、営業CFマージン)
サザンカンパニー(SO)のキャッシュフローの推移は以下の通りです。
※営業CFマージン = 営業CF ÷ 売上高
- 営業CFマージンは20%を超え高水準
- フリーCFは近年マイナスが続く
興味あり
利益率が高いね!
今後はどうなるのかな?
では今後の見通しについて紹介します
サザンカンパニー:SOの今後の見通し
サザンカンパニーは主に以下の理由から、今後も緩やかながらも安定した成長が期待できると考えられます。
- 米国の人口は今後も拡大が予測され、電力需要は増加傾向
- 州政府との長期契約による安定収益あり
公益事業ですので、極端な成長は見込めない一方で、大幅な需要減少も起こりにくい為、緩やかに成長していくと考えられます。
ただし、同時に以下のようなリスクもあります。
- 世界的に再生可能エネルギーへの移行が進む
- 新たな発電所建設の設備投資費用が大きい
サザンの再生可能エネルギーの割合は、前述の通り’22年時点で約15%とまだまだ一部です。
遅れを取り戻すための大幅な業態変更はリスクに繋がります。
また、新たな発電所建設にはどうしても多額のコストがかかります。
建設が予定通り進めばいいですが、予定に遅れが発生すればその分追加のコストがかさみます。
実際に、現在建設中のジョージア州のボーグル原子力発電所は、米国で30年ぶりの原発建設、新たな原子炉方式の採用等難しい点が重なり、工期も調整しているようです。
こういったリスクにも注意が必要です。
まとめ
本記事では、
- サザンカンパニーの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- サザンカンパニーの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- サザンカンパニーの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- サザンカンパニーの今後の見通し
について解説しました。
サザンカンパニーは米国ジョージア州に本社を置く大手公益企業です。
配当利回りは約4%~5.5%程度の高めの水準ですが、増配率はやや下落傾向で、配当性向は100%を超える年も有ります。
連続増配実績は23年で、75年連続で減配無しの実績も継続しています。
また、公益事業セクターは景気の悪化に左右されにくいという点が最大の強みですが、逆に急激な成長は期待できません。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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また、配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめていますので良ければ参考にしてみてください。
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