アメリカのネクステラ・エナジーは配当金をどれくらいもらえるの?
株価は?業績は?? 詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えする為、本記事ではネクステラ・エナジー(NEE)について銘柄分析を行いました
ネクステラ・エナジー(NEE)はアメリカに拠点を持つ、再生可能エネルギーのアメリカ最大手です。
配当金による株主還元にも積極的で、連続増配は29年に渡ります。
私は2019年から米国株投資を実践しているブロガーです。
愛する米国連続増配・高配当株をメインに資産運用中です。
結論:[連続増配29年]ネクステラ・エナジー:NEEの配当,株価,銘柄分析と今後の見通し
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
ネクステラ・エナジー(NEE)は米国フロリダ州に本社を置く、再生可能エネルギーアメリカ最大手の持株会社です。
世界的なESGの流れに乗り、高い株価の成長を見せています。
また配当金による株主還元にも積極的で、連続増配年数は29年になります。
今後も世界的な脱炭素の流れに乗り、継続した成長が期待されます。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
ネクステラ・エナジー:NEEの配当金情報
それでは早速、配当金に関する情報からご紹介します。
ここでは、
- 配当利回りの推移
- 配当額の推移
- 年増配率の推移
- 配当性向の推移
についてご紹介します。
NEEの配当利回りの推移
ネクステラ・エナジー(NEE)の2010年以降における年間配当利回りの推移です。
※年間配当利回り = 年間配当金 ÷ 年末株価 で計算しています
- 約1.5%~4%程度の水準で推移
- 利回りは右肩下がりで低下傾向
NEEの配当額の推移
ネクステラ・エナジー(NEE)の2010年以降における配当額の数値及び推移です。
- 配当額はきれいな右肩上がりで増加傾向
NEEの増配率の推移
ネクステラ・エナジー(NEE)の2011年以降における年間配当増配率の数値及び推移です。
- 増配率は約+6%~13%程度の水準で推移
- 平均約11%で非常に高い増配率を継続
NEEの配当性向の推移
ネクステラ・エナジー(NEE)の2010年以降における年間配当性向の数値及び推移です。
※配当性向 = 年度毎の(1株当たり配当金÷1株当たり調整後希薄化EPS)×100 で計
- 配当性向は約50~60%の水準で安定して推移
増配率が高くていいね!
株価はどうかな?
では株価関係の情報についてご紹介します
ネクステラ・エナジー:NEEの株価情報
ここでは
- 株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
- 高配当ETFとのトータルリターンの比較
- 連続増配ETFとのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
NEEの株価
ネクステラ・エナジー(NEE)の週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の最高値は更新しているが、’22年頃から株価は下落傾向
NEEとS&P500とのトータルリターンの比較
ネクステラ・エナジー(NEE)と、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
2001年以降から2023年11月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。
- 長期におけるトータルリターンで市場平均のS&P500を大きく上回る
NEEと高配当ETFとのトータルリターンの比較
ネクステラ・エナジー(NEE)と、高配当ETFであるVYM、SPYDとを比較しました。
SPYDが設定された’15年以降の比較です。
- 高配当ETFのVYM、SPYDに対しトータルリターンで大きく上回る
NEEと連続増配ETFとのトータルリターンの比較
ネクステラ・エナジー(NEE)と、連続増配ETFであるVIGとを比較しました。
VIGが設定された’06年以降からの比較です。
- 連続増配ETFのVIGに対しトータルリターンで大きく上回る
S&P500、高配当ETF、連続増配ETFよりかなりいいリターンだね!!
どんな会社なの?
