本記事ではこんな疑問にお答えする為、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)について紹介します
VYMとは、米国のバンガード社が提供する高配当株ETF(上場投資信託)です。
米国の優良な株式500銘柄以上に広く分散され、長い歴史と実績を持つETFです。
また3%前後程度の配当利回りがあり、’20年のコロナショックでも増配を維持し、SPYD、HDVに対しいち早く株価を回復するなど、安定感の高さがVYMの特徴です。
この記事ではVYMの基本情報、配当金、株価の情報に加え、メリット・デメリットを押さえた上で、VYMがどんな方におすすめ出来るかについてもご紹介します。
私は2019年から米国連続増配株をメインに投資しています
- 2019年金融資産約200万円程度→2023年 2000万円達成
- 1億円貯めてセミリタイヤが目標
結論:VYMとは:配当,株価,銘柄情報とメリット・デメリット
まず最初に本記事でわかる結論からご紹介します。
VYMとは、米国のバンガード社が提供する高配当株ETF(上場投資信託)です。
米国の優良な株式500銘柄以上に広く分散され、長い歴史と実績を持つETFです。
また3%前後程度の配当利回りがあり、’20年のコロナショックでも増配を維持し、SPYD、HDVに対しいち早く株価を回復するなど、安定感の高さがVYMの特徴です。
株価もコロナショックの回復ではS&P500に差をつけられましたが、’22年の下落局面では安定感を見せています。
個別株とは異なり、手間をかけず安心して、目先の高配当よりも長期で安定した配当を受け取りたい投資家にとって、非常に魅力的な投資対象の候補になります。
ではこれ以降は、上記結論に対する詳細内容をご紹介します。
VYMとは
VYMとは、米国のバンガード社が提供する高配当株ETF(上場投資信託)です。
米国の優良な株式500銘柄以上に広く分散され、約3%程度の配当(分配)利回りがあります。
ここではより詳しい情報として、
- 基本的な情報
- 構成銘柄
- 構成セクター
についてご紹介します。
VYMの基本情報
VYMの基本的な情報は下記です。
※バンガード社のH.P.より情報を引用
ティッカー(正式名称) | VYM(バンガード・米国高配当株式ETF) |
運用会社 | Vanguard社(バンガード社) |
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド・イールド指数 |
構成銘柄数 | 557銘柄※1 |
ファンド純資産 | 548.2億ドル※1 |
配当時期 | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 111.97ドル※2 |
配当(分配金)利回り | 2.97%※2 |
経費率 | 0.06% |
設定日 | 2006年11月10日 |
上記の基本情報から以下のようなポイントがわかります。
- 500銘柄以上に広く分散されている
- 経費率が非常に安い
- 設定日は古く、歴史が長い(暴落を複数回経験済み)
VYM 構成銘柄(組み入れ上位10銘柄)
VYMを構成する約557銘柄の内、上位10銘柄を示します。(2024.3.31時点)
銘柄(ティッカー) | 組み入れ割合 | 配当利回り※ |
---|---|---|
JPモルガンチェース(JPM) | 3.43 % | 2.55 % |
ブロードコム(AVGO) | 3.39 % | 1.63 % |
エクソンモービル(XOM) | 2.76 % | 3.20 % |
ホーム・デポ(HD) | 2.28 % | 2.70 % |
プロクター・アンド・ギャンブル(PG) | 2.27 % | 2.58 % |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) | 2.26 % | 3.42 % |
メルク・アンド・カンパニー(MRK) | 1.99 % | 2.45 % |
アッヴィ(ABBV) | 1.91 % | 3.77 % |
シェブロン(CVX) | 1.56 % | 4.16 % |
バンク・オブ・アメリカ(BAC) | 1.55 % | 2.72 % |
- 均等割ではなく、組み入れ割合は強弱がある
- しかし1銘柄毎の組み入れ割合は少ない(分散が効いている)
- 配当(分配)利回りがあまり高くない銘柄も組み入れている(分配利回りだけで銘柄を選択していない)
VYM セクター比率
VYMを構成する約557銘柄の、セクター比率を示します。(2024.3.31時点)
セクター名称 | 組み入れ割合 |
---|---|
金融 | 20.4 % |
資本財 | 12.7 % |
ヘルスケア | 12.4 % |
生活必需品 | 11.0 % |
エネルギー | 10.6 % |
一般消費財 | 10.3 % |
情報技術 | 9.8 % |
公益事業 | 6.4 % |
通信サービス | 4.2 % |
素材 | 2.2 % |
不動産 | 0.0 % |
- 幅広いセクターに分散されている
- GAFAMを含む情報技術の組入れは少なめ
- 不動産は組み入れ無し(REITを除外)
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VIMは新NISAでも買える
VYMは新NISAの成長投資枠でも購入できます。
ただし、新NISAでVYMに投資したい場合は取り扱いのある証券会社を選びましょう。
なお、つみたて投資枠ではVYMは購入できません。
つみたて投資枠は原則として投資信託商品を対象としていて、海外ETFは投資対象に含まれていないからです。
新NISA口座開設は手数料が安く簡単に開設できるネット証券にしましょう!
