[連続増配22年]クアルコム:QCOMの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し

  

クアルコムに<br>興味あり
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興味あり

米国のクアルコムは配当金をどれくらいもらえるの?

株価は?業績は?詳しく知りたい!

  

しげぞう
しげぞう

こんな疑問にお答えする為、本記事ではクアルコム(QCOM)について銘柄分析を行いました

  

クアルコムは米国の情報技術セクターに属するファブレス半導体メーカーです。

配当による株主還元にも積極的で、連続増配は22年になります。

※ファブレス:工場を持たず、開発・設計だけを行い、製造は外部に委託するメーカーなどをいう。

  

この記事でわかること
  • クアルコムの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
  • クアルコムの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
  • クアルコムの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
  • クアルコムの今後の見通し

  

私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。

愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。

   

配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。

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結論:[連続増配22年]クアルコム:QCOMの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し

まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。

  

結論

クアルコムの配当金情報

  • 利回り:約1.5%~4.5%の水準でバラツキあり(平均約2.5%)
  • 増配率:近年は約2%~10%程度の水準で推移
  • 配当性向:’19年をピークに減少傾向

クアルコム株価情報

  • 株価:コロナショック前の最高値は更新しているが、’22年頃から株価は停滞
  • トータルリターン:S&P500をやや下回り、高配当ETF、連続増配ETFを上回る

クアルコム銘柄分析

  • 事業:通信技術及び半導体の設計開発を行うファブレスメーカー
  • 業績:やや年度毎のばらつきは大きいが、業績は基本的に右肩上がりで推移

クアルコムの今後の見通し

  • 今後も半導体市場の高い成長率に乗り、成長が期待される

クアルコムは米国カリフォルニア州に本社を置く半導体メーカーです。

ただし自社で工場は持たないファブレスメーカーで、半導体の製造は他社に委託しています。

また、新型コロナに伴う社会の変化でデジタルトランスフォーメーション(DX)が本格的に進展し、半導体市場は今後も高い成長性が期待できます。

  

ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。

  

クアルコム:QCOMの配当金情報

それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。

ここでは、

  • 配当利回りの推移
  • 配当額の推移
  • 年増配率の推移
  • 配当性向の推移

についてご紹介します。

  

QCOMの配当利回りの推移

クアルコム(QCOM)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。

※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています

  

クアルコム(QCOM)の年間配当利回りの推移

  

ポイント
  • 約1.5%~4.5%の水準でバラツキあり(平均約2.5%)
  • ’19、’20の利回り低下は後述の株価上昇が主要因

  

QCOMの配当額の推移

クアルコム(QCOM)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。

  

クアルコム(QCOM)の配当金の推移

  

ポイント
  • 全体的に右肩上がりで順調に増加傾向

  

QCOMの増配率の推移

クアルコム(QCOM)の2011年以降における年間配当増配率の数値及び推移です。

  

クアルコム(QCOM)の年増配率の推移

  

ポイント
  • 近年増配率は約2%~10%程度の水準で推移

  

QCOMの配当性向の推移

クアルコム(QCOM)の2011年以降における年間配当性向の数値及び推移です。

※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計算

 

クアルコム(QCOM)の年間配当性向の推移

  

ポイント
  • ’19年をピークに減少傾向

  

クアルコムに<br>興味あり
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配当は順調に増加しているね!

株価はどうかな?

  

しげぞう
しげぞう

では株価関係の情報についてご紹介します

クアルコム:QCOMの株価情報

ここでは

  • 基本的な情報
  • 株価
  • S&P500とのトータルリターンの比較
  • 高配当ETFとのトータルリターンの比較
  • 事業内容
  • 業績

についてご紹介します。

  

QCOMの株価

クアルコム(QCOM)の週足リアルタイムチャートです。

※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。

  

  

ポイント
  • コロナショック前の最高値は更新しているが、’22年頃から株価は停滞

  

QCOMとS&P500とのトータルリターンの比較

クアルコム(QCOM)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。

2001年以降から2023年5月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。

  

クアルコム(QCOM)とSPY(S&P500)とのトータルリターン比較

  

ポイント
  • 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500をやや下回る

  

QCOMと高配当ETFとのトータルリターンの比較

クアルコム(QCOM)と、高配当ETFであるVYMSPYDとを比較しました。

SPYDが設定された’15年以降の比較です。

  

クアルコム(QCOM)とVYMとSPYDとのトータルリターン比較

  

ポイント
  • 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで上回る

  

QCOMと連続増配ETFとのトータルリターンの比較

クアルコム(QCOM)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。

VIGが設定された’06年以降からの比較です。

  

クアルコム(QCOM)とVIGとのトータルリターン比較

  

ポイント
  • 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで上回る

  

クアルコムに興味あり
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長期のS&P500にはちょっと負けてるけど、最近の高配当ETF、連続増配ETFよりもいい成績なんだね!