では銘柄に関する情報についてご紹介します
ネクステラ・エナジー:NEEの銘柄分析
ここでは
- 基本的な情報
- 事業内容
- 業績
についてご紹介します。
NEEの基本情報
ネクステラ・エナジー(NEE)の基本的な情報です。
ティッカー(正式名称) | NEE(ネクステラ・エナジー) |
本社所在地 | 米国フロリダ州 |
設立日 | 1925年 |
従業員数 | 約1.5万人 |
セクター | 公益事業 |
配当時期(支払い月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 59.71 ドル※ |
配当利回り | 3.13 %※ |
連続増配年数 | 29年 |
採用指数 | S&P500 |
ネクステラ・エナジー(NEE)はアメリカに拠点を持つ、再生可能エネルギーのアメリカ最大手です。
近年の世界的な脱炭素加速に対して有名になり、初めて知った方も多いのではないでしょうか?
また配当利回りの数値は高くありませんが、連続増配年数は29年と長期に渡る実績を持っています。
NEEの主な事業内容
ネクステラ・エナジー(NEE)の主力サービスは以下の通りです。
ネクステラ・エナジーは再生可能エネルギーのアメリカ最大手となる持株会社です。
同社の再生可能エネルギーのイメージを印象付けているのは、上記の「ネクステラ・エナジー&リソース」です。
しかし現在の売り上げの約7割は「フロリダ・パワー&ライト」によるもので、その収益を再生可能エネルギーへの投資に回しています。
また「フロリダ・パワー&ライト」は、フロリダ州に開発した「太陽のシティ」と呼ばれる「バブコック・ランチ」という街の開発にも携わっています。
東京ドーム1558個分の広大な街の電力を100%再生可能エネルギーで賄うという大規模プロジェクトに対し、「フロリダ・パワー&ライト」はメガ・ソーラーを建設しています。
NEEの業績(売上高、営業利益、営業利益率)
ネクステラ・エナジー(NEE)の業績の推移は以下の通りです。
- 売上高は右肩上がりの傾向
- 営業利益率は15%以上で高収益(日本の電力会社は数%)
NEEのEPS(1株当たり利益)
ネクステラ・エナジー(NEE)のEPSの推移は以下の通りです。
※EPS = 調整後希薄化EPS を使用
- きれいに右肩上がりで増加
NEEのキャッシュフロー(営業CF、フリーCF、営業CFマージン)
ネクステラ・エナジー(NEE)のキャッシュフローの推移は以下の通りです。
※営業CFマージン = 営業CF ÷ 売上高
- 営業CFは右肩上がり
- フリーCFは近年マイナス傾向
EPSが順調に伸びているね!
今後はどうなるのかな?
では今後の見通しについて紹介します
ネクステラ・エナジー:NEEの今後の見通し
ネクステラ・エナジーは主に以下の理由から、今後も成長が期待できると考えられます。
- 米国及び世界では今後再生可能エネルギーの拡大が続く見通し
- 太陽光、風力発電のコストは低下傾向
特に’20年頃から世界的に加速している脱炭素の流れはネクステラ・エナジーにとって追い風です。
ただし、どこまで再生可能エネルギーの普及が加速するかは未知数です。
下記BNEFの予測もレンジがありますが、どちらのシナリオだとしても下図オレンジ、青色の太陽光、風力のような再生可能エネルギーの普及は拡大する予測です。
まとめ
本記事では、
- ネクステラ・エナジーの配当金情報(利回り、増配率、配当性向)
- ネクステラ・エナジーの株価情報(現状・S&P500との比較・高配当ETFとの比較・連続増配ETFとの比較)
- ネクステラ・エナジーの銘柄分析(基本情報、事業内容、業績)
- ネクステラ・エナジーの今後の見通し
について解説しました。
ネクステラ・エナジー(NEE)は米国フロリダ州に本社を置く、再生可能エネルギーアメリカ最大手の持株会社です。
世界的なESGの流れに乗り、高い株価の成長を見せています。
また配当金による株主還元にも積極的で、連続増配年数は29年になります。
今後も世界的な脱炭素の流れに乗り、継続した成長が期待されます。
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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また、配当王、配当貴族といった米国の連続増配銘柄を以下の記事でまとめていますので良ければ参考にしてみてください。
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