代表的なネット証券を紹介します。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
取引 手数料 | 約定代金の0.495% (最低0円、上限22ドル) | 約定代金の0.495% (最低0円、上限22ドル) | 約定代金の0.495% (最低0円、上限22ドル) |
為替 手数料 | 買付:0銭 売却:0銭 | 買付:0銭 売却:0銭 | 買付:0銭 売却:25銭 |
米国取扱銘柄数 | 約5,600銘柄 | 約4,900銘柄 | 約5,000銘柄 |
特定口座/ NISA口座 | 〇 対応 | 〇 対応 | 〇 対応 |
取引ツールの使いやすさ | シンプルでわかりやすい取引画面 | シンプルでわかりやすい取引画面 | 玄人好みで豊富な機能の取引画面 |
口座開設 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
興味あり
VYMは銘柄数が多くて、分散が効いてそうで安心!
配当金はどのくらいもらえるの?
では配当金について紹介します
VYMの配当金(分配金)情報
続いて、配当金(分配金)に関する情報を紹介します。
ここでは、
- 配当(分配)利回りの推移
- 配当(分配)額の推移
- 年増配率の推移
について紹介します。
※ETFや投資信託などの配当金のことは「分配金」と呼ばれています。
VYMの配当(分配)利回りの推移
VYMの2011年以降における年間分配利回りの推移です。
※年間配当(分配)利回り = 年間配当金(分配金) ÷ 年末株価 で計算しています
- 配当(分配)利回りは約2.5%~3.5%の間で安定して推移
VYMの配当(分配)額の推移
VYMの2011年以降における分配額の数値及び推移です。
- 配当(分配)額は全体的に右肩上がりで順調に増加傾向
VYMの増配率の推移
VYMの2012年以降における年間増配率の数値及び推移です。
- 上記データの中では年間の減配は無し
- 年度毎で変動は大きい
興味あり
利回りは高くはないけど安定してるし、しっかり増配してるね!
株価はどうかな?
では株価情報についてご紹介します
VYMの株価
ここでは、
- VYMの最新株価
- S&P500とのトータルリターンの比較
についてご紹介します。
VYMの株価
VYMの週足リアルタイムチャートです。
※チャートを操作することで表示期間等の変更も可能です。
- コロナショック前の株価を超え、最高値付近で推移
VYMとS&P500のトータルリターンの比較
VYMと、S&P500に連動するETFであるSPYとを比較しました。
VYM設定後の2007年から2024年3月末までの期間で、配当再投資込みでの比較です。
- コロナショックの下落前にSPYにやや差をつけられる(ショックの下落率はほぼ同等)
- コロナショックからの回復で差が付き、SPYとの差がやや広がる
- ’22年の下落率はVYMの方が少なく、差は縮まる
- ’23年のハイテク銘柄上昇局面ではSPYに差をつけられる
興味あり
S&P500ほどじゃないけど、配当だけじゃなくて株価も順調に伸びてるんだね。
他のETFとはどう違うのかな?
