興味あり
米国のクアルコムは配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えする為、本記事ではクアルコム(QCOM)について銘柄分析を行いました
クアルコムは米国の情報技術セクターに属するファブレス※半導体メーカーです。
配当による株主還元にも積極的で、連続増配は22年になります。
※ファブレス:工場を持たず、開発・設計だけを行い、製造は外部に委託するメーカーなどをいう。
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。
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結論:[連続増配22年]クアルコム:QCOMの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
クアルコムは米国カリフォルニア州に本社を置く半導体メーカーです。
ただし自社で工場は持たないファブレスメーカーで、半導体の製造は他社に委託しています。
また、新型コロナに伴う社会の変化でデジタルトランスフォーメーション(DX)が本格的に進展し、半導体市場は今後も高い成長性が期待できます。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
クアルコム:QCOMの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
QCOMの配当利回りの推移
クアルコム(QCOM)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています
- 約1.5%~4.5%の水準でバラツキあり(平均約2.5%)
- ’19、’20の利回り低下は後述の株価上昇が主要因
QCOMの配当額の推移
クアルコム(QCOM)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
- 全体的に右肩上がりで順調に増加傾向
QCOMの増配率の推移
クアルコム(QCOM)の2011年以降における年間配当増配率の数値及び推移です。
- 近年増配率は約2%~10%程度の水準で推移
QCOMの配当性向の推移
クアルコム(QCOM)の2011年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算
- ’19年をピークに減少傾向
興味あり
配当は順調に増加しているね!
株価はどうかな?
では株価関係の情報についてご紹介します
クアルコム:QCOMの株価情報
ここでは
- 基本的な情報
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
QCOMの株価
クアルコム(QCOM)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の最高値は更新しているが、’22年頃から株価は停滞
QCOMとS&P500とのトータルリターンの比較
クアルコム(QCOM)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年5月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。
- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500をやや下回る
QCOMと高配当ETFとのトータルリターンの比較
クアルコム(QCOM)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。
- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る
QCOMと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
クアルコム(QCOM)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。
- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで上回る
長期のS&P500にはちょっと負けてるけど、最近の高配当ETF、連続増配ETFよりもいい成績なんだね!
どんな会社なの?
では銘柄に関する情報についてご紹介します
クアルコム:QCOMの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
QCOMの基本情報
クアルコム(QCOM)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | QCOM(クアルコム) |
本社所在地 | 米国カリフォルニア州サンディエゴ |
設立日 | 1985年 |
従業員数 | 約45,000人 |
セクター | 情報技術 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 122.68 ドル※ |
配当利回り | 2.59 %※ |
連続増配年数 | 22年 |
採用指数 | S&P500 |
クアルコムは移動体通信の通信技術および半導体の設計開発を行う企業です。
1985年に設立されまだ歴史は短いですが、CDMA方式携帯電話の実用化に成功して成長を遂げました。
また連続増配年数は22年にわたります。
QCOMの主な事業内容
クアルコム(QCOM)の主力商品、サービスは以下の通りです。
クアルコムは米国カリフォルニア州に本社を置く半導体メーカーです。
ただし自社で工場は持たないファブレスメーカーで、半導体の製造は他社に委託しています。
特にモバイル端末に搭載される「Snapdragon」は高性能で幅広い端末に使用されています。
QCOMの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
クアルコム(QCOM)の業績の推移は以下の通りです。
- ややばらつきあるが業績は基本的に右肩上がりで推移
- 直近の営業利益率は30%前後で非常に高収益
QCOMのEPS(1株当たり利益)
クアルコム(QCOM)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用
- 横ばい~やや増加傾向
興味あり
最近の業績が調子いいね!!
「Snapdragon」も聞いたことがある!
今後はどうなるのかな?
では今後の見通しについて紹介します
クアルコム:QCOMの今後の見通し
クアルコムは主に以下の理由から、今後も成長が期待できると考えられます。
- 世界の半導体市場は年率約6%で成長を続ける予測
- 高性能の「Snapdragon」は今後も幅広いモバイル端末に使用される見込み
英調査会社のOMDIAによると、半導体世界市場の年平均成長率はコロナ以前は1%を想定していましたが、コロナ後は6%に上方修正しています。
新型コロナに伴う社会の変化でデジタルトランスフォーメーション(DX)が本格的に進展し始めたことに加え、米中の覇権争いによって半導体が「戦略物資」となったことが要因です。
まとめ
本記事では、
- クアルコムの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- クアルコムの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- クアルコムの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- クアルコムの今後の見通し
について解説しました。
クアルコムは米国カリフォルニア州に本社を置く半導体メーカーです。
ただし自社で工場は持たないファブレスメーカーで、半導体の製造は他社に委託しています。
また、新型コロナに伴う社会の変化でデジタルトランスフォーメーション(DX)が本格的に進展し、半導体市場は今後も高い成長性が期待できます。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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