どんな会社なの?

  

しげぞう
しげぞう

では銘柄に関する情報についてご紹介します

  

クアルコム:QCOMの銘柄分析

ここでは

  • 基本的な情報
  • 事業内容
  • 業績

についてご紹介します。

  

QCOMの基本情報

クアルコム(QCOM)の基本的な情報です。

   

ティッカー(正式名称)  QCOM(クアルコム)
本社所在地米国カリフォルニア州サンディエゴ
設立日1985年
従業員数約45,000人
セクター情報技術
配当時期(支払い月)年4回(3/6/9/12月)
株価122.68 ドル
配当利回り2.59 %
連続増配年数22年
採用指数S&P500
                           ※2023.6.17時点

クアルコムは移動体通信の通信技術および半導体の設計開発を行う企業です。

1985年に設立されまだ歴史は短いですが、CDMA方式携帯電話の実用化に成功して成長を遂げました。

また連続増配年数は22年にわたります。

  

QCOMの主な事業内容

クアルコム(QCOM)の主力商品、サービスは以下の通りです。

  

クアルコムの主力商品、サービス
  • モバイル向けSoC(System on a Chip)

   Snapdragon

  • 無線通信向けSoC

   Wi-FiチップBluetoothチップ

  • 特許ライセンス供与

クアルコムは米国カリフォルニア州に本社を置く半導体メーカーです。

ただし自社で工場は持たないファブレスメーカーで、半導体の製造は他社に委託しています。

  

特にモバイル端末に搭載される「Snapdragon」は高性能で幅広い端末に使用されています。

  

QCOMの業績(売上高、営業利益、営業利益率)

クアルコム(QCOM)の業績の推移は以下の通りです。

   

クアルコム(QCOM)の業績の推移

  

ポイント
  • ややばらつきあるが業績は基本的に右肩上がりで推移
  • 直近の営業利益率は30%前後で非常に高収益

   

QCOMのEPS(1株当たり利益)

クアルコム(QCOM)のEPSの推移は以下の通りです。

※EPS = 調整後希薄化EPS を使用

  

クアルコム(QCOM)の調整後希薄化EPSの推移

  

ポイント
  • 横ばい~やや増加傾向

   

クアルコムに<br>興味あり
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最近の業績が調子いいね!!

「Snapdragon」も聞いたことがある!

今後はどうなるのかな?

  

しげぞう
しげぞう

では今後の見通しについて紹介します

  

クアルコム:QCOMの今後の見通し

クアルコムは主に以下の理由から、今後も成長が期待できると考えられます。

  

  

英調査会社のOMDIAによると、半導体世界市場の年平均成長率はコロナ以前は1%を想定していましたが、コロナ後は6%に上方修正しています。

新型コロナに伴う社会の変化でデジタルトランスフォーメーション(DX)が本格的に進展し始めたことに加え、米中の覇権争いによって半導体が「戦略物資」となったことが要因です。

  

引用元:エコノミスト Online

  

まとめ

本記事では、

  • クアルコムの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
  • クアルコムの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
  • クアルコムの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
  • クアルコムの今後の見通し

について解説しました。

  

結論

クアルコムの配当金情報

  • 利回り:約1.5%~4.5%の水準でバラツキあり(平均約2.5%)
  • 増配率:近年は約2%~10%程度の水準で推移
  • 配当性向:’19年をピークに減少傾向

クアルコム株価情報

  • 株価:コロナショック前の最高値は更新しているが、’22年頃から株価は停滞
  • トータルリターン:S&P500をやや下回り、高配当ETF、連続増配ETFを上回る

クアルコム銘柄分析

  • 事業:通信技術及び半導体の設計開発を行うファブレスメーカー
  • 業績:やや年度毎のばらつきは大きいが、業績は基本的に右肩上がりで推移

クアルコムの今後の見通し

  • 今後も半導体市場の高い成長率に乗り、成長が期待される

クアルコムは米国カリフォルニア州に本社を置く半導体メーカーです。

ただし自社で工場は持たないファブレスメーカーで、半導体の製造は他社に委託しています。

また、新型コロナに伴う社会の変化でデジタルトランスフォーメーション(DX)が本格的に進展し、半導体市場は今後も高い成長性が期待できます。

  

皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。

  

しげぞう
しげぞう

最後までご覧頂きありがとうございました!

   

配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめています。

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しげぞう
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