では配当金を出す主要なETFとの比較情報について紹介します
VYMと他のETFとの比較
ここでは、
- VYM・SPYD・HDVの比較
- VYM・VIGの比較
についてご紹介します。
VYM・SPYD・HDVの比較
まずは米国市場に上場する高配当株で構成される3つのETFを比較してみましょう。
ティッカー(正式名称) | VYM(バンガード・米国高配当株式ETF) | SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF) | HDV(iシェアーズ コア米国高配当株 ETF) |
運用会社 | Vanguard | STATE STREET | BLACK ROCK |
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド・イールド指数 | S&P 500 高配当 | モーニングスター配当フォーカス指数 |
構成 銘柄数 | 約557銘柄※1 | 約80銘柄※3 | 約75銘柄※3 |
ファンド純資産 | 548.2億ドル※1 | 約67.6億ドル※3 | 約102.0億ドル※3 |
配当時期 | 年4回(3/6/9/12月) | 年4回(3/6/9/12月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 111.97ドル※2 | 40.00 ドル※4 | 108.25 ドル※4 |
配当利回り | 2.97%※2 | 4.61 %※4 | 3.76 %※4 |
経費率 | 0.06% | 0.07% | 0.08% |
設定日 | 2006年11月10日 | 2015年10月21日 | 2011年3月29日 |
3つとも数十銘柄以上にしっかりと分散され、経費率も低く、優良なETFです。
ただし、3つのETFはそれぞれ特徴、強み、弱みが異なります。
3つのETFの比較について、さらに詳しい情報は以下の記事で比較しています。
VYM・VIGの比較
続いて連続増配を重視したETFであるVIGと比較してみましょう。
ティッカー(正式名称) | VIG(バンガード・米国増配株式ETF) | VYM(バンガード・米国高配当株式ETF) |
運用会社 | Vanguard | Vanguard |
ベンチマーク | S&P USディビデンド・グロワーズ・インデックス | FTSE ハイディビデンド・イールド指数 |
構成銘柄数 | 314銘柄 | 約557銘柄 |
ファンド純資産 | 742.1億ドル※1 | 548.2億ドル※3 |
配当時期 | 年4回(3/6/9/12月) | 年4回(3/6/9/12月) |
株価 | 168.47ドル※2 | 111.97ドル※4 |
配当利回り | 1.90%※2 | 2.97%※4 |
経費率 | 0.06% | 0.06% |
設定日 | 2006年4月21日 | 2006年11月10日 |
どちらも経費率は低く、数百銘柄に分散していて安定感も高いです。
VIGは「10年以上連続して増配の実績を持つ米国普通株」で構成されているのに対し、VYMは「大型株の中でも予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄」を重点的に組入れされています。
その結果、配当利回りなど、少しずつ違いが出てきています。
3つのETFの比較について、さらに詳しい情報は以下の記事で比較しています。
興味あり
どのETFもそれぞれ特徴があるね!
結局VYMはどんなメリットがあるのかな?
ではVYMのメリットに加えて、デメリットも含めて紹介します
VYMを購入するメリット
VYMを購入する主なメリットは以下です。
一つずつ紹介します。
株価の上昇も増配も両方に期待できる
VYMは配当だけではなく、値上がり益(キャピタルゲイン)も期待できるETFです。
設定来で年平均約+8%程度のトータルリターンを記録(配当再投資込み)しています。
配当金(分配金)だけでなく、株価の上昇もどちらも安定して得られる点で、非常に優良なETFです。
1つのETFで十分な分散投資が可能
VYMは500銘柄以上に広く分散投資され、SPYDやHDVと比べても多い水準です。
その為、1つのETFを持つだけで十分な分散効果があり、その結果が株価の安定性に繋がっていると考えられます。
また、設定日は2006年で歴史もあり、暴落も複数回経験したデータがある点も安心材料に繋がります。
経費率が低い
VYMの経費率は0.06%で、SPYD(0.07%)、HDV(0.08%)と比べると低く、世の中のその他のETFに対しても十分低いと言える数値です。
例えばVYMに100万円投資していれば、年間600円の経費がかかるということです。
世の中には1%を超える経費率のETFや投資信託もあるため、それと比べると今回紹介したETFはどれも経費率が低く優良な銘柄なので、どれを選んでも大きな問題はありません。
長期で高額を運用するほど、この経費率は重要な管理ポイントになります。
VYMを購入するデメリット
では逆に、VYMを購入する主なデメリットについても紹介します。
一つずつ紹介します。
S&P500と比べると、株価の上昇は劣る
メリットで株価の上昇も期待できると述べましたが、S&P500と比べると株価の上昇は劣ります。(VYMとS&P500のトータルリターンの比較はこちら)
その為、配当金ではなく純粋に株価の上昇(キャピタルゲイン)を目的として投資するなら、S&P500を構成銘柄とするSPYやVOOといったETFを選択するべきです。
SPYD、HDVと比べると配当利回りは低い
VYMは高配当ETFのSPYD、HDVと比べると利回りは相対的に低めの水準です。
おおよその配当利回りの水準として、VYMは3%前後、HDVは3%半ば〜4%程度、SPYDは4%前後程度の利回りがあります。(VYMの配当利回りの推移はこちら)
ただしVYMは株価、増配の安定感に優れています。(VYMの増配率の推移はこちら)
個別株と比べると、経費率分は損
VYMに限らず、ETFはどうしても経費はかかり、個別株と比べるとその分はロスになります。
個別株は銘柄選定、管理が大変だったり、倒産などのリスクもある為万人にはおすすめできません。
ただし、長期で増配を続ける比較的優良な銘柄もあります。
そんな連続増配銘柄は以下の記事で紹介しているので、良ければ参考にしてみてください。
興味あり
メリットだけじゃなくてデメリットもあるんだね。
私には向いてるのかな?
ではおすすめ出来る方の傾向を紹介します
VYMはこんな方におすすめ
これまで紹介した情報から、VYMがおすすめ出来るのはこんな方だと考えられます。
一つずつ紹介します。
キャピタルゲイン(株価の値上がり益)よりもインカムゲイン(配当収入)を重視する人
あなたの投資目的に対して、配当金投資が合っている、配当金投資がしたいという方は、VYMが選択肢の一つになり得ます。
前述の通り、VYMは株価の上昇ではS&P500に劣ります。(VYMとS&P500のトータルリターンの比較はこちら)
配当金が不要であれば、S&P500などの株価上昇の最大化を狙った銘柄を選定するべきです。
ただし配当金投資にもメリットがあるため、みなさんそれぞれの投資目的によって選択していく必要があります。
配当金投資のメリット・デメリットについては以下の記事で紹介しています。
個別株を分析、管理するのは面倒な人
興味あり
配当金投資がしたい!
となっても、配当金を得る手段は様々あります。
色んな個別株を探して、銘柄分析/管理を楽しめる方もいれば、それを面倒だと感じる方もいます。
ETFは個別株に比べると、やることは少ないです。
相場に応じて勝手に銘柄の組み替えもしてくれるので、個別銘柄の分析や決算のチェック等も不要だからです。
それを楽で便利だと考える方は、VYMが選択肢の一つになり得ます。
暴落時にも安心して持ち続けたい人
興味あり
ETFで配当金投資がしたい!!
となったら、やはり重要なのは株価の変動。
VYMはSPYDと比べるとコロナショック時の下落率は小さく、S&P500とほとんど差はありませんでした。
さらに、その後の上昇局面でもHDVよりも早期に回復しています。
ハイテク銘柄も含め、広く分散投資されていることが影響しているかと考えられます。
このように、ETFで配当金が欲しいけど、暴落時にも安心して持ち続けたい方に、VYMはおすすめ出来ると考えられます。
HDV、VYM、SPYDについては以下の記事で詳細比較をしていますので、良ければ参考にしてみて下さい
目先の高配当よりも、長期で安定した高い配当を受け取りたい人
興味あり
私の投資目的に合ってる!!VYMを買おうかな~
ちょっと待ってください!!最後にもう一つ確認するべきことがあります
ここまでご覧頂いて、「VYMを買ってみようかな~」と思った方は、まだ重要なポイントの確認が必要です。
それは「VYMは目先の分配金利回りがSPYD、HDVと比べると劣る」ということです。
株価、分配金の変動により日々変わりますが、分配金利回りは大体
- VYM:3%前後
- HDV:3%半ば〜4%程度
- SPYD:4%前後
程度が相場で、VYMはやや少なくなります。
ただし、VYMの増配率はHDV、SPYDと比べると高く、安定している為、目先の高配当よりも長期で安定した高い配当を受け取りたい人に、VYMをおすすめできると考えられます。
VYM、HDV、SPYDの比較は、それぞれの記事と比較記事をご覧ください。
興味あり
やっぱりVYMを買いたい!
どうやって買えばいいの?
ではVYMの買い方について紹介します
VYMの買い方
VYMを買う手順は以下の流れです。
VYMを購入する為には、まずVYMを扱っている証券口座を開設する必要があります。
また外国株なので、口座開設時に外国株式口座も同時に申し込んでおきましょう。
あとは入金、買い付け注文をするだけで簡単に購入できます。
ただし口座開設は窓口では行わず、手数料が低いネット証券がおすすめです。
VYMが購入できるおすすめのネット証券
VYMを取り扱っている中でも、おすすめのネット証券会社は、以下のとおりです。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
取引 手数料 | 約定代金の0.495% (最低0円、上限22ドル) | 約定代金の0.495% (最低0円、上限22ドル) | 約定代金の0.495% (最低0円、上限22ドル) |
為替 手数料 | 買付:0銭 売却:0銭 | 買付:0銭 売却:0銭 | 買付:0銭 売却:25銭 |
米国取扱銘柄数 | 約5,600銘柄 | 約4,900銘柄 | 約5,000銘柄 |
特定口座/ NISA口座 | 〇 対応 | 〇 対応 | 〇 対応 |
取引ツールの使いやすさ | シンプルでわかりやすい取引画面 | シンプルでわかりやすい取引画面 | 玄人好みで豊富な機能の取引画面 |
口座開設 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
3社共にVYMだけではなく、数多くの米国株を取り扱っています。
また、取引手数料には差は無く、どれも低い水準です。
さらに、為替手数料はどれも買付時は手数料0銭で、SBI証券、楽天証券は売却時も含めて0銭の設定でコストを抑えることが可能です。
ただし、マネックス証券は情報量が多く、「銘柄スカウター」という機能でしっかりと情報を確認して銘柄選定をすることが可能です。
各証券口座の比較は以下の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
本記事では、
- VYMとは何?(基本情報、構成銘柄、構成セクター)
- VYMの配当金はどのくらいもらえる?(利回り、増配率)
- VYMの株価は?(株価チャート、トータルリターンのS&P500との比較)
- VYMと他のETFはどう違うの?(SPYD、HDV、VIGとの比較)
- VYMのメリットは? デメリットは?
- VYMはどんな人におすすめ?
- VYMはどうやって買えばいい?
について解説しました。
VYMとは、米国のバンガード社が提供する高配当株ETF(上場投資信託)です。
米国の優良な株式500銘柄以上に広く分散され、長い歴史と実績を持つETFです。
また3%前後程度の配当利回りがあり、’20年のコロナショックでも増配を維持し、SPYD、HDVに対しいち早く株価を回復するなど、安定感の高さがVYMの特徴です。
株価もコロナショックの回復ではS&P500に差をつけられましたが、’22年の下落局面では安定感を見せています。
個別株とは異なり、手間をかけず安心して、目先の高配当よりも長期で安定した配当を受け取りたい投資家にとって、非常に魅力的な投資対象の候補になります
皆さんの投資目的に合った銘柄選定に、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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